クリスマスムードに湧くロンドンの
閑静な住宅街にあるイングリッシュ・ナショナル・バレエ・スクール
2021年に入学した珠希さんも、
9月から2年生に進級され、
忙しい毎日を送っています。
そんな珠希さんから
充実した様子の分かる楽しいレポートが届きましたので、
皆さんへご紹介します。
<2年生になって変わったこと>
2年生になって、去年よりもテクニック的に難しいステップを習うことも増え、
ポワントを履く機会も多くなりました。
1年生でしっかり習った基礎をもとに、
安定したテクニックを身につけられるようなレッスンになりました。
また、自分たちでビデオから、クラスやリハーサルまでに細かいところまで振り付けを覚えること、
ほかのグループのリハーサルでの注意も吸収することなど、
プロのダンサーになるにあたって必要なことも
日頃からトレーニングできているように思います。
レッスンの進みが速く、体力をつけたり、
踊り慣れすることもできるようなレッスンだと感じています。
<アセスメント(試験)>
秋のターム(学期)では、バレエとコンテンポラリーのアセスメントがありました。
バーの振り付けは特に長く、
そのぶん先生からの注意や気をつけることも多かったのですが、
センターの振りも含め、脚の動きに合わせた上半身の使い方、
軸を意識した踊り方を重点的に習うことができました。
ポワントのテクニックも増え、
アセスメントに向けて明確な目標を持って取り組めたように思います。
コンテンポラリーのアセスメントで印象的だったのは、
今までのアセスメントのようにunseen(アセスメント内で出される振り付け、事前に踊り込みできません!)のシークエンスが出されるのではなく、
アセスメントに向けて練習してきた振り付けに、
その場で振り付けが足されたことで、
実践力や動きを取り込む速さも試されたように感じました。
アセスメントの次の週には、
芸術監督のヴィヴィアナ・デュランテ先生と
2年生女子の担任のミス・オナールから
細かくフィードバックをいただくこともでき、
これからのクラス、次のアセスメントに向けての目標も
はっきりと決めることができてよかったです。
<ウィンターショーケース>
2年生は、白鳥の湖1幕のワルツ(ENB版)と
コンテンポラリーの作品を踊りました。
ワルツは、男の子のパートナーとの振り付けが多かったのに加え、
女の子は休む暇もなく一曲分ずっと振りがあったので、
体力的なセルフマネジメントや呼吸のしかたを考えながら踊ることも勉強になりました。
周りとしっかり合わせること、
フォーメーションをきれいに作ることはもちろん、
テクニック的に難しいステップが入っているわけではなかったものの、
その分、質の高い踊りをすることも考えられたと思います。
コンテンポラリーの作品は、
アセスメントで披露した振り付けと、
クラス内の課題として自分で振り付けした振り付けを組み合わせて作りました。
生徒と先生が共同で1つの作品を作り、
本番に向けてリハーサルを通して中身を詰めていく過程が
とても面白かったです。
リハーサルでは他学年のリハーサルを見る機会もあり、
刺激やインスピレーションを吸収できました。
私が出演した日に、
ウェルズのガーディアンさんが見に来てくださったのもとてもうれしかったです!
<ロンドンでのクリスマス!>
町中は、ハロウィンが終わってすぐクリスマスモードになり、
ライトアップや飾り付けもとても豪華です。
アセスメントが終わって、友達とロンドンの冬の名物、
ウィンターワンダーランド(ハイドパークに来ている移動式遊園地)にいったり、
雪の降った日にはホットチョコレートを飲みに行ったり、
日本と比べてもとても寒いロンドンの冬も楽しめました。
ウェルズさんのサポートのおかげで
とても充実した学校生活を送ることができています。
ありがとうございます。
来年も、さらに成長できるようがんばってまいります。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
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バレエ学校の試験の様子が良く分かるレポートでしたね!
ロンドンのウィンターワンダーランドも素敵☆彡
現在日本に一時帰国中の珠希さん。
しっかり休養して2学期(春ターム)も大きく成長して欲しいと願っています。