【必見!】ロイヤル・バレエ団 「バック・オン・ステージ」(動画配信)

皆さんは、既にご覧になったでしょうか?

英国ロイヤル・オペラ・ハウスが
10月から開始した「Royal Opera House Streaming」のバレエ版、
ロイヤル・バレエ団による「バック・オン・ステージ」は、
まさに、ダンサーやそれを取り巻く舞台関係者の情熱が
画面越しにも伝わってくる、素晴らしい3時間です。

3月の「白鳥の湖」を最後に、
コロナ感染拡大により劇場が閉鎖という
未曽有の事態に追い込まれたオペラハウス。

それでも、芸術家たちひとりひとりが心に持ち続けた火種を持ち寄り、
再び、見事な花火を打ち上げてくれました。

芸術監督ケヴィン・オヘアは
コロナ禍中でのリハーサルの難しさを伝えていました。
パートナリングは10組、
広いリハーサル室でさえ、
15名くらいずつしか使えないそうです。

収録日当日に別々にリハーサルしたグループ同士が
初めて顔を合わせる演目もあったようですが、
幕開けの「アンタッチャブル」(シェクター)は
観ているこちらが、思わず息を止めてしまうほどの集中力が伝わってきます。

そして高田茜さんの白鳥PDDは、
3月に拝見した時よりも、
更に人間離れしたとでも言うのでしょうか、
崇高な域に達しているように感じました。

個人的に泣けたのは(ほとんどウルウルしていましたが)
幕開けのシェクター(これは当然)、
前出の白鳥(ROHコンマス、ヴァスコ・ヴァシリエフのバイオリンソロも見事)、
「メドゥーサ(ソロ)」(オシポワのダンサーとしての傑出した才能が心を打ち砕きます)
ウルフ・ワークス(エドの復帰に涙)
マリアネラとワディムのドンキ(もう、うれし泣き!)

生の劇場に負けない、
素晴らしい舞台を、
ぜひ皆さんもテレビスクリーンでご覧になってください。
一度購入すると11月9日まで、毎日でも観れることも
嬉しいボーナスです。

チケットの購入はこちらから
(料金は£16、日本円で1,783円)

<プログラム>(デジタル版のキャスト表はこちらから)
「眠れる森の美女」(前奏)
「アンタッチャブル」(シェクター)より
「白鳥の湖」(イワノフ版)第2幕のパ・ド・ドゥ
「OUR WISHES」(マーストン)
「ジュエルズ」(バランシン)よりダイヤモンドのパ・ド・ドゥ
「カルーセル」(マクミラン)よりIf I loved youのパ・ド・ドゥ
「WITHIN THE GOLDEN HOURS」(ウィールドン)よりフィナーレ
「THE DREAM」(アシュトン)より
「リーズの結婚」(アシュトン)より第1幕のパ・ド・ドゥ
「ロミオとジュリエット」(マクミラン)より第1幕のパ・ド・ドゥ
「メドゥーサ」(シェルカウニ)ソロ
「ウルフ・ワークス」(マクレガー)I NOW, I THENより
「ドン・キホーテ」(プティパ)第3幕のパ・ド・ドゥ
「ドンカスター・ダンス」(オペラハウスのみんなで踊ろうプロジェクトのビデオ)
「エリート・シンコペイション」(マクミラン)

 

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