2018年から開催してきた 英国スタイルバレエ™講習会。
今年はロイヤル・バレエ・スクールからリアン・マクレー先生をお招きして開催しました。
(マクレー先生とは以前イングリッシュ・ナショナル・バレエスクールのオーディションで来日され、ご一緒させていただいたときからのご縁です)
今回は通訳とアシスタントを務めてくれたEimiからの報告です。
現役ダンサーらしく、的確な通訳とアシストで講習会をサポートしてくれました。
12月28日から30日の3日間、英国スタイルバレエ™の講習会を開催しました!
今回、通訳を担当したレゲット瑛美メイよりブログをお届けいたします。
ロンドンからリアン・マクレー先生をお招きし
小学4〜6年生のアシュトングループと中学生以上を対象にしたマクミラングループの2つのグループに分かれて
1時間半のバレエクラス、1時間のレパートリー練習を行いました。
また、マクミラングループにはポワントクラスもオプションで追加されました。
年末の忙しい時期に、体調を崩しやすい季節にも関わらず
参加者の皆さんは元気に3日間を過ごし、怪我もなく無事に終了しました。
今回のテーマは「基礎の基礎」。
リアン先生は
- 骨盤の正しい位置
- アンデオールの方法
- 顔の向き
- ポールドブラのコーディネーション
など、基礎的で重要なポイントを丁寧に指導してくださいました。
ロイヤル・バレエ特有の上半身の使い方や正確さについても深く掘り下げ
生徒一人ひとりに的確なアドバイスを送る姿が印象的でした。
短い期間にも関わらず、踊り方が目に見えて変わった生徒もおり、皆さんの吸収力の高さに驚かされました。
レパートリーでは
アシュトングループが『くるみ割り人形』の子どもたちの踊り
マクミラングループが「花のワルツ」
を練習しました。
限られた時間の中で一生懸命取り組み、最終的には見事に仕上げることができました。
それぞれのステップはそれほど難しくないものの
自分の位置や他の参加者との距離感を意識し
空間認識能力を磨く必要がありました。
特にコールド・バレエでは、周囲をよく見て踊ることが重要です。
皆さんが一生懸命にこの課題に取り組む姿に、感心させられました。
講習会を通じて特に印象的だったのは
リアン先生の「Performativity」に関するアドバイスです。
日本語では「表現力」と訳せるかもしれませんが
リアン先生が伝えたかったのは「アーティストとしての誇りを持ち、自信を持って踊る」ということ。
このメッセージは、生徒たちにしっかり届いていたように感じました。
バレエダンサーは一人のアーティストとして
自分の魅せ方や観客を引き込む力を追求し続ける必要があります。
3日間にわたる講習会はあっという間でしたが、多くの学びと成長が詰まった素晴らしい時間となりました。
皆さんの今後の活躍を楽しみにしています!
レゲット瑛美メイ
マクレー先生、Eimiさん 瀬戸川先生、 そして参加してくださった皆さん、年末の忙しい時期にお越しくださった保護者の皆さん すべての方にお礼を申し上げます。
踊るって楽しい をテーマに2018年から冬、夏と続けてきた 英国スタイルバレエ講習会。
また、新たに形を変えてより多くの皆様に踊るって楽しい!を経験していただくチャンスをご提供する予定です。
どうぞお楽しみに!!
各賞受賞の皆様もおめでとうございます。
アシュトン : 島村結香さん ポール・ルイス バレエ・マスタークラス フルスカラシップ招待
マクミラン : 稲葉胡桃さん アコスタ・アドバンス・トレーニング・ハブ」日本講習会/オーディション フルスカラシップ招待
マクミラン : M.Kさん ノーザン・バレエ・スクール(英国・マンチェスター)」2025年サマースクールのスカラシップ(受講料免除)
また、参加者の中から3名の方に、マクレー先生からロイヤル・バレエ・スクールの短期留学推薦を出していただきました。
学校は常に優秀な生徒さんを探しています。
その学校で受けられる教育のチャンスを今後の学びに生かすことができる と認められた場合には
表向きに「〇〇賞あり!スカラシップあり!!」と書いていなくても
先生が指導されていて伸びる、その機会が今後の成長につながると思われる生徒さんにはお声がけがあります。
そのようなチャンスは文字になって大々的に宣伝されることはありませんが、アンテナを張っておくだけでキャッチできることもあるのです。
行きたい学校の先生の講習会は必ず参加してください
私達が常日頃からお伝えしているのはこんなことです。