【ロンドン公演レポ】ロイヤル・バレエ団「マノン」(フランチェスカ・ヘイワード)

念願だったフランチェスカ・ヘイワードの「マノン」を観てきました。

2014年11月に弱冠23歳のソリストで
この大役に抜擢され、

エドワード・ワトソンを相手に
度肝を縫いたテクニックと演技力で
世界の度肝を抜いてから(笑)
早くも3年半。

ロイヤル・バレエ団「マノン」(2014年)フランチェスカ・ヘイワード

やっぱり彼女はすごかった。
きっと歴史に残るプリンシパルになるんだろうと思います。

とにかく身体が良く動く。
難しいことをやっている筈なのに
全く筋肉に固さが見えないので
まるで音楽と一体化して
身体から音楽が流れ出てくるような印象を受けます。

ロイヤル・バレエ団「マノン」
マノン:フランチェスカ・ヘイワード
デ・グリュー:フェデリコ・ボネッリ
レスコー:アレクサンダー・キャンベル
レスコーの愛人:クレア・カルベット

茜さんといい
フランチェスカといい
若い人のマノンはいいわねって思います。
(難しいので、マノンの実年齢に近い若さだと、
なかなか上手く踊れないけど
この二人は別格)

そして今回は高級娼婦役だった
チェ・ユフィさん

細かい演技、
見逃しませんでしたよ!

明るくて、
嫉妬深くて、
噂話の好きな娼婦。
しっかりと人物像が伝わってきました。

ロイヤル・バレエ団「マノン」
キャスト表

真ん中で誰かが踊っていると
ついつい周りを見なくなりがちですが、
ロイヤル・バレエ団の場合には、
ぜひ周りも見ていただきたいんです。

ひとりひとりが役作りをしていて、
本当に面白いのです!

高級娼婦を相手に
洒落た立ち居振る舞いで楽しませる
紳士たちには
ウィリアム・ブレイスウェル、リース・クラーク、ニコル・エドモンズ
スラっとした素敵な若者3人組です。

ジョナサン・ハウエルの
いかにも女好きの初老貴族役は必見!

一度では見切れないので
結局、何度も劇場に足を運んで散財、
ということになるので、注意が必要ですが。

ロイヤル・オペラハウスの動画に
マリアネラ・ニュネスとフェデリコ・ボネッリのマノン
寝室のPDDがありました!
視聴はこちらから!

ロイヤル・オペラハウス
アンフィシアター席、前列3列目からの景色
意外ととても良く見えます。

先日、茜さんの回でデ・グリュー役のデビューだった
アレックス・キャンベル
今日はレスコーでした。

もう長年踊りこんでいる役なので
すっかり身体に染み込んでいて
楽しませていただきました。

ロールデビューでとても丁寧に踊っていた
ジェームス・ヘイとは対照的に
少し勢いで踊るというか
雑に見えるところもありましたが、
そこが彼のレスコーの解釈なので、
とてもしっくり来ていました。

ロイヤル・オペラハウス
上演中は天井の一部が開いて、照明に使用される。照明スタッフはこの高さで勤務!

 

 

ロイヤル・オペラハウスのオーケストラピットと2階の音響部屋
ピットは演目によって床が上下。幅も両脇の客席を潰して100人編成も入れる。

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ロイヤル・オペラハウスのある劇場街
通称「ウェストエンド」では、
日曜日を除く毎日、大小40を超えるの舞台の幕が開きます。

コヴェントガーデン・マーケットは建物を改修して使用。かつての面影を残しています。

イギリスでは、ほとんどの演奏会や舞台が
夜7時半開演なので、夜7時頃から
街にワラワラと人が集まり始め、
7時半前には一斉に劇場に吸い込まれていく、
という面白いことが毎晩繰り返されます。

イギリスの劇場街「ウェストエンド」はこの辺りから始まります。アメリカのブロードウェイのような場所です。

ただし!
たまに土曜日は少し早く始まったりするので
開演時間はやっぱり確認した方がいいですよ!

そして日曜日はお休みです。
さすが労働組合の国です。

ウェストエンドは午後6時から活気付く街

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