前編に引き続き、怜奈さんの熱いレポートをお届けします!
サマースクールツアーといっても、ホームステイや学校の寮等いろいろなパターンがあります。
The Wellsのツアーでも、セントラルは実際の留学生が滞在している学生寮(学校附属ではありません)を借りてRA(Resident Assistant)と一緒に2週間ほど 「バレエ学校留学時の一人暮らし」を体験できるツアーになっています。
Central School of Ballet Summer School 2023 後編
みなさんこんにちは。引き続きCentral School of Balletサマースクールのツアーレポートをお届けします石川です。今回は後編ロンドン散策の様子になります!前編ではCSBのサマースクールの様子を書かせていただきましたので、ぜひこちらの方と合わせて読んでいただけると幸いです。
ロンドンはとにかく歩きます!
石畳の道では足も疲れやすいので運動靴が1番です。
7月末から8月初め、夏真っ只中で日本では一歩外に出れば溶けそうな暑さですが、
イギリスは肌寒い時期でライトダウンが手放せない2週間でした。
それでは早速、ロンドン散策の様子をお届けします!
1週目の金曜日の夜は学校が終わったあとにCSBの目の前のパブにて、イギリスの伝統料理のひとつ、
フィッシュアンドチップスを食べました。
ドドン。の擬音語がピッタリなこのボリューム。
白身魚のフライの下にポテトフライ、レモンを絞ったりタルタルソースをつけたりしていただきます。
他にもビネガーや塩などもテーブルに置いてあるので好きに味付けもできます。
癖になるのは間違いなし。このお魚は本当に大きいんです。
生徒さんはこの日も丸一日踊った後でお腹も空かせていましたので完食またはほぼ完食、みんなよく食べていました。
胃がおばあちゃんな石川は今回も完食には程遠かったです…
幸せそうに食べている姿が可愛すぎます。
この日は生徒さんとスタッフ4人の他にスペシャルゲストが2人参加してくれました。
鈴木 繭子(すずき まゆこ)さん(写真右1番手前)と
川上 小春(かわかみ こはる)さん(写真右手前から3番目)です。
2人とも元The Wellsサポート生でCentral School of Balletの卒業生。
鈴木繭子さんは茨城県出身。 2021年にCSBを卒業後、イギリスのNew English Ballet Theatreに入団。 現在はイギリス在住のフリーランスとして活動中。 English National Balletの‘くるみ割り人形’や‘シンデレラ’などに出演されていました。 (TheWells注:鈴木さん出演のTheWellsChannelはこちらから)
川上小春さんは長野県出身。
2021年にCSBを卒業後、カナダのBallet Victoriaに入団。
現在はYMSビザを取得しロンドンに在住。
イギリス国内外のオーディションに挑戦し続けていらっしゃいます。
お姉さん方を交えてそれぞれの地元のご当地キャラの話や
今どきの流行りの話やキュンキュンする話やKpopの話などなど
大いに盛り上がりました。
ジェネレーションギャップにやられる場面もちらほら…笑
花金を楽しく過ごすことができました。
土曜日の午前中授業が終わった後は
ロイヤルオペラハウスにて、
Birmingham Royal Ballet芸術監督Carlos Acostaの50歳のお誕生日を記念したガラコンサート、Carlos at 50を鑑賞しました。
公演を観る前にオペラハウスのショップでお買い物や写真大会
そしてロイヤルオペラハウスの隣にあるイタリアンレストランで夕食をいただきました。
ロンドンでのバレエ、オペラ、ミュージカルなど全ての開演時間が基本19:30となっています。
今回ディナーをしたお店は、開演の時間に間に合うようコースが作られています。
大きなペッパーミルを見てみんなであのペッパーミルパフォーマンスをこっそりしました(笑)
いざ客席へ!
DVDでいつも見ているところだ!!!ここに自分がいるんだ夢みたい!と興奮を隠し切れない様子でした。
座席シートも高級感あふれる赤のベルベット素材で席の番号はゴールド刺繍されています。
こちらが演目とキャストです。
Carlos Acostaがどれだけの人たちに愛され尊敬されているか改めて感じられる、彼らしい華やかで楽しい舞台でした。
ダンサーはRoyal Ballet, Birmingham Royal Ballet, CarlosのダンスカンパニーAcosta DanzaなどからそしてCarlosの甥Yonah Acostaも出演しており豪華な顔ぶれでした。
どの作品も素晴らしく、ずっと鳥肌が止まりませんでした。
個人的にその中でも特に強く印象に残っているのはCarlos AcostaとMarianela Nuñezのレジェンドコンビです。
2人の世界観は本当に美しいものでやはり誰もが認める最高級の2人だと、初めてこのコンビをこの目で観て改めて感じました。
日曜日は朝早くからロンドン市内観光。朝の8:15に出発しました。
英国政府公認のブルーバッジガイドさんに案内していただき、ロンドンブリッジ、バッキンガム宮殿、ビックベン(国会議事堂)、ナショナルギャラリーなどなど主要観光地を制覇してきました。
お昼はイギリスの伝統料理サンデーローストを食べにいきました。
Hawksmoorというイギリス全土に店舗を展開しているステーキやシーフードを中心に扱っている受賞歴のあるレストランで、今回はデパートのハロッズなどがある高級街、Knightsbridgeの店舗に行ってきました。
サンデーローストは名前からわかるように日曜日(サンデー)の昼食または夕食に食べるローストビーフです。
サイドにはシュークリームの皮のようなふわふわもっちりしたヨークシャープディング、ポテトやお野菜がついていてグレイビーソースと合わせていただきます。
このお店のグレイビーソースが完璧で、お肉は溶けるように柔らかくヨークシャープディングとお野菜と相性抜群でした。
そしてなんとニンニクがまるごとついてきました!疲れた体に染みて元気が出ました。
朝早くからたくさん歩いてお腹ぺこぺこだった生徒さんたちはぺろっと完食しておりました!
