元ロイヤル・バレエ団プリンシパルである
タマラ・ロホを芸術監督とする
イングリッシュ・ナショナル・バレエ・スクール
2018年度(2017年9月始業)には、
日本にも所縁の深いカルロス・ヴァルカーセル先生を
ダンス部門長(Director of Dance)に迎え
新たな時代を迎えました。
ヴァルカーセル校長は、就任以来
学生のレベル向上のために奔走しており
来年度からの更なる飛躍の期待される学校のひとつです。
イングリッシュ校の学校公演は、
ウィンブルドンのテニス選手権で知られる街にある
ニュー・ウィンブルドン劇場で
これまで同様、卒業生を主体にプログラムが作られます。
今年は振付家としても受賞歴のある
ヴァルカーセル校長のバレエとコンテンポラリー作品を上演
幕開きのバレエでは、
全校生徒が代わる代わる登場して
華やかさと技を競い合いました。
デフィレもいいですが、
こんな風に踊るのも見ていてとても楽しめます。
目を惹いたのは2年生の質の高さ
来年度も楽しみな学校です。
残念ながら外部からの振付家の招へいはありませんでしたが、
校内振付コンペティションの第1位と第2位作品の上演がありました。
第2部は古典「眠れる森の美女」からオーロラ姫の結婚の場
今年はロイヤル・バレエ・スクールと重なってしまいました。
また当初期待していたマクミラン版ではなくなってしまっていたのも、
少し残念でした。
ヴァルカーセル校長の振付ということで、
今年の学校公演は校長先生の色合いが濃くでた学校公演でしたね。
ブルーバードには、仲秋連太郎さん
次に拝見するのはカンパニーの公演になりますが、
既にプロ意識の垣間見える
堂々としたプレゼンスでした。
日本人では
仲秋さんがイングリッシュ・ナショナル・バレエ団へ
山本理久さんがハンガリー国立バレエ団
野中悠聖さんがサラソタ・バレエ団
中野伶美さんがアトランタ・バレエ2
へそれぞれ入団すると発表されていました。
2018年卒業生の進路は
学校ガイドに記載しています。
皆さん、それぞれ新しい土地での出発となります。
今後のご活躍が楽しみです。