2024サマースクールレポート【ロイヤル・バレエ・スクール編】&ガーディアンだより

いつもはInstagramやfacebookでおなじみの ガーディアンだより。

ガーディアンリーダーのKさんから届いた サマースクール特別編 ということで今回は ロイヤル・バレエ・スクール サマーインテンシヴ(シニア)のガーディアンレポート をお届けします。


こんにちは、今回はブログで、英国からの【ガーディアン便り】をお伝えします。

今年の夏は、私がここ2年間担当してきた、エルムハースト・バレエ・スクール生の安藤理紗さん(早くも次は最終学年)が、ロイヤルバレエスクールのサマーインテンシヴ・3週間コースにめでたく合格なさったので、夏休み期間中も、引き続きサポートを続けました。(スタッフ追記:夏休み中のThe Wells写真撮影会にて撮影したお写真での応募です)

最終日の参観日を迎え、レッスンの様子も観ることができましたので、早速ご報告します!

●期間中は我が家からロイヤルバレエスクールへ通学

理紗さんの場合は、3週間の期間中、我が家から通学しました。
(スタッフ注:RBSのサマーは寮または通学が選べます。理紗さんはKさん宅にホームステイをしての通学をチョイスされました)

朝ごはんを家で食べて出発!

通学生の理紗さん、お昼はロイヤルオペラハウスにて昼食(期間中は、学校よりランチの食券を貰えていました。寮生として滞在する場合は、昼・夜の食券もでるそうです)

そして、レッスンを終えて帰宅し、家族で晩ご飯、という、健康的で規則的な毎日を過ごされました。

因みに、ランチの場所は、関係者のみのプライベートな空間で、ロイヤルバレエやオペラの団員さんも利用する、ということです。バレエの団員さんたちは夏休みでお留守だったので、残念ながら会えなかったそうですが、それでも貴重な体験をなさってます!

我が家では、帰宅した理紗さんに、1日の様子を聞きながら、一緒に夕食を食べるのが日課だった3週間。

レッスンの内容や、周りの生徒はどんな国から来ているのか、など、いつも楽しくお話してくれました。

とにかく毎日が過ぎるのが早い、と言う言葉が印象的でした。

理紗さんのような、現役バレエスクール生で毎日鍛えてきた生徒ですら、時々筋肉痛だ、と訴えていたほど、充実していたようです(笑)。

●クラス参観日

理紗さんは1週間に5日間、3週間で計15回のレッスンをこなされました。(土日はお休みです。

1日は4クラス。

  • バレエクラス(毎日必ず)
  • レパートリー
  • ソロ(バリエーションの練習)
  • パ・ド・ドゥ
  • ステージクラフト(マイムをを含むお芝居の練習)
  • キャラクターダンス
  • コンテンポラリー
  • ニュークリエーション(自分たちで振り付けを考える)
  • ピラティス

といった、様々なクラスがあったそうです。

パ・ド・ドゥは、エリコ・モンテス先生(振付家・元ロイヤルバレエ団ファーストアーティスト)に、シンデレラや不思議の国のアリスのコールド(トランプの役!)を、ディアドラ・チャップマン先生(Repetiteur・元ロイヤルバレエ団ファーストソリスト)に教わった、と言っていました。教えに来て下さる先生は、いずれも第一線でご活躍なさっている方で素晴らしいです!

最終日は、
①バレエクラス(9:30-11:00)
②レパートリー・ソロ(11:15-12:00)
のタイムテーブルでした。

見学については、生徒1名につき、保護者あるいはガーディアンが1名、見学可能。
(という条件でしたが、学校に事前に問い合わせをしたところ、子どもは連れてきて良いと快諾して頂けたので、当日は理紗さん、娘、私の3人で登校しました。)

理紗さんにとっても、いつも「オフの姿」しか”妹”に見せてこなかったので
レッスンの姿を観てもらえることが嬉しそうでした。

理紗さんは一足お先にスタジオへ。

保護者は30分後に受付開始され、参観するスタジオをタイムテーブルで確認、入室しました。

椅子が一列に並べられていて、その真ん中を陣取って、ウォームアップする生徒たちの様子を見守りながら、開始を待ちました。

ピアニストも到着して、さぁ、いよいよです。

時間になって、先生が到着されました。

最終週の先生は、タラ=ブリジット・バフナニ先生・ロイヤルバレエ団ゲストアーティスト)です。

美しいピアノの生演奏が響く中、タラ先生が広いスタジオを歩いて、細かく指導をして下さいます。

1時間半の長きにわたるバレエクラスでしたが、娘も「知っている動きがある!」と、興味を持って見守ってくれたので、ホッとしました。

そして休憩を挟んで、レパートリーとソロのクラスへ。

レパートリーは、コールド・リラの妖精たち(眠れる森の美女)

ソロは、オーロラ姫のバリエーション・3幕(眠れる森の美女)

でした。この2つとも、タラ先生が最終週に教えて下さったそうです。

ソロでのエレガントな先生の指導に、座って見ている私も、ついフワッと手が上がっていきそうになりました。

まだ若い皆さんですが、それぞれ、オーロラ姫の幸せ一杯な気持ちを表現していたように思います。

最後は、残った時間を使って、取り組んでいたカラボスのマイムの一部を見せて頂き、修了証書授与となりました。

●みんなにお勧めしたい!

もともと理紗さんは、夏休みが始まったら、短期講習を終えて直ぐに日本に一時帰国、という気持ちでいたようですが、サマーに合格したので、検討した結果、3週間残って頑張ることを決めました。

「3週間は長いと思ったけど、あっという間だったし、残ってロイヤルバレエスクールでトレーニングして本当に良かった、みんなにお勧めしたいです!!」という言葉を頂きました。

3週間という、長いレッスン期間があったからこそ、様々なジャンルのダンスにじっくり取り組めたようです。この調子なら5週間もあっという間だったかも知れません!

そんな様子を近くで見守ることができて、ガーディアンとしても嬉しかったです。

※以前ウェルズでもサマースクール等のサポートなどでご縁のあった、小林りりあさんが、理紗さんと同じクラスに在籍していました。参観日にお目にかかるのを楽しみにしていたので、嬉しかったです!

理紗さんにとって、りりあさんは同じ日本人同士で、心強い仲間だったようです。

3週間の間にすっかり打ち解けて、昔からの友人のような2人の様子でした。

2人とも、この経験を活かして、これからどんどん伸びて行きますように!応援しています。


Kさん、愛にあふれたレポートをありがとうございます。家族皆さんでサポート生たちを見守ってくださっているThe Wellsの契約ガーディアンの皆さんは、英国生活のプロフェッショナルとしてとても心強く頼もしい存在です。
現地のガーディアンそれぞれに見守られながら、今年もたくさんの留学生がそれぞれの留学を実現しています。

卒業後は海外でも一人で生活できるようになるサポートがモットーのThe Wellsのガーディアン。サポート終了後も「イギリスの親戚」として親交があると聞くと嬉しくなります。

実は、私たちの仕事は目に見えない部分が9割なのですが、一人でも多くの皆さんの夢をサポートできますようにとスタッフ一同いつも願っています。

英国バレエ&留学情報

The Wellsの最新情報はメールまたは公式LINEでお届けしています。InstagramやFacebookでは現地バレエ学校情報や留学生たちの活躍などもお届けします。

The Wells 公式LINE

友だち追加

※ご希望の方は友だち追加をお願いします。


Instagram
Facebook