新しい時代の幕開け~セントラル・スクール・オブ・バレエ~

10月13日、秋晴れのロンドンの朝、セントラル・スクール・オブ・バレエの新校舎へお邪魔してきました。

テムズ川の南岸、文化施設の集まるサウスバンクには、以前の校舎の3倍という広さを誇る、素晴らしい施設が生まれていました。

広々した受付を抜けると、7つのスタジオと劇場、ピラティス・ルームやフィジオ・センターなど、生徒たちが伸び伸びと、トレーニングに打ち込める環境が整っています。

広々としたピラティスルームには、様々な器具と、リカバリー用のバレエスペースがあります。
トリートメントルームは2室も!専属のフィジオセラピストが生徒のケアを行います。
生徒が食事をしたり休憩したり、自由に使えるグリーンルーム

その他、学習センターや、図書室、レコーディングスタジオや、バレエ・セントラルをはじめとする多くの公演のための数々の衣装や小道具、ティアラなどの装飾品が、美しく整然と収納されています。

そしてそれを支える衣装部のオフィスもまた、ロイヤル・オペラ・ハウスのミニチュア版のように整えられています。

<セントラル校、新時代の幕開け>
長年の目標だった新校舎への移転を使命としていた前校長や芸術監督が、その役目を終えて去ったあと、新たに任命されたオスターフィールド校長とケイト・コイン芸術監督が、創立者クリストファー・ゲーブル氏の遺志を更に発展させて、多様性と個性を尊重する時代にあったダンサーを育成していきます。

<新卒者用就労ビザ>
世界中が大変な時期にあって、2021年のセントラル日本人卒業生は10名全員が、海外のカンパニーへ入団、またはカンパニーのトレーニングプログラムへの加入を果たし次のステップへの準備をしています。

これまで留学生の就職の障害のなっていた就労ビザ問題ですが、BA(Hons.)という大学卒業資格を持つことにより、卒業後2年間のイギリス国内での就業が可能となりました。

バレエ学校ではセントラル校だけが、大学士の資格を得ることができます

<セントラル校2021年卒業生の進路>
Trainee at Orlando Ballet, Florida(アメリカ)
Northern Ballet Grad Scheme(イギリス)
Mystic Ballet, Connecticut(アメリカ)
Matthew Bourne’s Nutcracker Tour(イギリス)
EBB Junior Company(フランス)
Junior Company Francois Mauduit(フランス)
Arts Ballet Theatre, Florida(アメリカ)
MA at London Studio Centre(イギリス)
Ballet Victoria(カナダ)
Ballet Jorgen(カナダ)
Jasmin Vardimon 2(イギリス)
Ballet Tuscon, Arizona(アメリカ)
New English Ballet Theatre(イギリス)
Etoile Ballet Theatre(イタリア)
Ballet Cymru Pre-Professional programme(イギリス)

<本校入学を目指すアソシエイトプログラム>
現在セントラル校では、入学前の若い生徒を育成する、アソシエイト・プログラムに力を入れています。

優秀な生徒たちはみな、セントラル校への入学を目指してレッスンを受けているため
今後、ますます狭き門になっていく学校ではないかと考えられます。

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