世界中が大きく揺れた2020年。
試行錯誤を繰り返しつつではありましたが、
無事に「年末恒例!The Wells 英国スタイル™・バレエ講習会」を開催することができました。
(2020年12月28、29、30日)
オンラインで英国からご指導いただく講師には
佐久間奈緒先生(元バーミンガム・ロイヤル・バレエ団プリンシパル)
スーザン・ルーカス先生(元バーミンガム・ロイヤル・バレエ団ソリスト、元エルムハーストバレエスクール教師)
のお二人をお迎えしました。
生徒さんたちには事前に健康状態のチェックやスタジオに入る前のチェック
それぞれの受付時間をずらしたり
荷物もほかの人と距離を保てるような工夫をしたり
できる限りの感染対策にご協力いただきました。
参加者の皆さん、ご家族、イギリスの先生方
そしてイベントを支えてくださった多くの皆様に
この場を借りて御礼申し上げます。
イギリスと日本には時差が8時間もあるため、
先生方は朝6時前にスタジオ入りをされ準備。
6時半からレッスンがスタートです。
日本側はソーシャルディスタンスを保つため、
新宿村の一番大きなスタジオを、
各クラスわずか20名で利用します。
生徒さんから先生が良く見えるようにと、
100インチのスクリーンも2台設置。
固定カメラ2台と可動式のカメラで、
先生方の画面でひとりひとりをしっかり見ていただけるよう
スイッチャーにスタッフが張り付きます。
毎日のバレエクラスのあとは、
レパートリーのレッスン。
グループAの女性はフロリナ姫のソロ
男性はブルーバードのソロ
グループBはオーロラ姫の第3幕のソロ
これらを3日間かけて、
美しい英国スタイルに仕上げました。
皆さんからの感想にもあるように、
英国スタイルは、しなやかでエレガントな上半身が特徴です。
盛りだくさんの内容でしたが、
皆さん元気に修了され、
佐久間先生、ルーカス先生のサインの入った修了証をお渡ししました。
佐久間先生とのQ&Aも盛り上がり、最後には一人ずつにアドバイスを頂くこともできました。
2日目には、ロイヤル・コンセルバトワール・オブ・スコットランドの入学1次オーディション、
サマースクールスカラシップ審査もありました。
先生がスコットランドからオンライン越しに直接審査をしてくださいましたが、
このようなことが実現したのも、
オンラインならでは。
今後もこのようなチャンスを広げていくことができればと
決意を新たにした年末でした!
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<参加者のアンケートより>
【グループA】
★海外の先生からの指導を受けるのが初めてで、不安もありましたがとても楽しみにしていました。初日に楽しかった!お友達もできた!と笑顔で帰ってきたのを見て、ワークショップに参加させて良かったと思いました。
★親の私も普段子供たちのレッスンを見る機会が無いので、見学ができて嬉しかったです。ぜひまた機会がありましたらワークショップに参加したいと思います。
★初めて参加したので緊張しましたが、3 日間続けてレッスンを受けられたお陰で少しずつ慣れて最後はリラックスして参加できました。
★普段のレッスンではやらないようなレベルの高い動きに挑戦できたので楽しかったです。また、参加したいと思います。
★大好きな佐久間奈緒さんのレッスンを受けることができ、嬉しかったです。私も佐久間さんのようなバレエダンサーになります。更にレッスンを重ねて、頑張りたいと思います。
【グループB】
★今回の講習会では、マスクを着用し、先生とはオンラインでレッスンを行うという新しい形が採用され、少し不安でしたが、実際は、画面上でもかなり上手くコミュニケーションが取れ、短い期間で自分の課題を見つけることができ、実りのある時間でした。また、二人の先生から指導を受けることで、新たな視点を得ることが出来たのはとても新鮮で、楽しかったで
す。
★新しいステップも習うことができたし、ブリティッシュスタイルも経験することが出来たのでとても充実した 3 日間を過ごすことが出来ました。自分の課題も新たに知ることが出来たのでこの経験を生かしより一層の努力していきたいと思います。
★レパートリーでもただ振りを覚えて踊るだけでなく、沢山注意を頂いてそれに気を付けながら踊ることでより具体的にブリティッシュスタイルを学べた気がします。
★British style の独特なステップや、顔、上体の付け方を重点的に教えていただけて良かったです。様々なメソッドにいかせると思うので、これからのレッスンでも忘れずにいたいです。
★レパートリークラスでは、英国流のオーロラ姫のバリエーションを習い、顔のつけ方や、足の運び方、キープ力などシンプルな動きでもとても難しい踊りだと感じました。
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また、2021年の年末は 日本で先生方をお迎えして開催をしたいと願っています。