夏休みも終え、ブログ上でもサマースクール報告が続いています。今年もたくさんの学生さんの充実した表情を見ることができています。
The Wellsでは、そんな「サマースクール参加」「海外バレエ留学」が夢の学生さんや保護者の方、または既に進路の一つとして真剣に検討している学生さんたちから、日々さまざまなお問い合わせをいただいております。
今回はそんなお問い合わせ内容から、バレエ海外留学や講習会についてよくいただくものを取り上げてみます。
注目の集まる海外バレエ留学や講習会ですが、よくわからなかったり不安に感じたりすることも多いと思います。そんな中、The Wellsに寄せられる講習会についての質問で一番多いのが
1. うちの子が海外の先生のバレエ講習会に出てもレベル的に大丈夫でしょうか?
というものです。
私たちはお教室の先生ではないので、お答えが難しいところです。その都度、レッスン年数やポワント経験の有無、週に何回レッスンしているか等をお伺いしてきましたが、これまでの経験上、一番肝心なことは「本人が学びたい意欲を持っているか」ということです。
The Wellsでは、オーディションもすべて講習会形式で行っております。バレエ学校で実際に教えている先生がレッスンの中で生徒さんを見ると大体のことが分かるそうです。そして、複数日にわたって行われる講習会では、指導された内容を理解し実践しているか、その意識や努力を生徒の可能性として判断されることもよくあるのです。
そのため、何かを得たいと思って真剣に参加している生徒さんはおのずから取り組み方が違ってきます。
ですので、お尋ねいただいた場合は、今のレベルがどこにあろうとも(お教室の指導方針もあるので、なかなか低年齢の場合は特に難しいのですが)、まずはご本人に「受講して何かを得たいお気持ち」があるかどうかで判断をしていただければ とお答えしています。
(ですが、ちょっと面白そうだったので受けてみたんです・・・という生徒さんも実は多かったりします。もちろん大・大歓迎です!)
次に多いのが
2. バレエ海外留学はどれくらい費用がかかるのでしょうか
これは行き先の国、学校によってさまざまです。
フルスカラシップでお小遣いや保険やビザの取得費用等の諸経費と渡航費用だけ負担すれば授業料や食費や寮費もゼロなところから、何から何まですべてご家庭が負担するところなどの違いがあります。行先の国の外貨レートも違いますし物価も違いますので一口には言えないところです。
※2015年の夏には1ポンド200円前後だったものが2016年夏は135円でした。その点を考えても、大きくご家庭の負担は変わってきます。
The Wellsでご案内しているイギリスのバレエ学校に関していえば、基本的に1年ではなく3年間行くことを考えて予算を立ててください。と申し上げています。
イギリスではバレエ学校も「教育機関」として、しっかりとした職業教育をする場所とみなされており、そのための年数が定められているからです。
そのあたりの予算や経費についても大事なところなので、講習会などに併設して行っている保護者のための留学説明会でお話をしています。詳しい予定はバレエ講習会・イベント情報ページでご確認ください。
3. バレエオーディションで合格する人数を教えてください
これも学校によって様々です。特に本校バレエ留学はビザの関係で外国人の人数が決まっていると説明のある場合もありますし、その学校の募集人員自体が年度によって変わることもあるからです。
※The Wellsでは過去の実績として私たちが開催したバレエ講習会&オーディションの部分に限っては、合格者数を掲載をしております。
4. イギリスでの生活は危険ですか?
これもお答えになかなか苦労する部分です。
世界に類を見ない安全な国の日本からすれば、世界中どこも危ない国になるでしょう。
おそらく、日本で生活している感覚と同じでは暮らせません。海外にいる場合の生活上の注意を、しっかりと自覚することが何よりも大事です。
個々人の判断による部分ではありますが、外務省の海外安全ホームページ等を読んでご家族で判断していただくのも必要なことかと思います。
The Wellsでは、現地在住の経験豊かな日本人女性をガーディアンとして契約し、バレエ留学中の学生さんたちが安心して生活を送るために必要なサポートをしています。
イギリスのバレエ・ダンス学校の学校情報・留学・サマースクール情報などについては、学校情報ページで随時更新しております。ご参照ください。
学校情報一覧
追記 : The Wellsのバレエ留学オーディションは講習会形式です
講習会形式のため、いつものレッスンを受ける感覚で参加できます。その中で評価を受けることで、あらためて自分の可能性を確認できるかもしれません。
一方、いつもお教室で先生方がご指導されているのと同じことであっても、普段と違う環境、違う先生から聞く言葉は、新たな発見として「わかる」感覚があると、多くの参加者の方の感想からも聞かれます。
とはいえ、進路を決めなくてはいけない時期で、いきなり「オーディション」本番では不安な方は、10月に開催するダイアン・ヴァン・スクーア先生による
海外バレエ学校留学オーディション合格のための講習会 オーディション・インサイトにぜひご参加ください。
世界中のバレエスクールの教育プログラムを監修している、ダイアン・ヴァン・スクーア先生の指導を東京で受講できます。オーディションの評価ポイントや自分の個性の活かし方などを、審査官経験も豊富なダイアン先生から直接伝授していただく貴重な機会です。
★11月開催のセントラル・スクール・オブ・バレエ講習会のサマースクールのオーディション審査は、学校のご厚意により無料となっています。本国さながらの講習を経験し、自分の可能性を試すチャンスです!