ローザンヌ国際バレエコンクール、いよいよファイナルへ!

日本から飛行機を乗り継いで西へ約20時間。
スイスの小さな湖畔の街、ローザンヌで、
熱い闘いが繰り広げられています。

闘う相手は、もちろん自分。

日本時間の午前2時半頃から、ローザンヌ国際バレエコンクールファイナリストが発表されました。

世界中から集まった66名の参加者の中から、4日目を終わった時点で20名のファイナリストが選ばれました。

 

さて、日本人からは以下4名がファイナルへ進出です。
ファイナルでは、優勝などと言った順位は競われませんが、入賞とされるスカラシップ賞の他に、観客賞、コンテンポラリーダンス賞といった賞が贈られます。

藤本結香: 小池バレエスタジオ
山元耕陽: アクリ・堀本バレエアカデミー
中尾太亮 アカデミー・オブ・ダンス
太田倫功: ジョン・クランコ・スクール

そして、ライブを観ていて、とても目を惹いたのが、女性グループB、17才のマリナ・フェルナンデス・ダコスタ。プロの舞台で観ることができるのも、それほど遠い未来ではないかもしれませんね。

ローザンヌの良い所は、ここでファイナルへ通過しなくても、ネットワーキング・イベントがあって、学校やバレエ団、そして参加者の相互からインタビューすることができ、4日間の成果を評価していただける場があることです。

入賞しなくても、ファイナルに出なくても、新しい道が開けるチャンスがあるということですね!

*ローザンヌ3日目の映像がアップされていました。
出場者たちも少しリラックスして表情が明るくなってきたかな?

序盤は女性ヴァリエーションのコーチング。

先生が口を酸っぱくして言うのはanticipation.いつでも次を予測して、ステップや体の運び、そして「王子様はどこにいるのか」を常に考えるのだそう。テクニックから音のとりかた、お客様への魅せ方まで一人一人細かく指導なさっています。

ここで気になったのは、通訳を通す参加者がとても沢山いたこと。先生が仰っていた事を完璧には理解できない上に、通訳を待つ時間がとても勿体ない、と感じました。

やはり、英語は世界で踊りたいと思うならば指導して頂くためのコミュニケーションに必要不可欠な要素です。

早いうちから練習して使えるようになるのに越したことはありません!

途中、先生(ヒューストンの)はこう仰います。
「このコンクールは国際的で、多文化的です。国や言語を越えて世界中の才能が集結しているのにとても刺激をもらいます。

また、このコンクールはコンペティションではありません。つまり勝ち負けではない。だから、何より大事なのは勇気を持って挑戦して経験をすることなのです。」

国境を越えて若い才能が集まるローザンヌで指導者の方々が願うのは、生徒たちの成長

勝ち負けを競うのではなく、ポテンシャルを引き出すことを目的としているという所に、敬意をもちました。

そして終盤は男性のコンテンポラリー。

和テイストな音楽で、穏やかな振付が印象的でした。
ここで強調されたのは、呼吸と音楽を聞くことの大切さでした。

呼吸を意識したとたんにのびのびと踊り始めた皆さんには驚きました。そして、振りと音楽がぴったりとあった時は見ていてとても気持ちがよく、ビリビリとインスピレーションを受けました。(あゆ)

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