【留学報告】イングリッシュ・ナショナル・バレエ・スクール

ザ・ウェルズの第1回特待生
石川倫くん(イングリッシュ・ナショナル・バレエ・スクール第1学年)から
1学期の報告が届きました。

イギリス生活の長い倫くんですが、下宿先での自炊生活は初めての経験。
忙しいトレーニングに加え、
大変なことも多いと思いますが、
元気な様子が届きました。


こんにちは、
イングリッシュナショナルバレエスクール1年生の石川倫です。

僕は9月の入学から学校の近くの大家さんのご自宅に下宿をしています。
入居した日からほぼ毎日自炊をしています。
随分と日々の食事や洗濯、買い物などにも慣れてきて、
友達と楽しく過ごす時間も増えてきました。

イングリッシュナショナルバレエスクール
ロンドン、チェルシーにあります。
そして学校は4月から東部ロンドンにある
ロンドンシティ・アイランドに移転する予定で今から楽しみにしています。

ロンドンシティ・アイランドの新校舎は
建物の半分がイングリッシュナショナルバレエ団と同じ施設内にあり、
とても便利で刺激的な環境のなかにあります。
スクールからバレエ団のスタジオやジムも見えるため、
常にENBのリハーサル光景を見る事が可能です。

1年生の担任の先生は男子はマイケル・バーキン先生、
女子はリアン・マックレイ先生です。
マイケル先生はとても丁寧にクラスを進めてくれるので
自分が今まで気付いていなかった点も適確に指摘してくれます。

その日のスケジュールによって少し変わって来ますが、
主にはこのようなものです。
8:30~10:30 : バレエクラス
10:45~11:30 : コーチング
11:30~1:15 : パドドゥ/レパートリー
1:15~2:15 : ランチタイム
2:15~3:00 : アッパーボディー
3:15~4:45 : コンテンポラリー
5:00~6:00 : アナトミー(*解剖学)

アッパーボディー、コンテンポラリー、アナトミー、バリエーション、パドドゥは週2回。
ベニッシュ(*舞踊譜)、レクチャー、ピラテスは週1回。

今タームは特別に3年生の担任デイビット・ヤオ先生のクラスで
チェケッティ・メソッドのクラスを習っています。
チェケッティ・メソッドは週6日のエクササイズが細かく決められていて、
バレエに必要なエクササイズを理論的に
そして何より美しさが問われるものです。
テクニカルなステップもとても多いのですが、
その難しさを表情や身体に出してはいけません。

デイビッド・ヤオ先生と。暗くなるまでレッスンします。

僕はいつもの1年生のスケジュールが終わった後、
2年生の男子と共に1時間半から2時間ほどのレッスンを受けています。

そして、11月17日サドラーズ・ウェルズで行われた、
チェケッティ・ヴォケーショナル・アワードにて奨励賞を受賞しました。

この結果を残せたのはもちろんヤオ先生のおかげです。
毎回先生のチェケッティの豊富な知識や授業での熱意は
本当に驚きです。

僕は10歳の時に『ロイヤルバレエスクールの生活』という本を読んだ事があります。
そこにはページ一杯に映ったレッスン中の少年がいました。
そしてその頃に出会ったイギリス人のチェケッティ・メソッドの先生に
その本で見た写真の少年がヤオ先生だと聞きました。
僕はその頃からヤオ先生に出会える日を本当に楽しみにしていました。
この学校へ来てヤオ先生のレッスンを受けられ
本当に嬉しい日々を送っています。

そして、チェケッティ・ヴォケーショナル・アワード前日に
ENBSの生徒として初めてのアセスメントがありました。
僕の学年の男子の数は少し少なめで9人です。
1人ずつ持ち味になる面があり、
お互いに良い刺激があるなかチームとして皆で頑張りました!

アセスメント後、クラスメイトの男子で揃って食事にでかけ
楽しい時間を過ごしました。

女の子達も同じ日にアセスメントがありましたが、
男性のクラスより長く大変そうです。
来学期はパドドゥ、バリエーションのアセスメントがあるので
気を抜かず頑張りたいと思います。

そして今学期の最大のイベント、
ウィンターショウケイス
11月28日と29日に
新しい校舎の中にあるプロダクションスタジオでありました。

2年生のアリサさん、1年生のしずくさんと新校舎のスタジオで。

1年生は2つ作品を踊りました。
ラ・シルフィードから「リール」の踊り、
振付師: アンドリュー・マクニコルによる
ネオクラシカルの作品でした。

しずくちゃんとはネオクラシカルの作品で
パドドゥで組ませてもらいました。
先生方、校長先生に特にこの作品について褒められ嬉しいです。
今まで習ったことがないようなリフトが多く
先生方にアドバイスをもらうケースが多かったです。

担任の先生、ゲストで来てくださったアマンダ・マックスウェル先生、
スチュアート・キャシディ先生、
アンドリュー・マクニコル先生、
そしてヴィヴィ アナ・デュランテ校長先生に対し感謝でいっぱいです。

ウィンターショウケイスが無事終わり、
12月6日にあったのがチェケッティ・アドバンスト1の試験でした。
試験に備えてヤオ先生とのクラスは
当初の週1回から
最近では毎日レッスンがありました。

チェケッティの試験では、
クラスレッスンを暗記するだけでは無く、
セオ リーも勉強しなくてはなりません。

試験中、試験官から5つほど質問を聞かれ直ぐに英語で答えるか、
動作に関するものであれば実際に体で表現しなければいけません。
なんとか試験は終わりましたが、
今回の結果は来年1月に通知される予定です。

イングリッシュナショナルバレエスクールの1学期は
人生の新しいチャプターの始まりで
難しい場面もありましたが、
凄く楽しめた、
充実した3ヶ月だったと思います。

1月からも頑張ります!

石川 倫


倫くん、ありがとうございました。
2学期には、イングリッシュ・ナショナル・バレエ団
創設70周年のガラが、
ロンドンで盛大に開かれ、
スクール生も出演予定です。
楽しみですね!

文中に何度も登場した、
ディビッド・ヤオ先生のレッスンが
日本で直接受けられる
「英国スタイル・バレエ講習会」は絶賛受付中です。

優秀者にはイングリッシュ校のサマースクール入学許可が授与される他、
特にオーディションやコンクールを控えた生徒さんには
「自分のバレエに向き合う」きっかけになる
絶対に受けて欲しい内容となっています。

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