ロンドンでは他の学校に先駆けて、
7月9日からロイヤル・バレエ・スクールの
サマースクール2週間コースが始まりました。
![](https://thewells.co.jp/wp/wp-content/uploads/2018/07/IMG_4111-300x228.jpg)
異常気象の暑さが続くロンドンでは、リッチモンドパークの草も全て黄色くなってしまいました!
ウェルズサポート生のKくんも元気に参加しましたが、
とても暑い毎日だったようです(汗)
指導は主にホワイトロッジの先生方
バレエはZHAN ATYMTAYEV先生と
蔵健太先生
コンテンポラリーダンスは
ディディ・ヴェルディマン先生と
チヒロ先生(恐らくLCDSの先生かな?)
スプリングコースに続いて
2回目の参加となったKくんですが、
人数が少なくミックスクラスだった前回に比べ、
今回は参加人数も多かったので(23名)
14才~15才のボーイズクラスを中心にしたトレーニングを受けることができました。
クラスでは唯一の日本人でしたが、
寮も大部屋で、たくさんの友達ができたようです。
![](https://thewells.co.jp/wp/wp-content/uploads/2018/07/IMG_2059-225x300.jpg)
サマースクールを無事終えて、先生から修了証をいただきました。
最終日には
以前のような成果発表会形式ではなく
9時半から午後1時までのレッスン見学ができました。
様子を見ていると
クラスがとても良い雰囲気で
お互いを励まし合い
褒め合って
切磋琢磨している様子が良く分かりました。
![](https://thewells.co.jp/wp/wp-content/uploads/2018/07/IMG_4130-225x300.jpg)
ホワイトロッジ、パブロワスタジオには、アンナ・パブロワの写真がたくさん飾られています。
初日のチェックインにはガーディアンが付き添いましたが、
9月からの入学希望者という欄への?が少なく、
恐らく既に自国のバレエ学校で
フルタイム教育を受けているのだろうなということが伺えます。
パリオペラ座バレエ学校やワガノワの生徒さんもいて、
とても刺激になったと思います。
でもボーイズっていいですね。
どこのバレエ学校にいても
男の子は男の子
楽しそうです(笑)
蔵先生が披露してくださったレパートリーは
ライモンダ第1幕のソロ、
ジゼル ペザントのソロ
パキータ第1幕のソロ
それぞれを複数人で踊れるように
ちょいちょいとリハーサルして
お披露目でした。
観客の前で、
嬉しくも緊張した感じのダンサーが
とても微笑ましい時間でした。
もちろん皆さん、とてもお上手ですけどね!
![](https://thewells.co.jp/wp/wp-content/uploads/2018/07/IMG_2084-300x225.jpg)
リッチモンドには緑豊かな場所がたくさん。
バレエクラスは
5年くらい前から
ホワイトロッジで指導されている
元イングリッシュ・ナショナル・バレエ団の
ZHAN ATYMTAYEV先生
ロシアバレエ育ちの先生ですが、
とにかく何をしても
美しいのです。
ロシアバレエとイギリススタイルに深い関係があることは
ご存じの方も多いと思います。
全てはマエストロ・チェケッティから始まり
ワガノワは子どもたちにシラバスを作り
マダム・ド・ヴァロワはロイヤル・バレエを作り上げました。
ZHAN先生もポール・ド・ブラの大切さを
繰り返し指導していらっしゃいました。
ポール・ド・ブラって本当に不思議。
男性は強くノーブルに
女性は気高く優雅に
同じポジションなのに
上半身を一番美しく見せてくれる魔法です。
そして指先まで美しく見えてくるのです。
夏休みの学生さん。
フレデリック・アシュトンが言ったように、
毎日ポール・ド・ブラだけは練習してくださいね!
![](https://thewells.co.jp/wp/wp-content/uploads/2018/07/IMG_4141-300x225.jpg)
リッチモンドを流れるテムズ川。河岸にはお洒落なレストランやカフェが並びます。
コースを終えてホッと一息、ドイツのソーセージを味わいました。