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【留学生レポート】イングリッシュ・ナショナル・バレエ・スクール:石川倫くん

イギリスのバレエ学校では、新学年度が始まりました。
いつも留学生レポートを投稿してくださる、
イングリッシュ・ナショナル・バレエ・スクールの石川倫くんも、いよいよ3年生です。
夏休みに3学期のレポートを送ってくださいましたので、皆さんへご紹介します。


こんにちは。
イングリッシュナショナルバレエスクール2年生の石川倫です。
(9月から3年生に進級されています)
今回はイギリスの3学期の様子(4月~7月)を皆さんにお伝えしたいと思います。

・振付プロジェクト・
まず最初に行われたのはコレオグラフィー(振付)の試験でした。
今年は去年の課題のように1人で制作をするのではなく
クラスメイト4人との共同作品となりました。

今回のテーマはロンドン、メリルボーンにある、
ウォレス・コレクションという有名な美術館に展示されている美術品から受けたインスピレーションを題材に、ストーリーと振付を創って行きました。

2年生からは僕達のグループを含め3組、学校全体では計9組のグループが入賞しました。
このプロジェクトではロンドン芸術大学(ロンドン・カレッジ・オブ・ファッション)の学生が衣装の作成をし、
作品の撮影は実際にウォレス・コレクションで行われるという貴重な経験をさせて頂きました。

・アカデミック・
学業も忙しかった今学期。
担任の先生から出される毎週のバレエアサイメント(課題とレポート)、
ベネシュ(舞踏譜)の筆記と実技試験が行われました。

どちらの試験も無事合格する事が出来たので、舞踏譜のコースはこれで修了です。
この他にもダンス・スルー・タイム(バレエ史)のプレゼンテーション試験もありました。
クラスメイトの前で1人約20分の発表と質疑応答があり、無事、高評価を得ました。

・一年の締めくくりの大イベント・
この時期には学年を締めくくるサマーパフォーマンス。
昨年の12月に行われたウィンターショウケイスは無観客で、
オンライン配信でのパフォーマンスとなりましたが、今年は幸いな事に劇場のお客さんの前で踊る事が決まり、
公演のためのリハーサルが5月初旬から始まりました。

前回のレポートでも少し触れましたが、アナベル・ロペス・オチョアさんの”Memorias del Dorado”(2011年にコロンビア/インコルバレエ初演)を再構築し、2年生の作品として踊る事になりました。

アナベルさんとのリハーサルはオンライン(ズーム)で行われましたが、
この作品は、ダンサー間の非常に複雑なパートナリングも沢山入ってあるシーンが多く、
最初のリハーサルの段階ではかなり苦戦しました。

しかもコロナ禍の状況で練習量が減ったしまったパドドゥ…
不安な気持ちで一杯でしたが、元ロイヤル・バレエ団のプリンシパル、ニアマイア・キッシュさんが
数週間程リハーサルに学校へ来てくださり、ご指導して下さいました。
とても丁寧で分かりやすいアドバイスをいただき、自分の改善点を修正することが出来ました。

パフォーマンスに至るまでの間、関係者のコロナ感染による自粛や、
それに伴うオンラインクラスへの移行、リハーサルの一時中断。
「一体無事は公演を出来るのか?」「お客さんに見せるクオリティに仕上がるのか?」と公演に至るまで不安な気持ちに何度かなりましたが、
先生方が本当に色々なリハーサル方法を考えてくださり、
自分が思っていた以上に公演までの日々は充実した時間でした。

2日間に渡る公演、無事終える事ができて、とても満足しています。
大変な時期もありましたがこうやってまたお客さんの前で踊れる事ができ、
とても感謝しています。

・チェケッティ・メソッド・実技試験・
学年末公演の終わった2日後に練習を再開したのは、
チェケッティ・アドバンスト2の試験準備。
デビッド・ヤオ先生が僕の担任になってくださって以来、
毎週レッスンを続けていました。

昨年末からのイギリスの寒くて暗い時期の自粛期間中や
ロックダウン中にも、ずっと時間を作って下さり、
熱心に指導してくださいました。(どれほど感謝しても足りません)

昨年受けたアドバンスト1より、
難易度はもちろん、クラスレッスンの内容も多く、
ステップも高度になっています。
試験の1番最後にはバリエーションも踊らなければいけません。

そして、
先日ヤオ先生から合格したとの知らせが届きました。

嬉しい反面、先生とのレッスンが減ってしまう事が悲しいのですが、
この先も、先生の教えてくださったことを大切に、チェケッティ・メソッドの勉強を続けて行きたいと思っています。

・The Wellsの卒業生・
The Wellsの先輩で、イングリッシュ・ナショナル・バレエ・スクールの廣野有咲さんがご卒業なさいました。
2年間お世話になりとても頼りになる優しい先輩。おめでとうございます!

・まとめ・
イギリスもとても厳しい時期でしたが、この1年間、とても充実して楽しかったです。
沢山の機会や経験を与えて下さり、改めてこれからも大切に毎日の学校生活を過ごそうと感じています。
来年は最終学年、益々頑張ります!

石川倫


コロナ感染拡大にも負けず、
一生懸命、モチベーションを保って頑張ってきた2年生が終わりました。

さあ、いよいよ3年生
イギリスでの8年間のバレエ学生生活の集大成です。
大きく飛躍する1年になりますように!