大切なことは、演ずること。
パフォーマンス。
2日間のレッスンの中で、何度も繰り返された言葉でした。
学生用のマスタークラスは、チェケッティではなく、通常のバレエクラスでしたが、ロイヤル・バレエ・スクールで教えていらっしゃった時代に見学した頃と変わらない、ダイナミックで緻密なダイアン先生のクラスでした。
先生はフロアーの真ん中にはバーを置きません。
常に全員が見えるように、壁沿いのバーに全員並びます。
要するに、ダンサーにとっては、全く油断のできないレッスンです(汗)
それでもいつも感心するのが、参加者の生徒さんの集中力です。
1回2時間、2日間のレッスンを、全力で受けていました。
バー・レッスン、プリエから細かい注意が入ります。
「プリエはジャンプを飛ぶ前や着地だから、足首に力が入っていないでしょう?」
タンジュ、ロンデジャンブ、全てのエクササイズの意味を教えながら、ダンサーたちにパフォーマンスのイメージを植え付けていきます。
センターレッスンは、なおさらです。
お客様のいる「フロント(正面)」を常に意識する事が大切。
「舞台袖にあなたの彼氏がいるなら仕方ないけどね!」
ダイアン先生のブラックなジョークには、いつも苦笑いです。
2日間でお尻と内腿、腕を支える背中の筋肉が悲鳴を上げた生徒さんは、正解、です(笑)