【留学生レポート】セントラル・スクール・オブ・バレエ2年 中川環さんより

9月に新2年生となった、CSB(セントラル・スクール・オブ・バレエ)の中川環さんが2023年9月7日の出発前にウェルズに送ってくださったメッセージをご紹介します。


今日は、いよいよ日本を出発します。
ロンドンへ行く準備をしながら、一年生の時のことを振り返り、少し感想文のようなものを書いてみました。

レゲットさんが書いてみませんか?と夏休みの初めにおっしゃたレポートになっているかは分かりませんが、提出します。

新学年、ワクワクします。

行ってきます。

環より

一年間はあっと言う間

一年間を振り返って思うことは、とにかく緊張したということです。

それは、1人での生活、英語での生活、バレエ学校での生活、何もかも、全てが初めてのことだらけだったからです。

そして、やはり英語の壁が厚かったと感じます。学校ではとにかく緊張しました。

最初は、みんなの話す英語についていけなくて、先生達のお話も、授業の内容も理解するのに時間がかかりました。特に同世代の英語は難しかったです。

セントラルでは、日本では習わなかったコンテ、スパニッシュ、パドドゥ、即興、振付、これらのクラスは全部が初めての学びだったので、授業についていくのが精一杯でしんどいこともありました。

特に、振付のクラスでは、イギリス人の学生との今まで育ってきた環境や文化の違いを痛感しました。周りのクラスメイトは、音楽が鳴っただけで、勝手に身体が動き出して、ほんの何気ない仕草、それ自体が振付のように見えたからです。

でも、これらのクラスを受けていると、「私は今、ロンドンのバレエ学校、セントラルの生徒として多くのことを学んでいる」という充足感がありました。

スプリングタームから、一人暮らしにも、学校生活にも慣れてきたと感じるようになり、ハーフタームには、ロンドンを散策したり、美術館に行ってみたり、休みの過ごし方も少しずつ活動的になりました。

3月には大きなアセスメントがあり、とても緊張したけど、いつも以上に真剣にバレエに向き合う貴重な時間だったと思います。

そして、気付けば、すぐに夏のパフォーマンスのリハーサルが始まりました。

学校のみんなとも少しずつ仲良くなって、会話も増えてきたように思いました。

リハーサルでは、自分の踊りだけでなく、周りの人の踊り方も研究できて、とても勉強になりました。

また、リハーサルに臨む姿勢、プロのダンサーに求められる大切なことを教えられた楽しいリハーサルでした。

一年生を振り返って特に印象に残っていることは?と聞かれたら、なんと答えようかと悩みます。どのシーンを思い出しても、全てが良い経験だったからです。

いつも、ガーディアンさんにサポートして頂き、セントラルの先生方の指導から愛情を感じます。

多くの方に、たくさん見守って頂いているおかげで、私は自分のやるべきことに集中して一生懸命になれました。ありがとうございます。

私は、留学一年目では、緊張しすぎて必死な毎日だったけど、自分自身が、自立への第一歩を踏み出したと思います。

だから、二年目は、何事に対しても、より積極的に、一年生の時よりも、もう少し自信をもって、堂々と過ごすことを目指したいと思います。

これからも、よろしくお願いします。

2023年9月7日

中川 環


1年目は、自立への第一歩を踏み出した とご本人の感想にもあるように
考え方も、取り組みも、そしてバレエやダンス全般の学びについてもより深まり
プロフェッショナルダンサーになる準備が進んでいる様子がわかります。

ダンサーから観客に伝わる、豊かな感性や表現のキラキラしたかけらをたくさん持っている環さん。
その才能をさらに伸ばして欲しいと願っています。

セントラル・スクール・オブ・バレエ 2023年日本オーディション兼講習会
2023年11月18-19日(東京)
11月21日(大阪)
で開催します。

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