下記記事及び内容は2017年講習会に関する内容となっております。
2018年日本オーディションについてはイベントページでご確認ください。
エレガンスと演劇性が盛りだくさん!
英国バレエの基礎とエッセンスがぎっしり詰まった2日間でした。
英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団附属エルムハースト・バレエ・スクールの教師による講習会が、大盛況のうちに終了しました。
バレエクラスでは、基礎を中心に据えて、じっくりとひとりずつに目を配って指導されるディビッド・ヤオ先生とアンドレア・トレディニック先生の穏やかながらも的確な内容のご指導が印象的でした。
ジュニア1のレパートリークラスでは、フレデリック・アシュトンの「リーズの結婚」から、なんとチキンダンス!
一度はやってみたかったダンスにウェルズのスタッフも大興奮!! リーズの結婚の中でもお客様からも注目される、ダンサーにとっては見せ場のダンスです。
とても速くて、慣れない踊りなのに、皆さん一生懸命、鶏になりきろう、鶏らしく見えるには?と頑張った結果、最後にはとても素晴らしいパフォーマンスで、ご覧いただいた保護者の方々からも大拍手が送られました。
ジュニア2では同じく「リーズの結婚」から収穫の踊りを学びました。
アシュトンならではの、大きく上半身を曲げた振付、両脚を大きく曲げる振付など、こちらも英国バレエのエッセンスが詰まっていました。
一番初めにヤオ先生から「舞踊史から見ると、このバレエはそれまでの妖精やおとぎ話のバレエから、はじめて人間が主役になった作品なので、人間らしく、しっかりと足を地面に付けて踊ってください!」と説明があり、
一瞬で自分のやるべきことが明確になるというマジックな瞬間も味わいました。
そしてシニアクラスでは、ピーター・ライト版「白鳥の湖」からハンガリアン・プリンセスのソロをお勉強。
長い長いソロですが、2日間で最後まで覚えたことに、トレディニック先生もびっくり!日本で踊られることは殆どなく、インターネットでも見ることのできないながら、本当に魅力的なソロを学べたことは、とても貴重な経験だったと思います。
ボーイズクラスのソロは同じく「白鳥の湖」からジークフリート王子、第3幕。普段穏やかなヤオ先生ですが、ひとたびボーイズクラスのコーチングとなると人が変わったように「しごき」モードになります。ボーイズの皆さん、よく頑張りましたね!!でもたった二日間で見違えるように美しく堂々たる王子になったことは確かです。
今回の講習会は時間が短く、最終日の全員揃っての成果発表会が開催できませんでした。
そのため、サマースクールのスカラーシップ並びに奨励賞の受賞者をこちらで発表させていただきます。
受賞者には追って副賞をお届けします。
★受賞者の皆様からの感想もいただいていますので、次回のブログでご紹介します★
【サマースクール・スカラーシップ賞】
アッパースクール賞(2017年8月6日~8月12日、英国バーミンガム):
松永真依(J.Honda Ballet)
ロウアースクール賞(2017年8月30日~9月1日、英国バーミンガム):
河﨑心夢(デパルクバレエスクール)
【奨励賞】
ジュニア1
阿部光李(梨木バレエスタジオ)
波多野創(有明ニューシティバレエスクール)
ジュニア2-1
五十嵐玲奈(J.Honda.ballet)
小野さくら(久光喬子バレエ教室)
瀬戸環(妙典バレエスタジオ)
ジュニア2-2
相澤仁那(KAEバレエクラシック)
福島さや香(シマダバレエ学院)
Hさん
シニア1
仲林希美(熊谷有梨バレエクラス)
島田聖奈(山本なつ子バレエスクール)
シニア2
齊藤有佑(小林絹恵バレエスタジオ)
関剛多(ミヤキバレエ学園)
鈴木繭子(西梶勝・芳恵バレエスタジオ)
先生方からは、皆さんとても意識が高く集中していて、選ぶのが本当に難しかったという感想をいただいています。
スカラーシップはなかったけれど、講習会に参加して、ぜひエルムハースト校のサマースクールに出願してみたい方、まだ間に合います。出願サポートはザ・ウェルズまでお問い合わせください。もちろん、そのほかの学校についても対応しています。