今年もやってきました、
この美しい野外劇場「ホランド・パーク」
お天気も最高で、気温は22度くらい。
公園にはたくさんの人が思い思いに過ごしています。
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そんな公園の真ん中に位置する野外劇場では、
夏の期間限定で、ロイヤル・バレエ・スクールの公演を皮切りに、
たくさんのオペラや音楽会などが繰り広げられます。
踊ったり歌ったりする間、散歩の犬が外で吠えたりするのもご愛敬。
この劇場でメンデルスゾーン「真夏の夜の夢」なんて聴いた日には、
そこら中から妖精が飛び出してきそうです💛
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三日前に初演を迎えた今年のロイヤル・バレエ・スクール公演
幕開けは「パキータ」です。
何年か前にも見た記憶がありますが、
変わらぬ仕上がりの素晴らしさにため息が出ます。
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王道のクラシックを先頭に生徒たちの才能を余すところなく見せつける(!)秀逸な作品群が続きます。
Gemma Bondの新作「Assemblage」は男性だけのコンテンポラリー作品
エネルギッシュな流動感あふれる群舞でした。
衣装で纏う全身タイツの色が、足元が白で膝下くらいから段々緑に、そしてグレーから黒というグラデーションですが、
群舞をジーっと見ているうちに、たくさんの大根が踊っているように見えてきたのは、
恐らく時差ボケのせいだと思います。
ロウアースクール10年生の踊り「Royal Emix」は、
可愛らしいフォークダンスなんだけど、
みんな目が真剣!
だって物凄い高速ダンスなんです。
イギリスのバレエ学生たちに数々の素晴らしい作品を提供しているAshley Pageは、
ショスタコーヴィッチの音楽を使用して、ドラマチックなネオクラシック作品「Fieldwork」を
ホワイトロッジの11年生に提供していました。
「この中で何人がアッパースクールへ進級できたんだろう」なんてことを、
全身で音楽に応えて行こうとする若いダンサーたちを見ながら思ったりもして。
「Remembrance」はオランダ国立バレエ・ジュニアカンパニーの作品をお借りして。
アッパースクール2年生になると、異なるダンス言語をたくさん身に付けて、
きっと自分の中での試行錯誤を続けていくんだろう。
音楽性や身体表現力が問われる作品。
すごく良かった。
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そうこうしているうちにプログラムは後半に、、
待ってましたとばかりに、アシュトン作品が2つ続いたのですが、、
La Valseはちょーっと舞台が狭すぎたかな。
人数、衣装、振り付けともに、オペラハウスの広さが必要。
アシュトンの踊りを(できても出来てなくても)体いっぱい表現するには、
もっとスペースが必要だったね。
音楽も踊りも大好きな作品。
6日にはオペラハウスでの公演だから、
きっと素晴らしいに違いない(バーミンガムに行くので、見れないけども。)
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アシュトン作品2つ目は、
ラプソディからPDD
今日の公演は、ごめんなさい、
私の中では、この二人が全部もっていった感じでした。
プログラムの写真にもなっている二人で、
Katie Robinsonと、Ravi Cannonier Watson(どうしても知りたくて先生に聞いた!)
プロ並みのうまさで、RB入りも納得
10年もしたら、ふたりともプリンシパルでも不思議じゃないくらい。
「うまさ」だけじゃないんですよね、やっぱりバレエだから…。
名前、覚えておこう♪
生徒の作品ふたつのうち、アッパースクール2年生の作品は怪我のため中止
うーん、辛いね。
早く良くなりますように!
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ジェローム・ロビンスの楽しいギャグ作品「Mistake Waltz & The Carries」は、
表現力の問われる作品だけど、大成功。
観客席も大喜びでした。
プログラム最後は、再び男性5人だけの作品
バレエの超絶技巧や、ダンサーの身体能力で魅せる作品なので、盤石
私が見たキャストはプログラムの写真とは異なるのだけど、
それでもお客さん大拍手でした。
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そういえば、写真前列右の生徒さん
ちょっとジェームス・ヘイを彷彿とさせるようなチャーミングな踊りでした。
今年のRBS卒業生は男女合わせて25名
去年のように突出した才能には出会いませんでしたが、
やはりスタンダードは高い学校です。
6名が研修生としてロイヤル・バレエ団、2名がバーミンガム・ロイヤル・バレエ団2へ入団します。
その他には、カナダ国立、チェコ国立、ドルトムント(ジュニア)、オランダ国立(ジュニア)、イングリッシュ・ナショナル・バレエ、ミラノ、ノルウェー2,ドレスデン、スウェーデン、チューリッヒ(ジュニア)などへ入団します。
世界中で活躍する卒業生を、今年もまた若いダンサーが追いかけて行きます。
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9月から元BRBプリンシパル、イアン・マッケイを校長に迎えるロイヤル・バレエ・スクール。
彼は母校に凱旋するわけだけど、どんな手腕を発揮するのか、
ひとりのイアン推しとしては、乞うご期待!ですね。
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