日本は今や世界でも有数のバレエの盛んな国になりました。
そして、コンクールや講習会の数の多さもピカイチです。
元々お稽古事や部活の大好きな国民ですから、海外のようにプロになるつもりはなくても、一生懸命レッスンに励み、発表会やコンクールで華やかな舞台に立つだけで、素晴らしい経験を積むことに変わりはありません。
ウェルズの講習会のために来日される先生方は、皆さん口を揃えて「素晴らしい文化だ!」とびっくりしてくださいます。
そんな先生方でも、やっぱり西洋で生まれたバレエという芸術を本当に理解していただくために、一度でいいから本場の学校に来てみてくださいねっておっしゃいます。
ヨーロッパの街を歩けば、いたるところにバレエの世界に通じる風景が開けています。
長期でも短期でも、いつか一度は行ってみたいですよね。
ひとりでも多くの生徒さんに、本場の空気を感じてほしいというのは、私たちの願いでもあります。
そんな夢やあこがれを手助けする存在がスカラシップ。入学費用や参加費用などが免除になったり補助されたりする可能性があるので、保護者の方々にとっても気になる点だと思います。
ところが、スカラシップというと、大きなコンクールで賞をいただかないと授与されないものと思う方も多いようです。
ともすると、海外のバレエ学校への留学自体、コンクールでスカラシップを受けないと実現が難しいと考えてしまう方もいらっしゃるというお話も聞きます。
実際にはコンクール以外にもいろいろな種類やタイミングでのスカラシップが存在します。ぜひあきらめずに調べてみてください。
ウェルズでも講習会を開催する際には、そんな願いを少しでも叶えられるようにと、スカラシップが受けられるチャンスが広がるよう努力しています。
昨年はセントラル・スクール・オブ・バレエをはじめ、エルムハースト・バレエ・スクール、オーランド・バレエ・スクールの講習会を通して、合計6名のスカラシップ生が貴重な海外バレエ学校のサマースクールを経験しました。
※参加した生徒たちのコメントを記事公開しています。
バレエサマースクールってどうだった? 英語・授業・生活
現在申込受付中のセントラル・スクール・オブ・バレエ講習会/オーディション(11月1日福岡・11月2日大阪・11月4、5日東京)では、今年も2名の生徒さんに2018年8月のサマースクール(2週間)のスカラシップ授与が決まっています。
そして12月26日から5日間開催のジャパン・バレエ・インテンシヴ2017では、参加の生徒さんがご自分で選んで申し込み、入学を許可されたサマースクールや留学に関して、一部補助するという形式のスカラシップを準備しています。
どちらもコンクールの成績ではなく、努力や取り組む姿勢に対して用意しているスカラシップです。
ぜひ挑戦してみてくださいね!