2022年英国バレエサマースクールレポート(セントラル・スクール・オブ・バレエ編~その2~)

【第2週目は自炊にチャレンジ】
セントラル・スクール・オブ・バレエ サマースクールの第2週目。
食事はすべて自分たちで用意します。

1週目に食べた食事を再現しようとチャレンジする子、
パック入りのサラダがお気に入りの子などなど、
1パックは多いので、友達と買って分け合う子などなど。
留学は何事もチャレンジ精神が第一です!

【コロナに負けない!】
ところが、残念なことに、
1週間の終わりに近づいてくると、
ちょっと喉が痛いという子達が出てきてしまいました。

毎朝全員、体温測定と体調観察はしていましたが、
念のため、週末に新型コロナの簡易検査をすることになりました。

当時ロンドンでは実は3人に1人は陽性と言われている時期で、
検査キットは薬局で手に入るけど、検査をしない人がたくさんいるという噂は聞いていたので、
私たちは全員、食べる時以外はマスクをしていて、
クラスの中でも日本人だけでしたが、マスクをしていました。

それでも検査の結果は、
残念ながら生徒3人とスタッフである私たち2人も、
陽性が出てしまいました。

その他の生徒は陰性でしたから、個室で本当に良かった!と思いながら、
とりあえず一旦部屋で待機。

せっかくロンドンまでサマーを受けに来たのにと、
ショックを隠し切れない生徒達もいましたが、
マスクもしていたし、
個人個人できる限りの注意をしていたのだからこれは仕方がない、
自分のせいではないから自分を責めないでと伝えました。

【みんなの優しさに感謝💛】
そんな中で嬉しかったのは、陰性の子達が心配して、応援のメッセージを送ってくれたこと。
みんなは大丈夫か、自分たちにできることはないかと言ってくれたことでした。

ウェストミンスターをバックに!

陰性の生徒達は週末は観光に出て、ロンドンタワーやバッキンガム宮殿、
コベントガーデンではミュージカル 「メリー・ポピンズ」を見に行ったそうですが、
お買い物に行っても、みんな揃ってからまた来ると言って、買い物も早々に引き上げてきたそうです。

日本ではコロナにかかっただけで、腫れ物に触るようにすると聞いていたので、
生徒さんたちの他人を思い遣る気持ちが本当に嬉しく、
きっとそれぞれのお家の方が優しい人たちなんだろうなぁと、
温かい気持ちになりました。

陽性の生徒達も症状自体はあまりひどくなく、
3人で個室に集まって一緒YouTubeを見たり、
体を少し動かしたり支え合っていて、
強い子達でよかったと安心していました!

【ジェットコースターも終盤!】
そうこうしているうちに、またロンドンの規則が変わり、
18歳以下は陽性のテスト結果が出ても、症状がなければ検査から3日後には学校に行ってもいいと変わりました。

週末の間に変わった規則でバタバタしましたが、生徒達に伝え、
体調を整えつつ復帰前には散策に出かけ、ビッグベンやバッキンガム宮殿も見学。
コースの最後まで頑張ろうと気合が入っていました。

【最終日はパフォーマンス】
そしてあっという間に2週間目も過ぎ、
気づいたら最終日のパフォーマンスになっていました。
それぞれクラスで学んだことをパフォーマンスに仕上げており、
生徒達のいろんな顔を見ることができました。

最終日のパフォーマンスは校内のゲーブルスタジオシアターで。

振付のクラスでは他の生徒と協力することが多く、
日本人以外の生徒達でグループになっていて、
英語のみのコミュニケーションを取ることが多く、
大変だったと聞いていましたが、
みんな楽しそうにバレエでは見かけない面白い動きなどを見せてくれました。

ジャズのクラスでは実際にあるミュージカルから振付を習い英語のセリフを叫ぶこともありました!
クラシックのバレエクラスは白鳥のコールドやヴァリエーションを披露。
2週間でこれだけ多くの内容を学んだんだと感心していました。

2週目は他校のサマーへ参加した生徒も見に来てくれました。

【ウェルズ名物・オペラハウス・バックステージ見学】
最後の週末はRoyal Opera Houseのバックステージツアーでした。
バレエ団のワードローブ(衣装部)を担当しているモラグさんにガイドしていただき、
普段入れることのないバックステージでたくさんの衣装を見たり、
普段カンパニーダンサー達が使っているスタジオにちょっとだけ入ることができたり、
貴重な体験となりました。

ワードローブのオフィスで。

コベントガーデンでは各自お土産を買ったり市場を見たりして、
最後までとても楽しく過ごしてくれました。

オペラハウス前のバレリーナ像と。

帰る3日前のコロナPCR検査も全員陰性で無事終わり、出国入国どちらもとてもスムーズに。

もう取り壊されてるかもしれないね。ドキドキのPCR検査場も懐かしい思い出。
後ろ髪を引かれながら、帰国の途につきました。必ずまた来ます!と嬉しい感想をいただきました。

【無事に帰国しました!】
羽田空港までご一緒しましたが、
お迎えに来たご家族と感動の再会と思いきや、
お母さんただいまと言ったきり、みんな沈黙に包まれ…
その場で他の子達と立ち尽くしていました!

特別な仲間とは離れがたいね。

「どうしたの?」と聞くと
「家に帰りたいけど、同時にここを動いたらみんなとは会えなくなるしサマーがとうとう終わってしまうので動けない」とのこと。
かわいいな、楽しかったんだな、ととても嬉しく感じました。

コロナが陽性になって不安な生徒達もいた中、
お互いを支え合い、励ましながら頑張った生徒達は、
きっとこれからも色んな道を力いっぱい進んでいくんだろうなと思いました。

【きっとまたお会いしましょう!】
いろんなことがありましたが私も本当に楽しかったです!
セントラル・スクール・オブ・バレエとロンドンの魅力が少しでも伝えられたら嬉しいです。

みなさんお疲れ様でした!
Hope to see you again one day, anywhere in the world.

そして最後までレポートをお読みいただき、ありがとうございました。
来年の夏は、また新しい生徒たちとの出会いがありますように!

*2023年のサマースクール審査は、11月3日~5日の日本講習会にて審査があります*
詳しい内容はザ・ウェルズのウェブサイトからご覧いただけます。

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