ロンドンでは他の学校に先駆けて、
7月9日からロイヤル・バレエ・スクールの
サマースクール2週間コースが始まりました。
ウェルズサポート生のKくんも元気に参加しましたが、
とても暑い毎日だったようです(汗)
指導は主にホワイトロッジの先生方
バレエはZHAN ATYMTAYEV先生と
蔵健太先生
コンテンポラリーダンスは
ディディ・ヴェルディマン先生と
チヒロ先生(恐らくLCDSの先生かな?)
スプリングコースに続いて
2回目の参加となったKくんですが、
人数が少なくミックスクラスだった前回に比べ、
今回は参加人数も多かったので(23名)
14才~15才のボーイズクラスを中心にしたトレーニングを受けることができました。
クラスでは唯一の日本人でしたが、
寮も大部屋で、たくさんの友達ができたようです。
最終日には
以前のような成果発表会形式ではなく
9時半から午後1時までのレッスン見学ができました。
様子を見ていると
クラスがとても良い雰囲気で
お互いを励まし合い
褒め合って
切磋琢磨している様子が良く分かりました。
初日のチェックインにはガーディアンが付き添いましたが、
9月からの入学希望者という欄への?が少なく、
恐らく既に自国のバレエ学校で
フルタイム教育を受けているのだろうなということが伺えます。
パリオペラ座バレエ学校やワガノワの生徒さんもいて、
とても刺激になったと思います。
でもボーイズっていいですね。
どこのバレエ学校にいても
男の子は男の子
楽しそうです(笑)
蔵先生が披露してくださったレパートリーは
ライモンダ第1幕のソロ、
ジゼル ペザントのソロ
パキータ第1幕のソロ
それぞれを複数人で踊れるように
ちょいちょいとリハーサルして
お披露目でした。
観客の前で、
嬉しくも緊張した感じのダンサーが
とても微笑ましい時間でした。
もちろん皆さん、とてもお上手ですけどね!
バレエクラスは
5年くらい前から
ホワイトロッジで指導されている
元イングリッシュ・ナショナル・バレエ団の
ZHAN ATYMTAYEV先生
ロシアバレエ育ちの先生ですが、
とにかく何をしても
美しいのです。
ロシアバレエとイギリススタイルに深い関係があることは
ご存じの方も多いと思います。
全てはマエストロ・チェケッティから始まり
ワガノワは子どもたちにシラバスを作り
マダム・ド・ヴァロワはロイヤル・バレエを作り上げました。
ZHAN先生もポール・ド・ブラの大切さを
繰り返し指導していらっしゃいました。
ポール・ド・ブラって本当に不思議。
男性は強くノーブルに
女性は気高く優雅に
同じポジションなのに
上半身を一番美しく見せてくれる魔法です。
そして指先まで美しく見えてくるのです。
夏休みの学生さん。
フレデリック・アシュトンが言ったように、
毎日ポール・ド・ブラだけは練習してくださいね!