※この記事は2019年10月時点のものです。コロナ後には状況が変わっていることがありますので十分ご注意下さい。
YAGPの日本予選が終わりましたね。
ニューヨークファイナルへ出場される皆さん、
おめでとうございます。
そして、来年春のファイナルでのご活躍を
心からお祈りしています。
さて、いつもコンクールで話題となるのが、
バレエ学校のスカラシップですね。
スカラシップと言っても
中身はいろいろ。
授業料だけのものや
滞在費も含まれたものもあります。
イギリスでは、スカラシップ(Scholarship)は授業料や寮費を全額免除する場合に使われます。
その原資は各種の寄付によって賄われるので、学校によっても様々です。
各種スポンサーから、
受け取る学生を特定した寄付
学校全体への寄付
イベントへの寄付
などが盛んにおこなわれています。
コンクールでのスカラシップなどは、協賛会社(いわゆるスポンサー)から支払われていますね。
(この話をすると驚かれる方も多いのですが・・・・)
一部のみ補助します、といったような場合には
バーサリー(Bursaries)と呼んでいます。
ウェルズでこれまでにサポートしている生徒さんの例を挙げると、(2018年以前のデータです)
(同じ補助が複数回の場合もあります)
*イングリッシュ・ナショナル・バレエ・スクール:スカラシップ(授業料免除)、バーサリー(補助金授与・年間3,000ポンド)
*エルムハースト・バレエ・スクール:フルスカラシップ(授業料・寮費免除)、バーサリー(授業料補助:年間6,000ポンド)
*ロイヤル・バレエ・スクール:フルスカラシップ(授業料・寮費免除)、スカラシップ(授業料免除)
*セントラル・スクール・オブ・バレエ:バーサリー(補助金授与・500ポンド)
*トリニティ・ラバン:バーサリー(授業料補助:年間6,000ポンド)
サマースクールの場合は、
日本での講習会イベントから
それぞれの学校から数名のスカラシップ(授業料免除)が授与されています。
イギリスのバレエ学校は内容が充実しているものの、
授業料や滞在費が高いだけに、
スカラやバーサリーは、本当にありがたいですね!
スカラシップはコンクールだけでなく、
通常の入学オーディションでももちろん授与されます。
ぜひ挑戦してみてください。
※2023年1月注:スカラシップおよびバーサリーには日本の奨学金と同じように入学決定後、家庭の収入についての書類と生徒のスキル(成績)の両方を合わせて審査されるものがほとんどです。
2020年9月入学のための
日本オーディション日程
イングリッシュ・ナショナル・バレエ・スクール
エルムハースト・バレエ・スクール
セントラル・スクール・オブ・バレエ
ロイヤル・バレエ・スクール
トリニティ・ラバン