【イベント報告】英国スタイル™バレエ講習会2022ウィンターインテンシヴ

2022年12月28日~30日 新宿村スタジオにおいて 恒例の【英国スタイル™バレエ講習会2022 ウィンターインテンシヴ】

小学4年生から高校生まで。
久しぶりに50名超の参加者が、文字通り海外そして日本中から集まってくださいました。

今回の講師は、初となる 元英国ロイヤル・バレエ団 ファースト・ソリスト 現バレエヘルスコーチの小林ひかるさん。

小林さんは、ロイヤル・バレエを退団後
ご主人のフェデリコ・ボネッリさんとともに
英国リーズにあるノーザン・バレエ団
およびアカデミー・オブ・ノーザンバレエのお仕事をされています。

パリのオペラ座バレエ学校に15歳で入学後
ロイヤル・バレエ団をはじめヨーロッパの数々のバレエ団で踊ってこられたご経験を
余すところなく日本の生徒さんに伝えてくださる機会となりました。


小学生のアシュトングループ。今回は小学4年生から6年生までが対象です。

バーレッスン、センターレッスンのバレエクラスが1時間半、レパートリーが1時間を3日間という長丁場。
集中力を切らさずに皆さんレッスンに取り組んでいらっしゃいました。

そう、魔法のキーワードは YAKITORINOKUSHI

レパートリーは、ラ・バヤデールからスカーフの踊り。

難しいテクニックはあまりないのですが
音楽をよく聞いて音を取り、きちんと体の方向やフォーメーションが正確に理解できていないと踊れない、挑戦し甲斐のある内容でした。

スカーフの踊り

中学生以上のマクミラングループも、3日間ともに 1時間半のバレエクラス、1時間のレパートリー。
そして希望者にはポワントコーチングの特別クラスもオプションで受けていただきました。

オンラインと違って先生が同じスタジオでしっかりと見てくださるので
ひとりずつに細かい注意もしていただけます。

1日目に注意されたことを2日目、3日目にどれだけ意識して改善しているか。

一人ずつが見違えるようになるのも、3日間ある講習会ならではの光景です。

アンデオールとつま先への意識。
かかとにティーカップを載せられますか?
など、具体的にわかりやすく伝えてくださいます。

そして舞台での心構えと「お客様」への意識。
プロとして長くステージに立っていらしたからこその言葉は
生徒さんたちの心に残っていると思います。

実は・・・
イギリス国内のストライキと空港職員のストライキと重なったため
当初のスケジュールよりも相当早く英国を出発していただいたにもかかわらず
なんと小林さんのスーツケースがまさかのロストバゲージ。
(ご帰国後にロンドンの空港で先生と入れ替わりの日本行きの便に乗る直前に見つかったそうです!!)


到着後、とりあえずのお着換えを調達して、
トウシューズももちろん手元になく。。。

心配するスタッフに「靴下でも全く問題ありません」と小林さん。

世界中で舞台に出演されてきた方の肝の座り方と
とっさの現場対応力と安定したパフォーマンス。
何があっても結果を残す姿勢に私たちスタッフも大変感銘を受けました。

最終日はスタジオ内での保護者見学会を実施。
当初は感染対策のためオンラインの予定でしたが
広いスタジオに変更できたため制約の多い中でしたが
皆様のご協力のもと最終日のレッスンすべてをご見学いただけました。

そしてせっかくの機会でもあるので レパートリーの披露が終わった後は 小林先生にQ&Aタイム。
生徒さんからの質問にご自身の経験と
それぞれの年齢にあったアドバイスをお話いただき
参加者、保護者の皆さんも熱心に耳を傾けていらっしゃいました。

