バレエ大好きの皆さん、クリスマスにはどこの「くるみ割り人形」をご覧になりましたか?
私は新国立劇場バレエは見逃してしまいましたが、Kバレエの「くるみ割り人形」を観ることが出来ました!チケットは早くから完売する人気の公演です。
金平糖の精は中村祥子さん。相変わらずのシャープな踊りで圧倒的でした。
そしてセントラル・スクール・オブ・バレエの卒業生、片岡沙樹さんは、ねずみ、雪の精、そして花のワルツと3役の大活躍。
準団員でありながら素晴らしい抜擢ですが、ひとつひとつの踊りを丁寧に、そして熊川哲也芸術監督のロイヤルスタイルをしっかり理解して体現いらっしゃる様子に、イギリスの3年間の基礎トレーニング、そしてその後のたゆまぬ努力が垣間見られた嬉しい時間でした。
セントラル校の在校生、そして9月入学を果たした学生さんたちの励みになりますね!
日本ではクリスマスの後は、直ぐにお正月というイベントが待ち構えていますから、日本のバレエ団の「くるみ割り人形」は12月で終わってしまいますね。
でもイギリス、ロンドンではまだまだクリスマス気分、ロイヤル・バレエ団の「くるみ割り人形」が続いています(12日まで!)
今年はロイヤルの踊る「くるみ割り人形」を振付けた、サー・ピーター・ライト氏の90才のお誕生日でもありました。
そして夏にプリンシパルになったばかりの高田茜さんや平野亮一さんの登場など、話題が絶えませんでしたが、ウェルズが一番うれしかったのは、サポート3年目のロイヤル・バレエ・スクール石川倫くんが、ボーイズの中からたったふたりしか選ばれない「ウサギのドラマー」役を勝ち取ったことでした。
第1幕のネズミ戦争の場面で着ぐるみのウサギで太鼓をたたきながらくるみ割り人形を応援する役です。着ぐるみですから大きな動きが難しい役でしたが、クリスマスにイギリスの国営BBC放送で放映されたドキュメンタリーでインタビューを受けたりの大活躍でした。
冬休みの一時帰国も返上して、ホームステイ先や寮を往復。今日から無事に住み慣れた寮へ戻られたそうです。楽日まであともう少し!日本から応援しています!
こちらはロイヤル・バレエ団のフェイスブックから「くるみ割り人形」のリハーサル風景を少し。
お屠蘇気分ならぬ、クリスマス気分の抜けない、レゲットでした 😯