チェケッティ・ディプロマコースの撮影も順調に進んでいます!
もうすぐオーディション・インサイトコースで来日される前ロイヤル・バレエ・スクール、ホワイトロッジ校長ダイアン・ヴァン・スクーア先生ですが、ロンドンでもお忙しい日々を過ごしていらっしゃるようです。
先生が現在手掛けている大きなプロジェクトのひとつに、「チェケッティ・レガシー・プロジェクト」があります。その中でヴァン・スクーア先生は芸術監督としてチェケッティ・ディプロマ・コースのDVD作成に携わっていらっしゃいます。
チェケッティのディプロマは、元来プロダンサー用に作られ、クラシックバレエのチェケッティ・メソッドにおいて最高点に当たります。このディプロマコースを学んだ学生の中には、パブロワ、カルサヴィナ、ニジンスキー、ランベール、そして英国バレエの礎でありロイヤル・バレエの創設者、ニネット・ド・ヴァロワという栄光ある名前が並びます。
現在ヴァン・スクーア先生は、ロイヤル・バレエ団とバーミンガム・ロイヤル・バレエ団から選りすぐられたダンサーに、コースの内容をひとつずつ指導しています。先生のOKが出た部分から、ロイヤル・オペラハウス内のリハーサルスタジオでロス・マクギボン氏による撮影が行われ、少しずつDVDが出来上がってきています。待望のDVDは来年2017年夏に完成が予定されています。
写真はヴァン・スクーア先生が、ロイヤル・バレエ・スクール時代の生徒であり、ヤング・ブリティッシュ・ダンサー・オブ・ザ・イヤー(2013年)受賞者のカツラ・チサトさんに撮影のための指導をしている時にウェルズのスタッフが撮らせていただいたものです。素早いフットワークや上半身を大きく曲げる独特なスタイルはアシュトンやマクミランに見られる英国バレエスタイルへの濃い影響を示しています。複雑なステップを何度もやり直す様子は、カツラさんの完璧主義と練習への熱意を感じました。
今回のオーディション・インサイト2017は、少人数のクラスでヴァン・スクーア先生のレッスンを連続3日間も受けられる、大変貴重なチャンスです。受講者の皆さん全員に、先生のサイン入り修了証も授与されます。お申込み〆切まであとわずか。ぜひご参加ください。
コースの詳細とお申込みはThe Wellsのホームページから。