日本と海外のバレエをつなぐ祭典、バレエ・アステラス。
海外で活躍する若手日本人ダンサーが集う『バレエ・アステラス 2016』を観に行ってきました。
新国立劇場バレエ研修所の研修生と国内のバレエ団で活躍されているダンサーを含め、11演目のガラ公演でした。
国内組は、日本人さながらの繊細さと丁寧な踊りで観客を魅了し、特に新国立劇場バレエ団ソリストの木村優里と渡邊峻郁の『白鳥の湖』より黒鳥のパ・ド・ドゥでは細やかなパを正確に踊っていたのが印象的でした。
海外組は、やはりダイナミックの一言です。ベラルーシ国立ボリショイ劇場プリンシパルの待山貴俊は『海賊』より奴隷のパ・ド・ドゥをユーモアのある演技力と高い技術を兼ね備えたパフォーマンスで観客を盛り上げました。
クロアチア国立劇場第一ソリストの鈴木里依香とアウグスブルクバレエ団ソリストのタマシュ・ダライの『アンナ・カレーニナ』は日本人離れした高い技術で見ている方も釘付けになる見応えあるものでした。
この2人は、また機会があればぜひ観に行きたいです。古典も素晴らしかったのですが、コンテの素晴らしさを伝えた舞台でもあったと思いました。来年も楽しみです。
海外バレエ学校で学ぶため、オーディションの準備をしている皆様へ、The Wellsでは10月8,9,10日の3日間、元ロイヤル・バレエ・スクール、ロウアー・スクール校長ダイアン・ヴァン・スクーア先生による講習会「オーディション・インサイト2017」を開催します。海外バレエ学校の先生方が、受験生の何を見ているのか、最高の自分を見せるコツなど、様々なヒントを伝授します。詳細、お申込は、The Wellsのホームページから。