いよいよ12月に突入しましたね。
イギリスの留学生たちは、日本へ一時帰国する人と、
そのままイギリスに残って年越しする人と、
ウェルズのサポート生でも半々に分かれています。
バレエ・セントラルの学生さんたちは、
「くるみ割り人形」のリハーサルや収録に忙しい日々を過ごしているため、
みなイギリス年越し組です。
大変な時期ですが、
皆さん志を忘れず、前向きに頑張っている様子が伝わってくるレポートが届きました!
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こんにちは。
Central School of Ballet 3年生の春木有紗です。
今年の9月からはセントラルの3年生で構成されるBallet Centralの一員として、
日々、仲間達と切磋琢磨しています。
今年はやはりコロナウィルスの影響が大きく、
例年通りにいかない事も多いですが、
平日学校にいる間は
ジャズダンス、コンテンポラリーダンスを含め、
クラスメートと楽しくレッスンをしています。
ソーシャルディスタンスをキープするために
レッスンで使うスタジオの床には、
2m四方にテープが貼られているのですが、
全てのレッスンにおいて移動の幅が狭められたりと、
大変な事が多いと感じていました。
けれども、バレエのレッスンでは
最近は軸を強く感じられるようになりましたし、
踊りのコントロールなど前よりも上達した事がとても増えました!
さらに、コンテンポラリーのクラスで、
その2mの枠を使って立方体をイメージし、
8つの頂点とその間の点をつないでいくという指示でインプロ(即興)をしました。
このようにたった2mの中で、
点と点を繋ぎ合わせる事により、
激しくも、なめらかにも
たくさん踊れるという発見があって
とても面白かったです!
イギリスは11月5日からロックダウンとなり
ほとんどのレストラン、パブは閉まっています。
さらにこの時期によく行われる
クリスマスマーケットなどもやっていないので、
少し街が寂しく感じます…
幸いな事に学校は授業を継続できるため、
レッスンはソーシャルディスタンスを保ちながら
行われている状況です。
毎年Ballet Centralで公演する
「くるみ割り人形」のリハーサルは
例年なら学校でやりますが、
スペースと時間が無いために
今年は別のスタジオを借りてリハーサルをしています。
さらに公演も今はできないため、
今年はフィルミング(収録)をする事になりました。
配役も決まってくるので
やはり悔しい事もありますが、
今自分が出来ることを精一杯やるのが
成長につながると思っています。
与えられた役をどのように魅せる事が出来るか、
日々考えながらリハーサルに集中しています!
そして3年生はBallet Centralと同時に
カンパニー・オーディションについても
考え始めなければなりません。
CV(履歴書)やカンパニーについてのリサーチなど、
様々な事を進めていきますが、
先日はオーディションのために
フォトシュート(写真撮影)を行ってくれました。
このフォトシュートは学年全員がやるので時間に限りがあります。
その時間のなかで
いかにクオリティの高い写真が撮れるかは
それまでの練習にかかっているので、
みんなどんなポーズをとるか、
また、ポーズをとっている時の表情まで
細かく自分で確認して練習していました。
先生達もフォトシュートの時のコツや
どのようにした方が良いというアドバイスをくださいます。
オーディションフォトは、応募したカンパニー先での
第一印象となるとても重要なものです。
気をつけるところを意識しながら練習もたくさんしてきたので、
良いフォトシュートができたのではないかなと思います!
コロナウィルスの影響で
オーディションを実施しないともう発表されているカンパニーもありますが、
ただ落ち込むだけでは何も変わらないので、
今自分が出来る事を精一杯頑張っていきたいです!
セントラルの先生達はとても親身に相談に乗ってくださいます。
オーディションについて、またどんなソロをやるかなど、
資料なども含めて情報を生徒に渡してくださいます。
こんなに優しい、
素晴らしい先生達に巡り会えた事に
本当に感謝しています。
このコロナ禍でも留学の環境を整えてくださった学校のスタッフの方々、
The Wellsの皆様、また家族に感謝して、
努力を惜しまず3年生を走り抜けたいです!
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セントラル・スクール・オブ・バレエは
2021年2月に新しい校舎へ引越します。
新しい校舎の第一期新入生となる、
2021年9月入学のためのオーディションは
昨年同様、2月に東京で開催されます。
詳細はこちらからご覧ください。