2022年5月15日(日)ロンドンにて、
ウクライナ戦争の影響を受けた若者を支援するために、
英国のトップダンススクール6校の生徒たちとサドラーズ・ウェルズ劇場が共に協力し、
特別なチャリティーガラ公演「Unite for Ukrina(ウクライナのために結束しよう!)」が開催されました。
協力校は、セントラル、イングリッシュ、エルムハースト、ノーザン、ランベール、ロイヤルの6校です。
発起人とリーダーはイングリッシュ・ナショナル・バレエ・スクールの芸術監督であるヴィヴィアナ・デュランテ氏。
コロナ禍の共同プロジェクトなど、いつもながらに彼女の行動力には感激します。
プログラムは多岐にわたり、クラシックやコンテンポラリーの作品が上演されました。
また、ウクライナのバリトン歌手であり、ロイヤル・オペラの首席奏者であるユーリイ・ユルチュク氏が特別ゲストとして出演しました。
6校の生徒や指導者、そして作品の振付家は、時間と作品を無償で提供し、
サドラーズウェルズは、劇場を提供しました。
日曜日で他の公演がない日とは言え、
さすがチャリティー大国イギリスならではですね!
そしてこのガラの収益金は、Disasters Emergency Committee Ukraine Humanitarian Appealに直接寄付されると、
しっかり明記されています。
(今、世界中で様々なウクライナ支援がありますが、
集まった寄付をどこに、いくら寄付されるのかが不明なまま、
終わってしまうプロジェクトもあるのは残念です)
参加した留学生からも感想が寄せられています。
以前一度、学校のシアターでも踊った作品ですが、サドラーズウェルズ劇場の舞台の広さに圧倒され緊張しました。ですが、とっても贅沢な経験になりました!他校の生徒さんのリハーサルも少し見ることが出来、凄く刺激がありました。
上演作品
Central School of Ballet
Bolero
Choreographer: Sherrill Wexler
Excerpt from Twice Removed
Choreographer: Ashley Page
Elmhurst Ballet School
Four Scottish Dances
Choreographer: Sir David Bintley
Being
Choreographer: Peter Leung
English National Ballet School
Sleeping Beauty Pas de Deux
Choreographer: Sir Kenneth McMillan
Dead Game of Time
Choreographer: Lana Klemen
Excerpt from Grace and Gravity
Choreographer: Andrew McNicol
Northern Ballet School
Sonata
Choreographer: Joanne Pirrie inspired by Sir Robert Cohan
Mantle
Choreographer: Ryan Upton
Rise
Choreographer: Sarah Dickinson, Ryan Upton
Rambert School of Ballet and Contemporary Dance
Being
Choreographer – Darren Ellis
The Royal Ballet School
Swan Lake Pas de Douze
Choreographer: Marius Petipa and Lev Ivanov with additional choreography by Frederick Ashton
Franz’s solo from Coppélia Act lll
Choreographer: Ninette De Valois for The Royal Ballet
Fremd
Choreographer: Jack Easton
The Bridesmaid solo from Don Quixote
Choreographer: Marius Petipa