エルムハースト・バレエ・スクール/Elmhurst Ballet School

学校の歴史と概要

英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団附属「エルムハースト・スクール・フォー・ダンス」は、2016年秋、新たに「エルムハースト・バレエ・スクール」と名称を改めた。

オリジナルの創立は1920年代にさかのぼる、イギリスでも最も歴史あるダンス学校のひとつ。バーミンガムの広大な敷地に校舎を移したのが2004年のことであるが、2012年に元バーミンガム・ロイヤル・バレエ団プリンパルのロバート・パーカー氏が芸術監督に就任してからは、同バレエ団の附属バレエ学校という特徴を強く打ち出している。

教育内容はバレエ、コンテンポラリー、ジャズ、音楽ほか、現代のダンス・カンパニーが必要とする多様性のあるダンサーを育てることに力を入れている。在学中には、RAD、チェケッティなどのバレエ資格を積極的に指導し、世界に通用するグレードを取得することができる。チェケッティ国際コンクール、ジェネ国際コンクール、ローザンヌ国際コンクール、YAGPなどへの参加も積極的に進めている。

敷地内には劇場を併設した素晴らしい校舎の他、寮、そして素晴らしい食事を提供する食堂、看護師の常駐する医務室、トレーニングルーム等、生徒たちが安全な環境でトレーニングに専念できる設備が整っている。

エルムハースト・バレエ・スクールのここがおすすめ

  • 学生寮を完備して、ロウアースクール全員、アッパースクール1~2年生の留学生活を全面サポート。3年生では自立を促すために、近くのアパートを借りて生活する
  • 17歳以下の場合、ビザ取得に英語の資格が不要(2023年9月現在)
  • 海外の生徒は15歳からアッパースクールへ入学できる(エルムハースト校ではロウアースクールの最終学年である11年生には編入できません)
  • イギリス人以外のアッパースクールオーディション対象年齢は入学時点(9月1日)に満15歳から満17歳まで
  • 英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団附属校として、多くの面でバレエ団と関わることが多く、現役ダンサーや芸術監督が指導に来たり、最終学年では舞台に出ることもある
  • 2018年よりロイヤル・バレエ団常任振付家ウェイン・マクレガーをVice Presidentとして迎えており、カンパニー・マクレガー作品にも果敢に挑戦できる
  • 3年生による「エルムハースト・バレエ・カンパニー(EBC)」の公演あり
  • ゲスト講師や著名振付家による作品制作など、外部と接触する機会を積極的に取り入れ、生徒のプロ意識を高めていく
  • RAD、チェケッティといった英国のバレエ・メソッドを特別追加授業として学び、資格取得が可能なため、卒業後、また現役引退後のキャリアの選択肢が増える
  • キャリアのための英国内、また国際コンクールへの出場も積極的に進めている(校内選抜あり)

投稿記事と動画

現地の先生方をゲストにお招きしたThe Wellsオンラインプログラム内容を動画でご覧いただけます。

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エルムハースト・バレエ・スクール 留学生たちの声

学校情報

所在地(国・都市)

イギリス・バーミンガム

入学年齢

ロウアースクール 11〜15才 (2024年8月31日時点で11歳~15歳)
アッパースクール 16~17才 (2024年8月31日時点で16歳~17歳)

※日本人留学生の場合、年齢と入学学年はリンクしません。15歳の場合はアッパースクールへの入学となります。14歳はロウアースクールです。
※学校側に直接出願した場合、ロウアーは2024年8月31日時点で11歳から受験可能ですが、The Wellsでは小学生の長期サポートは対象外のため、日本オーディションの対象は12歳以上と設定しています。

注意

2021年9月入学の留学生より、学校卒業時の年齢が19歳に引き下げられました。 これは学生ビザ(最短2年間)を必要とする留学生のみが対象となるため、本校ウェブサイトでの受験対象年齢とは異なります。日本からの留学生は最終学年のみ(1年間)の入学はできません。

生徒数

ロウアースクール 約120名(5学年)/ アッパースクール 約70名(3学年)

コース期間(標準)

ロウア―スクール 5年間 / アッパースクール 3年間

授業内容・科目

クラシック・バレエ、コンテンポラリー・ダンス、ジャズ、スパニッシュ・ダンス、キャラクター、ミュージカル・シアター、ボディ・コンディショニング、舞踊学、解剖学、振付、音楽他(ロウアースクールは英国中学卒業試験GCSEの対象科目、アッパースクールは英国高校資格であるAレベルも履修 ※日本人留学生は必須ではありません)

