オーディション・インサイト2019付帯イベントとして開催された
「保護者のための留学説明会」おかげさまで当日は満席での開催となりました。
今回の講習会は9歳から参加OKだったので
低年齢の生徒さんを持つ保護者の方から
この後すぐにオーディションを受けて来年秋からの留学を考えている保護者の方まで。
そもそもなんで「留学」が必要なんでしたっけ というところから
現在もたくさんのバレエ留学生とそのご家族と接している現場からお話をさせていただきました。
学校別のお話やウェブを検索すれば出てくるお話は資料の配布にとどめ
英国に特化しているウェルズならではのトピックを中心にご紹介。
この講習会と同時開催の留学説明会も
開始してすでに5年が経過していますが内容がどんどん変わってきています。
保護者の皆様も、情報がないから聞きに来る という状態から
あふれる情報の中からどうやって判断をすればいいのか に変化していることがわかります。
質問内容も
「英語ってやっぱり必要ですか?」
から
「いつまでにどれくらいの英語力があればいいですか?」
に変わってきていたりします。
次に多いのは
「イギリスは英語の資格がネックで・・・・どうすればいいですか?」
「イギリスは費用が高くてと聞くのですが実際はいくらくらいかかりますか?」
「でもイギリスのバレエが好きなので留学させてやりたいですが、皆さんどうされてるのですか?」
というご質問。
生活費用についてはおそらくほかの国に比べて一番高額ですし
在学期間もほかの国に比べ長い学校が多いのがイギリス。
一体それはなぜなのかについても解説をしました。
そして何より、将来ダンサーとして活躍するために、また、その後も続くキャリアのために
イギリスのバレエ学校で学んで卒業をする ということは
皆さんの想像以上に大きなアドバンテージになる というお話に
保護者の方々の関心が集まっていました。
また 気になる日本での学歴のことについても
実は今教育現場の対応が変わってきています。
・高校生の途中で留学していても今の高校を卒業できたり、高校卒業の資格がきちんと取れる方法もあること。
(私立・公立を問わず 学校単位での対応があります)
・イギリスのバレエ学校を卒業した後に 日本の大学に進んで勉強をつづけることも可能なこと。
・学校によっては英国の大学卒業の資格も取れるので、普通の企業に就職をするケースもあること。
・終身雇用制度になぞらえたダンサーとしてのキャリアのお話。
先を見据えて、「そもそもなぜ留学するのか」について考えてみることが今回のメインテーマとなりました。
中学・高校生でもキャリア教育が盛んな時代です。
いつも思い描いた通りになるとは限らない人生ですが
しっかりと自分で考え また家族と考え、恩師と考える
少しでも皆さんのヒントになれば幸いです。
次回は 英国スタイル講習会の際に 「英国バレエ学校のサマースクールについて」に絞って説明会を開催します。
ご興味のある保護者の方がいらしたら ぜひご参加ください。
セントラル・スクール・オブ・バレエの講習会中にも校長による学校説明を開催します。(締め切り間近!)