【リー・スマイクルとショーディッチ・ユース・ダンス(SYD)による、英国コンテンポラリー&創作ダンスコース、インテンシブ・コース】
2015年8月17日から23日まで、The Wells待望の英国コンテンポラリー・ダンス講習会が開催されました。
【浦安市・文化会館 はじめてのコンテンポラリー・ダンス】
前半は千葉県浦安市文化会館の小ホールを貸し切り、「ダンスで心を伝えるワークショップ!」を目標に、コンテンポラリー・ダンスに触れたことのない小中学生向けに、ユースプログラムを実施。最終日にはお客様にご覧いただく成果発表会も行われました。
最初は、はにかんでいた小学生グループも、リー・スマイクルの元気なかけ声に引き込まれ、スタジオ使用の舞台をところ狭しと、駆け回ります。中学生グループは、ひとりひとりがしっかりと自分に向き合い、同時に相手を思いやりながら、3日間で次々と新しいムーブメントを創り出していくまでに上達しました。
リー・スマイクルのポジティブさは、生徒さんにとって、自由に創作するための励ましであり、安心でもあることが良く分かる3日間でした。
SYDの2名のダンサーは休むことを知らずに、とにかく全力でバックアップ!きっと「こんな風に踊りたい!」と思った生徒さんも多かったことでしょう。
【新宿村 インテンシヴ・コース】
打って変わって後半22日と23日は、ダンス経験者のための2日間のインテンシヴ・コースでした。年齢、性別、経験と本当に様々な方にお集まりいただき、主催者としても大変嬉しい幕開けでした。
前半から続けて伴奏してくださったのは、国立音楽大学1年生在学中の小山大凱(こやまたいが)くん。SYDのダンサーたちとも同い年なので、初日から意気投合。もちろんセッションも盛り上がります。ライブ音楽を伴奏に踊る喜びや素晴らしさは、実際にやってみなければ分かりません!ロンドンのダンス学校では、常にライブ音楽が伴奏で授業が進められていくので、本当にうらやましい限りです。
創作・振付のクラスでは、ダンス経験のレベルに関わらず、それぞれが心と身体の赴くままにインプロしたり、リー・スマイクルからタスクをもらい、それをムーブメントに代えたりという作業が続きました。目をつぶったままパートナーの肩を持って歩く練習では、身体全体の感覚を磨くことができ、また激しいフロアーワークでは全身筋肉痛になったりと、自分の身体や五感とじっくり向き合う時間になったと思います。最後には皆さん、大満足していただき、「来年もぜひ!」、「今度はもっと長い期間で!」という感想や要望をいただいて、無事に終了しました。
*おまけのクラス。
実は2日間のインテンシブ・コースには6名の方々がキャンセル待ちをしていただいていましたが、コース参加は叶いませんでした。そこで、リー・スマイクルからの提案で、急遽1日目の終了後にマシュー・ボーンのニュー・アドベンチャーズから「眠れる森の美女」の夢遊病のシーンを学ぶクラスを追加しました。カンパニーの元ダンサーであるだけでなく、カンパニーで日々ダンサー達に教える、現アーティスト・イン・レジデンスであるリー・スマイクルから、直接マシュー・ボーンの独特な振付を学ぶ機会が持てたことは、生徒さんにとってかけがえのない思い出になったことでしょう!
来年もまた、帰ってきます!!多くの方のご参加をお待ちしています。
2016年7月19日~23日 英国コンテンポラリー・ダンス サマースクール開講決定!
→詳細情報はこちら