留学生さんたちの英国の母である、ガーディアン。
The Wells 英国ガーディアンリーダーの Kazuyoさんによる新入生到着編レポートその3は「自己隔離中に行うPCRテストのサポート」です。
セントラル校・新入生の初渡英の様子を、英国現地ガーディアンリーダーの目線からご報告致します。こちらは、(3)自己隔離中に行うPCRテストのサポートの様子です。
サポート生が初渡英した時期(2021年9月)は、(英国に住所がない場合は)たとえ日本で2度のCOVID-19のワクチンを接種した生徒であっても、英国ではそれを有効なものとは見なしてくれない時期でありました。(日本ウェルズ注:2021年10月4日より日本で2回接種をしていれば有効となります)
このため、英国入国後(到着翌日起算)より10日間の自己隔離が求められたのです。
●自己隔離の始まり
日本出国に際し、日本ウェルズや、私たち英国現地ガーディアンと事前にやりとりをして、サポート生たちは、隔離に備えてできる限りの食材を荷物に詰め込んで渡英してきました。自炊・自活の始まりです!
あるガーディアンの報告によりますと、自己隔離2日目には、担当生のリクエストにお答えして、ベッドリネンやドライヤー、食料の不足分を現地で購入して、寮にお届けしてくれていました。
「初渡英+自己隔離」という組み合わせのサポートは、ガーディアンにとっても初めての組み合わせでしたので、サポートの様子もコロナ禍に翻弄されて、例年の様子と変えて、柔軟に対応していく必要がありました。生徒によっては心配性な生徒もいたり、たくましい生徒もいたり、様々です。ガーディアンはひとりひとりに寄り添います。
●PCR検査(Day 2)
自己隔離2日目は、PCR検査(Day 2)の日でした。18歳未満ではテストをガーディアンが見守る必要がありましたので、ビデオコールで遠隔サポートしたり、ガーディアンによっては、寮に訪問して作業を行いました。
PCRテストキットは、手順を間違っては台無しです。
英文の手順書を事前に写真に撮って送ってもらい、ビデオコールでサポート生と繋ぎながら、検査キットの確認、検査のやり方などを順序立てて細かく確認します。
無事にテスト終了後は、指定の袋に梱包して、テストキットを専用ポストに投函して帰宅するところまでをサポートしました。まずは一安心です。
●Test to Releaseサポート
10日間の自己隔離期間を5日に減らすため、Test to ReleaseというPCRテスト(有料)が受けられます。ガーディアンを代表して、サポート生を引率して行ってまいりました。
テスト会場への移動は、バスを利用しましたので、サポート生は、この機会にバスの乗り方、降り方を学びました。(日本ウェルズ注:日本でもなかなかバスには乗らないかもしれない、学生んさんたち。また住んでいる地方でもローカルの作法が違うのが、バスですよね)
みんなマスクを着用して、最短ルートでテスト会場へ向かいます。
初めてのロンドン・ダブルデッカー(2階建てバス)の2階部分に乗ることが出来て、マスクの下は笑顔!
すんなり会場に到着。天井の高い、美しいイギリスの重厚な建物にうっとり。
テストは担当員にしっかり行ってもらえたので、皆さん、鼻の奥がツーンと痛かったそうです。
テスト結果は翌日には判明し、全員、無事「陰性」でした。晴れて自己隔離終了です。
みんな、お疲れさまでした!
次は、学校初日前日に行った、到着後サポートの様子をお知らせ致します!
(次回に続く)
例年の新学期にはないプロセスのため、日本も英国側もスタッフは毎回その生徒さんの状況にあった確認作業とスケジューリングを繰り返しました。学校によっても年齢によっても、実はこのプロセスが異なっているため、きっと日本のウェルズは2021年9月時点においては日本で一番16歳から18歳の学生が渡英するときのプロセスには詳しかったと思います(キリッ!)
学校に行く前にも、実はさらにいろいろと準備があります。 大活躍 Kazuyoさんの続編は続きます。