エルムハースト・バレエ・スクール学校公演:サマー・ヴァリエーションズ(ロウアー・スクールの巻)

車窓には、のどかなイギリスの田園風景が続きます。

ロンドンから北西へ特急電車で約1時間半

イギリス第2の都市バーミンガムにある、エルムハースト・バレエ・スクールの学校公演を拝見してきました。

7年生から13年生までは、寮が完備され、美味しい食事が提供されます。

バーミンガム・ロイヤル・バレエ団の附属校として、11歳から始まる4年間のロウアースクールと、3年間のアッパースクールで、ダンスの専門教育を行っています。

特徴はズバリ、多様性。

そんな特色が顕著に表れた豊富な内容の学校公演は、

バレエ7作品
コンテンポラリー・ダンス4作品
ジャズ3作品
フラメンコ4作品
キャラクター・ダンス1作品

そしてイギリス・バレエのエレガンスがいっぱい詰まった、
フレデリック・アシュトン振付「エクスプロージョン・ポルカ」は
30年振りに再演された貴重な演目です。

プログラムの最後に3年生が踊ったのは
バーミンガム・ロイヤル・バレエ団芸術監督
ディビッド・ビントレー氏の新作
「コミック・カット」

まるで彼の「ペンギン・カフェ」を見ているような
オムニバスの楽しい楽しい作品です。

作品も若くてチャーミングな学生さんたちの個性を上手く引き出した
素敵な作品です。

が、ビントレー氏に振り付けてもらったという事実だけでも
もう、履歴書に花丸が付くくらい嬉しいことでしょう!

ロウアースクールのマチネと、
アッパースクールのイブニング
両方を見せていただきました。

シング、シング、シングの曲に合わせて軽快なジャズを披露

ロウアースクールで印象的だったのは、前半の言わばショータイム(!)で
ジャズやキャラクター・ダンスを踊る姿

日本で言えば中学生ですが、
この年から既に「エンターテイメント」という言葉をよく理解していて、
見に来たお客様に楽しんでいただこう!という気持ちが全面に出ていたことでした。

「発表会」ではなくて、「公演」という言葉がぴったりのプロフェッショナリズムですから、後半の「バレエ」ディベルティスマンが、ほぼ基礎レッスン内容を振付にまとめたものであるにも関わらず、そのエンターテイメント性を保持していたことに驚きました。

ディビッド・ヤオ先生、デニス・ホワイトマン先生、ローラ・グリーン先生、アンドレア・トレデニック先生

ウェルズの講習会でもお馴染みの先生方のお名前をバレエの振付に拝見して、
先生方の丁寧なご指導ぶりを思い出しては、なんだかじーんとしていたウェルズでした。

次回はアッパースクールの様子をご報告しますね。

エルムハースト・バレエ・スクールへのご入学を希望の方。
コンクールなどに出場しなくても、オーディションを受験して入学許可をいただくことができます。受験ご希望の方は、ぜひウェルズのオーディション・サポートへご相談ください。

(2017年7月12日@エルムハースト・バレエ・スクール内劇場にて)

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