イギリスで長く続いたロックダウン。
その渦中でも日本へ帰国せず、
ロンドンでトレーニングを続けた倫くんから、
2学期のレポートが届きました!
こんにちは。
イングリッシュナショナルバレエスクール2年生の石川倫です。
このレポートでは2学期の様子を皆さんにお伝えしたいと思います。
<学校再開直前のロックダウン>
新型コロナウイルス変異種のさらなる感染拡大を防止するため、
2021年1月5日より再びロックダウン開始となったイングランド。
1日の感染者数は一時期6万人を超える事もあり、
生活必需品を扱う店(食品店、スーパー、薬局)や銀行、郵便局などを除く、
多くの商店や飲食店、娯楽施設、スポーツジムなどは休業。
ロンドンを含むイングランドに関しては、
少なくとも2月中旬のハーフタームまではロックダウンが継続と発表され、
楽しみにしていたパ・ド・ドゥも延期になってしまい、
学校が3月頃に開くのか疑問に思う時期が続き少し不安でした。
<リモートからスタジオへ>
学校も全て自宅のリモート学習となりました。
去年の3学期は全て日本の実家で経験しましたが、
今回は日本に帰国せず入学以来お世話になっている大家さんのご自宅に残り
オンライン授業に取り組みました。
学校のスケジュールは去年の夏とほぼ変わらず、
バレエは毎日(コーチングがある日も)
アカデミック、トレーニング、ピラティス、コンテンポラリーは週2回。
幸いな事に、担任のデイビッド・ヤオ先生とのチェケッティの勉強も続ける事ができ、
いいモチベーションとなりました。
2月の中旬に入ると、ロンドンに残っている生徒達用に
学校のスタジオを週2回使わせてもらえる事になり、
こちらに残っていた数少ない生徒とも会う事ができました。
約2ヶ月ぶりだったスタジオでのクラスはとても新鮮に感じ、
自分の部屋で踊っていた頃には練習ができなかった
大きなポジションでのピルエットやジャンプに集中しました。
嬉しい事に学校は3月8日から再開することが決まり、
学校で先生と受けるクラスは12月の休み明け前以来となりました。
まだ人数制限が厳しく、オンラインが可能なアカデミックのレッスンなどは
自宅から受けていました。
<そしていよいよ3学期>
イースターホリデイまで短い3週間を終え、
現在はコレオグラフィープロジェクトに向け練習をしています。
3学期の大イベントでもあるサマーパフォーマンスの練習、
その他にもバレエクラスなどもイースター中に学校で行われ
舞台へ向けての練習がもう始まっています。
ロックダウン中にイングリッシュナショナルバレエスクールが
数人の生徒達にインタビューを行い、
バレエを始めたきっかけ、今後の目標、
ENBSの良いところなど色々答えたので
よかったらご覧になって下さい。
http://www.enbschool.org.uk/news.php?ref=meet-our-students-rin-ishikawa
コロナ禍で大変な時期にも
生徒を1番にしてくださった先生方や学校のスタッフさんに
本当に感謝しています。
3学期を学校で送れることは入学以来初めての事となるので
始まるのが待ち遠しいです。
7月のパフォーマンスの為に精一杯頑張りたいと思います!
日本の皆様もどうかお気を付けてお過ごしください。
石川倫
ロンドンは春の訪れとともに、少しずつ街が開かれていっています。
パ・ド・ドゥの練習も再開され、
バレエ学校本来の姿を取り戻しつつあります。
ウェルズのサポート生たちは、今日もPCR検査を受けながら、
それぞれの学校の広いスタジオでトレーニングに励んでいます!
がんばれ、みんな!