【学校公演レポ】ロンドン・ヴォケーショナル・バレエ・スクール(LVBS)@リリアン・ベイリス劇場(サドラーズウェルズ小劇場)

2024年、新たにウェルズの紹介する学校に加わった「ロンドン・ヴォケーショナル・バレエ・スクール(通称LVBS)」の学校公演に、はじめて行ってきました。

LVBSは、ロンドン西部にあるロウアースクールだけのフルタイムのバレエ学校です。
イギリスの学年で6年生から11年生、年齢は10才から16才から成る在校生は約50名。
小規模でありながら、優秀な教師陣を迎えて、とても充実したカリキュラムを提供することで評価の高い学校です。
ウェルズの学校ガイドはこちらから

会場はサドラーズ・ウェルズ劇場の小劇場。緑が眩しいロンドンの街並みに心も弾みます♪

以前、学校を訪問した時には、10年生の試験の様子を見せていただきましたが、
皆さん、とても丁寧に教育されている様子が短時間でも見る事ができたので、
公演をとても楽しみにしていました。

公演のテーマは「ルネッサンス」
2023年は学校にとって、まさに生まれ変わる年、新時代の幕開けでした。
広々としたスタジオを整え、設備を一新。
新し校長を迎えて、更に飛躍する年になりました。

幕開けは「Awakening(目覚め)」
6,7年生(10才~11才)が舞台に走り出た時の印象は、
ロイヤル・バレエ・スクールのホワイト・ロッジと同レベル
この年齢でのしっかりと伸びた膝、背中から首にかけた真っすぐのラインは、
個々の才能と努力はもちろん、
フルタイム教育で丁寧にトレーニングされなければ成し得ない美しさです。

一緒に踊るのは、最高学年の11年生
12名中、8名が9月からイングリッシュ・ナショナル・バレエ・スクールへ入学します。
それだけで、皆さんにはそのレベルの高さがお分かりになるでしょう。
作品の振付は校長のGavin McCraig
プログラム後半の「Where We Go」とともに、
生徒たちの良さを存分に引き出し、
イギリスバレエの優雅さを伝える彼の振付の才が際立つ作品でした。

次の作品は、2008年にLVBSの前身「Young Dancers Academy」の創設者である
Anna du Boissonの作品「Slavonic Dances」を10年生が踊りました。
こちらも学校の丁寧な指導が光る作品。
毎回きちんと「5番」に戻る、ということは、15歳の生徒たちにとって、とても難しい事ですが、
どの生徒も自然に美しく揃っていて、来年の飛躍が楽しみな学年です。

ピアニスト/作曲家のJames Golborn氏と筆者

「Grace」はウェルズのサマースクール以来の友人ピアニストJames Golbornが作曲を手掛けた作品。
彼は現在、ロイヤル・バレエ団で伴奏するとともに、学校の専属ピアニストのひとりとして、
日頃からレッスンで弾いています。
彼のピアノは一日中聴いていたくなるような美しい音色だけれど、
作曲の才能もまた、素晴らしいということを発見♪
Gracefulな音楽に、Gracefulな振付でした💛

その後は、テイラー・スウィフトの音楽に乗せたJazzyでHipHoppyな「The Phoenix Rising」、物語を伝える「A Frosty Fable」の他、ネオクラシックな作品群など、若いダンサーたちが身に付けた豊富なダンス言語を1時間でたっぷり味わうことができました。

日本で言えば、小学4年生から中学3年生までの6年間のフルタイムバレエ教育ですが、
早くから本場に留学して英語の力も養いたい、将来イギリスのバレエ学校で、イギリスのバレエを学びたい、と考える若い生徒さんやその保護者には、一考の価値のある学校だと再認識しました。

少しでも興味を持った方、ぜひウェルズへご相談ください!
LVBSの学校案内(日本語)は、こちらから。

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