「バレリーナになりたいのに、なんでコンテンポラリー・ダンスなの???」
そんな悩める日本のバレエ学生さんのために、ウェルズがイギリスに現在留学中のバレエ学生さんたちに緊急アンケートを実施しました。コンテに対する第一印象、留学して驚いたコンテの存在感、そして実感したその必要性、などなど、皆さんが必死で格闘してきた様子をシリーズでお届けします!
バレエ学生さんを応援してきたザ・ウェルズが、今なぜコンテンポラリー・ダンス・サマースクールを開催するのか?なぜ今、日本の各バレエ・コンクールがコンテンポラリー・ダンスを取り入れ始めているのか?そんな疑問にもお答えする、シリーズ第1回。
問)コンテンポラリー・ダンスの第一印象は?
*難しいと感じました。バレエの動きに慣れているのでコンテンポラリーの動きに慣れません(汗)。(1年生)
*初めてコンテンポラリーを知ったのは、テレビで放送されるローザンヌ国際バレエコンクールを見た時です。バレエとは違い、もっと自由で幅広い表現がコンテンポラリーの世界にはあるような気がして、興味を持ちました。(3年生)
*初めてコンテを観たときは「何を表現しているのかわからない。けど体全体をあんなに使えるってすごい!」バレエとは違って型にはまらず自由に、そしてダイナミックな踊りにとても興味を持ちました。自分が初めてコンテを踊る側になったときは、バレエとは違う体の使い方にとても苦戦しましたが、自由に表現ができるコンテが好きになりました。(1年生)
*バレエの動きとは全く異なる体の使い方で最初はすごく戸惑いました。型が決まっているバレエに対してコンテンポラリー・ダンスは自由で開放的になる必要があり、そこが難しいと感じてすぐに苦手意識を持ちました。(1年生)
*「私、なんで床に転がっているんだろう。。。」最初の印象です。訳が分かりませんでした!毎日あざが出来るし、いつも上に引き上げるバレエとは程遠くて、全く身体が動きませんでした。(2年生)
*コンテンポラリー・ダンスの中にChoreography(振付)とかImprovisation(即興)というクラスがあるのですが、先生の仰る意味が理解できず、ぜんぜん出来ませんでした。英語は分かるのですが、何をすれば良いのか、全く分からずイギリス人のクラスメイトがどんどん出来ていくので、とても焦りました。(2年生)
皆さんほとんどコンテンポラリー・ダンスの経験なく渡英した学生さんたちです。初めは身体の使い方の違いに戸惑うのですね。
さて、 次回は「バレエ学校でのコンテンポラリー・ダンス授業についての印象」です。どうぞお楽しみに!
第3回英国コンテンポラリー・ダンス・サマー・インテンシヴ2017
※日英ダンス協会と共催