奨励賞とThe Wells賞を受賞されたアシュトングループのお二人と
保護者様から感想を頂きましたのでご紹介します。

奨励賞 坪池香耶さん スタジオアイソトープ
初めてワークショップに参加したので、最初はドキドキとワクワクの両方の気持ちがありました。ひかる先生と初めて会った瞬間に不安が吹き飛びました。ひかる先生は優しくわかりやすく細かいところまできちんと教えてくれました。
ラ・バヤデールの振りは、ひかる先生がアドバイスしてくださったところを意識して、気をつけて踊りました。
奨励賞でいただいたロイヤルバレエ団のグッズとひかる先生からの言葉は私の宝物です。
来年もまた、ひかる先生のレッスンを受けたいです。ひかる先生、ありがとうごさいました。
香耶さんお母さま
初めてのワークショップ参加で、レッスンについていけるのかしら、と親子で不安の中での参加でした。所属スタジオでは味わえない雰囲気の中、海外バレエ団に所属していらっしゃった講師の先生から直接ご指導いただけることに魅力を感じ、参加させていただきました。
レッスンもバリエーションレッスンも1人1人の細かい癖までを見抜いて、アドバイスしてくださっていました。小林ひかる先生が「これからも基礎を大切にして欲しい」とおっしゃられており、スタジオの先生のお言葉と同じことであったことで、娘の中で、これからも何を大切にしていくか、ぶれない方向性へのきっかけとなりました。
最後の質問タイムは先生のお人柄が表れており、とても和やかな時間で良かったです。
貴重な経験をありがとうごさいました。
The Wells賞 上徳あおいさん スタジオアンファン
小林ひかる先生のレッスンはとてもわかりやすく楽しかったです。賞を頂くことができ、もっとバレエのレッスンを頑張りたくなりました。
今でも、小林先生に教えていただいた「やきとり」に注意してレッスンを受けています。ありがとうございました。
あおいさんお母さま
スタジオ以外でのレッスンは初めてでしたので私としても心配していましたが、小林ひかる先生やスタッフの方々もあたたかく毎日楽しくレッスンを受けているようでした。
最終日の保護者見学ではバーレッスンからセンターレッスン、バリエーションまでを通してみる事ができ、小林ひかる先生のご指導はひとつひとつがとてもわかりやすく私も勉強になりました。また、バレエで大切にすべき事を改めて学ばせて頂きました。貴重な経験となり、また機会がありましたら参加させて頂きたいです。
マクミラングループの受賞者の皆さん
奨励賞 秋元栞さん

小林ひかる先生のレッスンで、床を使った反動でつま先を伸ばすことやバランスをとるためのコツ(焼き鳥の串の感覚、oppositionの感覚、テーブルの足を置く感覚)など、新たな発見がたくさんありました。バー、センターのアンシェヌマンも、ポアントでの基礎ワークも、難易度がちょうど良かったです。レッスンでは、選曲が素晴らしい上に、瀬戸川舞先生のピアノに踊りながらつい聞き入ってしまいました。
瀬戸川舞先生の素晴らしい生演奏でレッスンできたことも本当に嬉しかったです。ライモンダのヴァリエーションは、ピアノの生演奏で初めて聴いたのですが、本当に素晴らしくあんなに何グループも同じ曲を踊ったのに、全く飽きませんでした。本当にありがとうございました。
小林ひかる先生から、バレエ学校やバレエ団の経験を通して、沢山の貴重なコレクションをいただけました。また、ポアントクラスやヴァリエーションを学べたこともとても勉強になりました。
秋元栞さんお母さま
英国スタイルを更に深めたいとの本人の希望で受講しました。とても勉強になった様で、参加してよかったとの事でした。

マクミラングループ

  • 奨励賞 近藤優桜さん SUTUDIO MILLE
  • 奨励賞 秋元栞さん CSB
  • The Wells賞 山之内 祐月さん 鹿児島バレエ研究所

ロイヤル・コンセルバトワール・オブ・スコットランド サマースクール合格 2名

  • アシュトングループ 坪池香耶さん スタジオアイソトープ
  • マクミラングループ 近藤優桜さん SUTUDIO MILLE

次回もどうぞご期待下さい!

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