皆さん、こんにちは。
イギリスのバレエ学校では、
サマースクールがたくさん開催されています。
その中で、今回注目していただきたいのは
コンテンポラリーダンスの授業です。
今やバレエダンサーが
コンテンポラリーダンスも踊れることは
世界の常識。
もっと大人になってから、
では遅いのです。
世界中のバレエ学校で
必ずカリキュラムに含まれる
コンテンポラリーダンスのクラスは
大きく分けて3つあります。
ひとつはテクニッククラス
カニンガムやグレアム(グラハム)を中心にしたレッスンです。
ふたつめはレパートリー
現在世界で主流となっている
コンテンポラリーダンススタイルから
それぞれの学校独自のコネクションを使って
講師を招いて指導してもらいます。
そしてみっつめが
クリエイティブ
これが留学生にとっては
なかなか鬼門となっているようですね。
その理由は
決まった型を習うのではなくて
自分で新しいムーブメントを
ゼロから創り出さなくてはならないから。
「テーマ」と言われても、
いったい何をどうしたらいいのやら。。。
1年目は大抵、クリエイティブのコンセプトを理解するところで
終わってしまうことが多いように見受けられます。
今年のバレエ学校サマースクールでも
「ひとりが木になって
もうひとりがそれによじ登り移動する!」
というミッションがあって
なかなか苦戦していた模様です。
皆さんは
「ダンサーなのになんでクリエイティブができなくてはならないの?」
と思われるかもしれませんね。
コンテンポラリーダンスの作品は
再演よりも、新作の発表が多いことは
皆さんもご存じでしょう。
その新作を作る過程では
初めはコンセプトだけをもってスタジオにやってくる振付家がほとんどです。
ダンサーに出会い、
お互いにインスピレーションを与え合って
作品作りをするところに
コンテンポラリーダンス作品の醍醐味があります。
そんなとき、
振付家にインスピレーションを与えられるダンサーになれたら
どんなに世界が広がることでしょう。
そんなこともクリエイティブを勉強する
ひとつの目的です。
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一般社団法人 日英ダンス協会主催
英国発!コンテンポラリーダンス・インテンシヴ 2018