2週目に向けてエネルギーチャージができました。
そのあとはあのハリーポッターのホグワーツ号のターミナル、9と4分の3番線の駅の舞台となったKings Cross駅に行きました。
ロンドンで最も利用者数が多い駅でロンドン市内から郊外の方まで、また隣接しているSt. Pancras駅からはユーロスターが通っており、ヨーロッパの国々へ渡ることができ、大きいスーツケースを持った人々で溢れています。
ロンドンからパリまでは2時間で行けちゃいます。
ここでは自由にショッピングタイムを設けました。
ハリーポッターのお店をはじめ、イギリスのオリジナルブランドやコスメやスーパーなどがずらっと並んでいます。
思い思いにお土産などのお買い物をして、帰りは夜ご飯にWasabiという日本食のチェーン店でお寿司を買って帰って、充実した休日でした。
サマースクール2週目の最終日にはワークシェアリングがありました。
(サマースクールの様子前編はこちらから)
サマースクール全日程終了したあとは、ロイヤルオペラハウスのバックステージツアー!
生徒のみなさんも、前の週に華やかなステージを観てからこの日をとても楽しみにしていました。
お衣装を中心にリハーサル室、食堂、メインステージの裏など大きいオペラハウスを見て回りました。
何十年も前に着られたチュチュが額縁にいれて飾られていたり
お衣装のデザインの裏話をしてくださったり。
現役プリンシパルのMarianela Nuñezや高田茜さん、金子扶生さんなどのお衣装も見せていただきました。
興奮が止まらず目玉が飛び出るんじゃないかと思うほど目を凝らし、輝かせ、本当に夢のような時間でした。
最後にはケーキや飲み物を用意してくださっていて、オペラハウスの中で素敵なカフェが開かれました。
温かいウェルカムに本当に感謝です。
そのあとはロンドンで最後のディナーをオペラハウスのすぐそばのByronというバーガー屋さんでいただきました。
驚くほどの大きさで、それでもぺろっと食べられちゃうようになっていて
「日本帰ったら何も足りなくなりそう〜」
という声がちらほら出ていました(笑)
とうとう帰国の日…この日の飛行機は夕方だったので
朝から荷物をまとめて部屋をきれいにしたあと、徒歩でSt Paulに行きました。
St Paulはロンドンで最も歴史が深い教会です。
日曜日でしたので礼拝に参列している方たちも多く観光客でも賑わっていました。
お昼はこのすぐ隣にあるカフェにて。
生徒さんたちはもう注文も支払いも英語で難なくできるようになっており
彼らの成長に涙がでそうな涙腺緩めの石川でした。
歩いて寮に戻りチェックアウトを終え、荷物をお迎えバスに乗せて名残惜しくもヒースロー空港へ…
楽しかった分どっぷり疲れていたようで移動の約1時間半、爆睡でした。
ヒースロー空港では荷物預けも保安検査もスムーズに終わり、免税店でショッピングを楽しみました。
今回はターミナル3でヒースロー空港の中では1番大きいターミナルでお店も比較的多く並んでいます。
コスメや香水、大人はお酒類…これらは免税店で買うのが1番です。
もうコロナの規制もなく旅行シーズンでしたので、空港内は多くの人で賑わっていました。
9人仲良く並んで長時間のフライトもあっという間でしたね。
羽田空港に到着し、2週間ぶりのご家族との再会、そして一緒に2週間過ごした仲間との別れ。
ロンドンから離れたくない、でも家族には会いたいという生徒さんがほとんどでした。
葛藤も色々あったと思いますが、夏の楽しい素敵な思い出を作れましたね。
生徒さん方、改めて2週間本当にお疲れ様でした。
希望あふれる学生さんたちと楽しく生活できたことを嬉しく思いますし、私自身学んだこともたくさんありました。
今回のサマースクールで経験したことを今後に生かして、また大きく羽ばたいてくれることを願っています。
スタッフ一同、また皆さんに会えることを楽しみにしています。
前編、後編に渡ったCSBサマースクールツアーのレポートはこれにて完結です。
少しでもCentral School of Balletのこと、サマースクールの様子やロンドンのことを知っていただき、楽しんでいただけたなら幸いです。
ここまで石川がお届けしました。最後まで読んでくださりありがとうございました。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。
Have a lovely day! Xx
怜奈さん、今回もありがとうございました。
SNSでは留学情報や講習会のご案内をはじめ、イギリスの生活風景や街並みも日々更新しています。
今回のCSBサマースクールの短編動画も投稿していますのでこのレポートと合わせて見ていただけると更に現地の様子が伝わるかと思います!
(InstagramはRenaもスタッフの一人として参加しています)
また、LINEでは講習会やオーディション、出願サポート等の開始もご案内中です。
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参加者全員にサマースクールスカラシップ審査あり!東京・大阪二会場で開催です。