さて、話題のローザンヌ国際バレエコンクールです。
今年は昨年来日公演をした英国ロイヤル・バレエ団の芸術監督ケビン・オヘア氏が、審査委員長を務めていますね!
そしてコンテンポラリー・ダンスの課題は一昨年、京都賞を受賞したノイマイヤー氏というのも、何だか日本との不思議な縁を感じます。
日本からは国別最多の89名がビデオ審査に応募(全体では338名、2位のオーストラリアは48名)、そしてやはり国別最多の13名がセミファイナリストとして、スイスのローザンヌ、ボーリュ劇場に集いました。
ウェルズのサポートする国、イギリスからは5名がビデオ審査にエントリー(汗)。
日本人の野中くんがイングリッシュ・ナショナル・バレエ・スクールからの出場ですが、イギリス人とはカウントされないので、ファイナリストには誰も残っていません。
ローザンヌ国際バレエコンクールは、日本ではダンサーの登竜門のように言われますが、ヨーロッパでは少し様子が違います。
The Prix (ザ・プリ)と呼ばれるコンクール、今年はフランスは少し多目の15名がビデオエントリーしましたが、ドイツは2名、スペイン3名、スウェーデン3名、ハンガリー4名、オーストリア1名など。
ヨーロッパには日本にはまだないバレエ専門学校や大規模なバレエ団があって、コンクールに出なくても、入学や入団のオーディションに参加できたり、コンクール出場対象年齢の学生ダンサーたちは、既にローザンヌのパートナー校でダンスを学んでいることも、少なさの理由でしょう。(ちょっと残念ではあります。。)
イギリスの学校ではビデオエントリー前にも、9月の始業から二週間くらい放課後に練習してビデオ撮影なので、それではさすがに、なかなか厳しいですね(笑)。
そもそもロイヤルもイングリッシュもセントラルも、ローザンヌのパートナー校なので、出場したら学校の宣伝になるかな?くらいにしか思っていないかもしれませんし、それよりも、今学校で学んでいることをしっかり修得しなさい、という事なのかもしれませんね。。(はぁ。。)
ともあれ!いつもお世話になっている、アクリ・堀本バレエアカデミーの生徒さんが、今年もたくさん出場されているので、嬉しいウェルズです。
きっとまた、楽しいローザンヌキャンプ!みたいな雰囲気でワイワイ楽しく過ごしていることでしょう。
ローザンヌは普通のコンクールと異なり、レッスンもたくさんあって、その中での成長も大いに期待できるところです。皆さん、リラックスして楽しんで欲しいなと思います。
日本人のセミファイナリストと所属バレエ教室は以下の通りです。
藤本結香: 小池バレエスタジオ
川口まり: 川口ゆり子バレエスクール
永久メイ: プリンセス・グレース・アカデミー(モナコ)
中尾太亮 アカデミー・オブ・ダンス
水原菜々花: エトワール・バレエ・スクール
西澤真優: アクリ・堀本バレエアカデミー
野中悠聖: イングリッシュ・ナショナル・バレエ・スクール
太田倫功: ジョン・クランコ・スクール
高森美結: ハンガリアン・ダンス・アカデミー
武田彩希: 札幌シティバレエ
氏原瑠之介: アクリ・堀本バレエアカデミー
山元耕陽: アクリ・堀本バレエアカデミー
吉野文乃: アクリ・堀本バレエアカデミー
地球の反対側からも参加しているコンクール。
今年はどんなダンサーさんが見られるのか、今からライブ中継が楽しみですね!!
ライブストリーミングはこちらから。
スイスのローザンヌは日本と-8時間の時差。
むこうの午後3時は日本の午後11時です。
今後の放映スケジュールは次の通りです。
(現地時間で表示しています。8時間を足してくださいね。)
2月1日(水):午後3時~4時半
2月2日(木):午後3時~4時半
2月3日(金):15才~16才(男女)午前9時半~12時15分
2月3日(金):17才~18才(男女)午後2時~午後5時半
2月3日(金):審査発表午後6時半~7時
2月4日(土):午後2時半~午後6時
全豪オープンテニスが終わったばかりというのに、しばらく寝不足が続きそう。。。