舞台経験

英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団作品への出演

卒業生の進路

バーミンガム・ロイヤル・バレエ/ノーザン・バレエ/シアタードルトムント・バレエなど
(2023年:バルセロナバレエ、エルムハースト卒業生プログラム、ノーザンバレエ卒業生プログラム、イスラエルバレエ、 ヨーロッパバレエスクール、バレット ディ ミラノ、ズフィンマルタ国立ダンスカンパニー、アルバータ・バレエ、バーミンガム・ロイヤル・バレエ、ロイヤル カリビアン クルーズ ほか )

卒業後の資格

GCSE Diploma Level 6(基礎学位と同等レベル)

留学生の授業料(2023/2024) (※2023/10/17更新)

学期毎の分割払い ロウアースクール:£26,538(寮費込) アッパースクール:£28,608 (寮費込)

その他費用

学校用団体保険・保証金・ユニフォーム・シューズ代・課外授業費など 初年次のみ入学金(£8,000)
英語のサポートを必要とする留学生はEALレッスン料金(1学期あたり£525)
MDS以外の学生は学校のYoung Performers’ Health Trust の会員費(1学期あたり £290 )

学生寮・滞在先

ロウア―スクール 学校付属寮完備 アッパースクール 1~2年生まで学校付属寮完備(但し3年生も前年度卒業生の住居を引き継ぐことが多い)

学生ビザ

Child student visa
*入学時18才未満、卒業時19歳であること、2年以上の在学が必須 英語資格は不要

本校(長期)留学情報

日本オーディション

現地オーディション

2024年入学に関する詳細はまだ未発表です。

短期留学情報

(2024年1月16日更新)

サマースクール(11歳~19歳)

日程:


<シニアサマースクール> 14~19歳:2024年8月19日月曜日 –  8月24日土曜日 (8月18日午後に現地到着) 6日間
<ジュニアサマースクール>11~13歳:2024年 8月28日水曜日 –  8月30日金曜日 (8月27日午後に現地到着 ) 3日間
→ 一定期間、誤表記がございました。正しくはこちらになります。

参加費:

シニアサマースクール £745(寮生)
ジュニアサマースクール £465(寮生)

受験方法

The Wellsの出願サポートをご利用下さい。学校サイトより申し込みも可能です。

締め切り:

2024年2月11日

The Wells 公式日本オーディション参加者にはサマースクールスカラシップの授与、および講習会参加者用サマースクール出願サポートの特典あり

サマースク―ル

エルムハースト・バレエ・スクールのサマースクールでは、学校附属の学生寮を利用した全寮生活体験ができます。寮がある学校を第一志望という声をよくお聞きします。食事をはじめとした生活面が共同生活で保障されていることは気になる条件です。また、世界中に生涯の友ができるというのも寮生活ならでは。サマースク―ルという短期間ではありますが、エルムハーストのサマースクールなら全寮生活もあわせて体験できます。The Wellsでは空港送迎やロンドン市内への現地ツアーなどを含めたサマースク―ルツアーを開催しています。詳しくはお問合せください。

例年、バーミンガム・ロイヤル・バレエ団のダンサーがサマースクールのレッスンに参加。現役ダンサーと踊れるクラスは大好評です。

留学生・卒業生へのQ&A

(アンケートより)

エルムハースト校を知ったきっかけとオーディション方法

日本でエルムハーストとの交流公演がありそれに出演した時に本校を知りました。私の場合、バーとセンタープラクティスのビデオといくつか決められたポーズ写真を学校に送り、その後現地のファイナルオーディションを受けに行きました。

エルムハースト校に入学しようと思った理由

入学する前に行ったサマースクールをきっかけにオーディションを受けようと思いました。施設が綺麗で踊れる環境が整っていたのとBRBの付属校なので身近にダンサー達を見れると思ったからです。

入学してみて、驚いたことや感動したこと

担任の先生が元ロイヤルやBRBのダンサーだったり教師陣がすごいことです。

寮生活について:気に入っているところやお勧め点

1.2年生のときは学校の寮に住んでいました。学校から歩いて5分くらいのところにあります。だいたい2人部屋ですが1人部屋も少しあります。Wi-Fiも付いていて近くに大きなスーパーもあるので便利です。ただ、いつもお菓子やパンが置いてあるのと寮母さんがたまにクッキーやケーキ(すごく甘くて美味しい)をつくってくれるので気をつけなければいけません。笑

学校生活について:一日の生活を教えてください(2年生と3年生)

午前中にバレエのクラスが2時間あり、午後にパドドゥ、ポイント、ソロ、ジャズ、フラメンコ、振り付けのクラスなどがあります。その他にアカデミックのクラスがあります。私は海外留学生のための英語だけを取っていたので他のクラスメイトが数学などやっている間は日本の通信高校を進めていました。 休日の過ごし方について 学校にも行けるのでたまにジムに行ったり自習をします。友達とバスで駅の方に行ったりもしています。駅にはチャイナタウンや大きなショッピングセンターがあるので楽しいです。もちろん一日中寝てる時もあります。