ロイヤル・バレエ団「マイヤリング」舞台速報!
2017年5月13日(土)、ロンドンのロイヤル・オペラ・ハウスでケネス・マクミランの「マイヤリング」が上演されました。
そして、何故、この公演がそれほど特別かと言うと、その女性の主役「マリー・ヴェッツェラ」を、先にプリンシパルに昇格した高田茜さんが演じたからなのです。(男性のルドルフ皇太子はスティーヴン・マクレーさん)
今回サラ・ラムさんの怪我による降板で、急遽出演が決まった高田さん。
初めてのマクミラン作品の主役が、ルドルフ皇太子の愛人で強烈な個性を奔放に放つマリー・ヴェッツェラ役というのは、高田さん応援団のウェルズとしては、嬉しい反面、神様も厳しい課題を出すなあと思っていたのでした。
ギリギリの、本当にギリギリのところを攻めて行かなければ、狂気と紙一重のルドルフへの断ち難い執着と、死によって完結されるという妄想にかられた愛を観客に伝えることは難しい役柄です。
マクミラン三大作品「マノン」「ロミオとジュリエット」と並ぶ名作「マイヤリング」ですが、記憶に新しいところでは、アリーナ・コジョカル、マーラ・ガレアッツィ、リアン・ベンジャミン、そして2013年に彼らが引退してからはサラ・ラムらが好演してきましたが、その代役として、高田さんが大抜擢されたのです!
結果はもちろん大成功!(拍手!)
ツイッターやインスタでは、興奮気味の現地の観客から、たくさんのコメントや写真が投稿されています。
イギリスでは舞台公演の批評が直ぐに新聞などで発信されるので、彼らのレビューも楽しみですね!!
(今回降板されたサラ・ラムさん。怪我が心配です。夏には来日公演もありますので、早く元気な姿を見せて欲しいですね。一日も早い回復をお祈りしています。)