リッチモンド駅とテムズ川を挟んだ
向こう岸に位置する、
セント・マーガレットの街。
その瀟洒な高級住宅街に校舎を構えるのが
ランベール・スクール・オブ・バレエ&コンテンポラリーダンスです。
バレエとコンテを50:50で学べる学校として、
毎年日本でも入学オーディションを開催していますね。
バレエについては夏の学校公演で拝見したことがあるだけなので、あまりよく分かりませんが、
コンテンポラリーダンスやクリエイティブ(コンテ作品の振付)については、
素晴らしい才能を育て、輩出しています。
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瀟洒な住宅街にひっそりと佇むランベールの校舎
振付作品発表会(Choreographic Showcase)は3日間にわたって行われ、有料で一般公開されます。場所は一昨年に増築された校内のスタジオシアター。
劇場の舞台ではないので、
照明や舞台装置には限りがあります。
その分を差し引いても余りある、
多様性に富んだ作品群でした。
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ランベール校 振付発表会のプログラム(1)
恐らく毎日少しずつ異なる作品を発表していると思いますが、
私が拝見したのは生徒さんからお勧めだった中日。
招待客が客席の半分を占めていたので、
選りすぐりだったかなとも思います。
ランベール校の振付発表や学校公演で発表される学生の作品を観ていると、
時々「え?」と思う程、明るくポップなものがあるのですが、
これってきっと、ミュージカルの振付家になる人なのかな?と今更気が付きました。
コンテの学校だから、クリエイティブなものを作るものだと、勝手に想像していたので大反省。
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ランベール校 振付発表会のプログラム(2)
その名も「Acceptable in the 80s」
楽しい1年生の作品でした。
ザ・ウェルズと日英ダンス協会のコンテンポラリーダンス講習会でお馴染みの
ジョーイ・バートンはこの学校の2年生。
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ジョーイ・バートン
作品「Dyonysian」をイメージした写真(1)
今回は同級生に振り付けた作品と
他の振付家の作品にダンサーとして登場していました。
溢れるダンスの才能と、
振付の上手さを
見せてくれました。
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ジョーイ・バートン
作品「Dyonysian」をイメージした写真(2)