バレエ学校オーディションは「受験」です。
イギリスの名門、イングリッシュ・ナショナル・バレエ・スクールの日本オーディション/講習会が開催されました。
2020年12月に予定されていた本イベントですが、
コロナ感染拡大の影響を受けて今年2月に延期してイベントでした。
感染拡大がなかなか収まらない中、
全国からたくさんの受験生が集まってくださったことは、
バレエ学校のオーディションが高校や大学受験と同等だと、
少しずつですが理解が広まってきている証でもありました。
コーヒー片手にご自宅から審査。
今回も、イギリスからの渡航はできません。
日本とイギリスでは冬季は9時間の時差があるため
先生方は早朝です。
まだ外は暗い時間の開始にも関わらず、
ご自宅からコーヒーを片手にZoomオーディションの審査をしてくださいました。
1日目はヴィヴィアナ・デュランテ校長先生と、
2年生女子のバレエクラスを担当する、セブネム・オナール先生
2日目は、同じくデュランテ校長先生と、
1年生男子のバレエクラスを担当する、マイケル・バーキン先生
ひとりひとりをじっくり審査しようと、
画面をのぞき込む真剣なまなざしと
終了後の優しく明るいコメントが
慣れないオンライン審査で緊張する生徒さんたちの背中を押してくださるようでした。
ビッグニュース!最終審査は免除、サマースクールオファーも。
前回同様、日本オーディションは1次審査として、
通過者は3月の最終オーディションまで結果を待つ、
という予定だったのですが。。。
2日間のオンラインオーディションが充分に審査ができたということで、
みごと、2名の入学許可が発表されました。
<合格者>
藤倉みゆさん(竹内ひとみバレエスクール)
ヘルマー・ティアさん(Ballet du Ciel)
春または秋の短期留学のオファーという予定も、
今年のサマースクール参加許可を2名に授与してくださいました。
<サマースクール入学許可>
森成あれんさん(Asami Ballet Class)
東山侑生さん(近藤バレエ研究所)
小林りりあさん(MAYA Ballet Studio)
合格者、そしてサマースクール参加許可の皆さん
本当におめでとうございます。
これからのご活躍を心よりお祈り申し上げます。
広くて狭いバレエの輪
日本のスタジオでのレッスン指導は
ロイヤル・バレエ・スクールを卒業後、
イングリッシュ・ナショナル・バレエ団にて活躍された
鶴谷美穂先生にご協力いただきました。
鶴谷先生、そして伴奏してくださった瀬戸川舞先生のお二人とも、
デュランテ校長先生が、Kバレエで踊っていらした頃からのお知り合い。
今回、オンラインではありますが、久々の再会となりました。
楽しそうに会話する3人の皆さんを
目をキラキラさせて見ていた生徒の皆さん
いつか、皆さんもこうやって
世界中に素敵なバレエ仲間ができますよ!