秋深まるロンドンで、イングリッシュ・ナショナル・バレエ・スクール(ENBS)、新校長カルロス・ヴァルカーセル先生にお会いしてきました。
(実際にはバレエ団芸術監督タマラ・ロホが学校長、その下にアカデミック部長とダンス部長のお二人がいる構造ですが、ここでは分かり易くカルロス校長と表記させていただいています。)
イギリスのバレエやダンス教育を日本と繋ぐお手伝いをしているウェルズですが、
縁あって、今後ENBS校を日本へご紹介する役目をご依頼いただくことになりました。
これまで毎年、短期・長期留学生のサポートをしてきた学校なので、大変嬉しいお知らせです。
今後、一緒にイベントを開催していかれることにワクワクしているスタッフです。
皆さんも楽しみにしていてくださいね。
カルロス校長は2003年から2006年まで、日本の東京昭和音楽大学短期大学部バレエコースの主任講師として、日本のバレエ学生さんへの長期指導歴のある珍しい先生です。
それだけに、日本の学生さんに足りないもの、
学校が学生さんに求めるものをよくご存じでいらっしゃいました。
ENBSはプロのダンサーを養成することが目的の学校ですから、
卒業後はカンパニーに入団できるダンサーを育てなければなりません。
今のヨーロッパでバレエと同時にコンテンポラリー作品を上演しないバレエ団はありませんから、
学校では当然、バレエと同じくコンテンポラリー・ダンスにも力を入れて教育プログラムが組まれています。
バレエ、コンテ、その他、様々な表現のできる多様性のあるダンサーを育て上げることが、
バレエ学校に課せられています。
そこで!
ちょっとドキドキしながら「コンテンポラリー・ダンスは何才頃から始めたらいいですか?」という質問をしてみました。
答えは「16才では遅い」(きゃ~! 😯 )
「9才、10才から習っても早過ぎない」(え~、そんなに早く? 😕 )
でもそれには、ちゃんと条件が付いていました。
「良い先生に指導してもらえる場合に限る」(なっとく 😮 )
要するには、バレエだけのトレーニングになりがちな日本の学生さんたちには、もっと早くからコンテンポラリーを初めとする、様々なダンスに触れて、柔軟な心を育てて欲しいということなんです。
ウェルズが毎夏開催しているコンテンポラリー・ダンス・インテンシヴも
少しはお役に立ってるといいな! 😀
来年のローザンヌ国際コンクールは、出場年齢が14歳に引き下げられましたね。
ダンサー=身体表現者
という意識が早くから必要なのかもしれません。
そしてもうひとつ、ENBSへの留学を目指す生徒さんへ、カルロス校長から大事なアドバイス。
「英語をしっかり身につけて来てください!」 😳
英語でコミュニケーションできることは、留学生活が充実するだけでなく、様々な場面で皆さんの助けになること間違いなし!です。