9月に始まった英国バレエ学校の新年度。12月で最初の秋学期が終了します。
各校、学年末公演や参観日、くるみ割り人形の公演などでとても忙しい時期となります。
セントラル・スクール・オブ・バレエのFrends&Familyday (いわゆる参観日)に
英国の母(姉!?)でもあるウェルズのガーディアンの皆さんが参加してくださいました。
そのレポートをお届けします。
【12月のガーディアン】
前回はここまで ウィンターショーケース編はこちらから
こんにちは!今回は「12月のガーディアン」と題し、ガーディアンからみた、楽しい冬の様子をお
伝えします。
The Wellsのサポート生が在籍する、英国の各バレエ学校は、それぞれアセスメントが終わり、秋
ターム(1学期)の総仕上げのウィンターショーケースが催されています!
私たちガーディアンにとっては、9月から現地英国の母代わりとして受け持った生徒たちが、新学
年での生活基盤を整え、ようやく晴れの舞台を迎える日を見守ることができる、とても良い機会で
す!
私は今回、セントラル・バレエ・スクールの「ウィンターショーケース」と、
学期最終日の「フレンズ&ファミリーデー」に行ってまいりました。
12月9日は
「フレンズ&ファミリーデー」
こちらは、1年生、2年生の授業を公開し、家族の他、お友達も連れてきていいよ、という、恒例イベントです。
各学年とも、バーレッスンのクラス、コンテンポラリのクラス、どちらもじっくり観ることができました。
私はセントラル生の1年生、2年生、どちらのクラスも通して見学しましたので
まさに、丸1日学校コースでした!
担当生を持つチーム・ザ・ウェルズのガーディアンたちも、もちろん観に来ましたよ。
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午前中は1年生を見学。
クラスでは基礎をしっかり叩き込み
同時にダンスにまつわる解剖学や栄養学など総合的に学んでいます。
身体の事を理解して学ぶダンスというのは、大変、理にかなっています。
盛りだくさんのレッスン見学の後は、マーク・オスターフィールド校長が保護者たち観客の前にご挨拶しに来て下さいました。
会場が和みます。レッスン見学後、生徒たちにレセプションで会って写真を撮らせて頂きました!
「学校には慣れてきた、楽しい?」の問いに、「はい!楽しいです」とハッキリ答えて下さる生徒さん。
ダンスの他、自炊もして、家事もして英語も学んで、勉強もして、と本当に大忙し。
毎日毎日、この積み重ねは大変だけど
生きぬく力がどんどん溜まってきているということなので
す。これからも、皆さんの目標に向かう気持ちを応援しています!
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午後は2年生を見学。
現地のクラスメイトとも仲良く英語で会話するサポート生たち。
成長したなぁ、と感心しながらも
2年生の皆さんが入学したての頃を
まるで昨日のように鮮やかに思い出せます。
(あの頃は、入国後、10日間の自己隔離が必要でしたね。。。)
3年間の留学期間の、約半分にまで到達した皆さん。
ひとりひとり、しっかり上達しています。
表情も生き生きしています。よくぞここまで頑張りました!
フィリップ・フィーニー音楽監督自ら、コンテンポラリーのピアノを担当され、激しくも美しい作品を奏でて下さいました。
あの「コインの技(分かりますか(笑))」も圧巻。
ダイナミズムに磨きが掛かった皆さんの様子に、大変満足しました。
レッスン後。
足の手術が必要になったサポート生の、順調な回復を喜ぶガーディアン。
かつてのサポート生と再会して、近況を聞くガーディアン。
それぞれ、生徒たちと温かい関係を築けている様子が見て取れて、こちらも笑みがこぼれます。
3年間の間には、ここで書きつくせないほど様々なことがありますが
徐々に巣立っていく逞しい生徒たちを目の当たりにして
それを見守ることができることに、感謝しています。
一時帰国する生徒を送り出し
イギリスに残る生徒の様子を聞いて
12月は慌ただしく、そして楽しく、過ぎて行きます。
皆さん、どうぞ良いクリスマス、そして年末年始をお過ごし下さい!
元気で新年に再会できることを、ガーディアンズは楽しみにしています。
いつも本当に英国のガーディアンの皆さんにはお世話になっています。
生徒さんを担当している間も、サポートを卒業した後も、そしてプロになったあとも
その時に合わせた関係性を築いて交流していらっしゃる様子をお聞きするたびに
気持ちがほっこりしています。
ウェルズのガーディアンは、1年生、2年生それぞれの状況にあった成長を促し
3年生で卒業した後は海外でプロとして独り立ちできるサポートを提供しています。