少し極端な例を挙げますが、
中学受験や高校受験のための願書、そして就職のための履歴書に貼る顔写真を
ご自分で撮影したことはありますか?
スマホのアプリで自撮り?
ましてや今回の話題は、
バレエ学校出願用、写真選考のためのポーズ写真です。
もうこの後は書かなくても良いくらいなのですが。。。
お教室の発表会でも、
生徒さんの美しい姿を記録に残すために
必ずプロのカメラマンが撮影していると思います。
それならなぜ、大切なオーディション用写真を
プロのカメラマンで撮影しないのでしょう。
これでは、宝塚音楽学校や芸能プロダクションに出願する写真を
ご自分で撮影しようとしているのと同じです。
そしてもしご自分のお子さんのポーズ写真を撮影した経験のある親御さんは、
想像以上の大変さをご存じだと思います。(かく言うわたしもそのひとり!)
大抵、最後にお子さんが疲れて、「こんなもんでいいんじゃない?」と終わりにしたと思います。。
(そうでなかった方は、この先は読まなくて大丈夫です!)
元ロイヤル・バレエ・スクール校長のダイアン・ヴァン・スクーア先生が、以前このように仰っていました。
「学校で忙しい毎日の合間に、何百という願書と写真を次々と見るんですよ?美しく撮影されていない写真は、それだけで見る気が失せてしまいます。」
「美しく撮影されていない写真」です。
例えば、明度が低い、焦点が合っていない、背景がごちゃごちゃしている、なんだか斜め、などです。
せっかく美しいラインも、
バーやカーテンやその他の縦横の背景があると、
曲がって見えてしまうことがあります。
背景は無地。
これが基本なのですが、なかなか難しいですよね。
そして残念なことに、カメラが少し上に位置していて、軸足が短く写ってしまったり、
足長にするために下から写してラインが途切れて腕が短くなってしまったり。。。
オーディション願書を扱っていると、
時には再撮影をお願いすることもあるんです。
私たちがどんなに頑張っても、
プロのカメラマンのようには撮れません。
それは使用機材から明らかです。
そして忘れてならないのが、
今年の本校オーディションは、
新型コロナウィルス感染拡大に少なからず影響されるだろうということです。
予定していたオーディションがオンラインになる、なんてこともあるかもしれません。
オンラインオーディションになると、
必ず事前にポーズ写真提出が求められるでしょう。
また、サマースクールのほとんどは、
ポーズ写真選考です!
「写真の質」は、「本気」「やる気」が映し出されます。
ぜひぜひ勝負写真で出願してください!!
*ザ・ウェルズでは、皆様のご要望にお応えして、ポーズ写真撮影会を年内2回開催予定ですが、2回目の実施は新型コロナウィルス感染拡大状況を見極めつつ予定して参りますので、現時点での日程は未定です。できる限り早めに準備いただくことをお勧めします。