ロイヤル・バレエ・ガラ2022 (Aプロ)初日!

前回2019年のツアーから実に3年、英国ロイヤル・バレエ団のメンバーが日本のステージに戻ってきてくれました。
簡単に、備忘メモを残しておきます。

日本公演用パンフレット

当初のフル・カンパニー来日公演の予定からガラに変更になったものの、5日間でAとBの6公演。英国ならではの振付家の作品をメインに、そうそうたる顔ぶれの13名のダンサーが繰り広げる2時間半、13演目(Aプログラム)は珠玉でした。


オープニングは、フランチェスカ・ヘイワード(彼女の師匠のダイアン先生に倣って、フランキーと勝手に呼ばせていただいています)とセザール・コラレスの「明日(Morgen)」。ウェイン・マクレガーがこの二人のために振り付け、ロックダウンで2020年3月にROHが閉鎖されて以来、2020年6月13日に初のライブ公演としてストリーミング配信されたプログラムで発表された作品です。

ウェルズスタッフは、そのロックダウン前、最後の白鳥の湖の公演を観て以来なので、感動もひとしお・・・・

美しい歌唱とバイオリン、ピアノに乗せた二人のバランスと重力の溶け合い方のムーブメントが素晴らしいオープニングにワクワクが止まりません。

サラとサンベのジゼル2幕のPDDは鉄板。簡素な背景のこのシーンだけなのに、全幕を見ているかのような切なさがあふれてきます。

ヤスミンとリースの「ル・パルク」 フランスのプレルジョカージュがパリオペに振付。ケイトとロバートの2台ピアノで奏でられるモーツァルトに乗せたとてもヨーロピアンな作品でした。リフトのバランス、遠心力、重力が完全に無視されたクライマックスにくぎ付け。。。。
ヤスミンの身体能力!!

マリアネラと亮一さんのアポロ、佐々木さんとブレイスウェルの白鳥と続き 

茜ちゃんとアレックスのバルコニーのPDD(ロミオとジュリエット)。
手元のオペラグラスにも力がこもります。
実は来年2023年のロイヤル・バレエ団の日本公演の予定演目はこの ロミオとジュリエットなんですね。
全幕を絶対茜ちゃんのジュリエットで見なくてはいけない、とオペラグラスを握りしめて強く強く思いました。
まるっきりボキャブラリーが貧弱になるのですが、高田茜という不世出のダンサーは別格OF別格です。
是非、来年の6月を期待したいと思います。


休憩後の、サラと亮一さんのコンチェルト、フランキーとアレックスの寝室のPDD。
「フランキー、恐ろしい子・・・・」と彼女のデビューの舞台を見た友人が一言だけ送ってきたメッセンジャーの通り、彼女の進化は止まりません。彼女の体から音楽が流れ出ているのを通り越し、彼女自身が音楽を操っているような感覚になります。

来シーズンからプリンシパル昇進のウィリアム・ブレィスウェルの「精霊の踊り」はアシュトンが、アンソニー・ダウエルのためにソロ作品に仕立てたのだそうです。まさにアシュトン!な作品で、彼の今後に期待です。

ヤスミンとコラレスの「海賊」で一番会場が盛り上がりました。日本人、本当に回転とジャンプを愛しているのだわ、と思うところ。
いよっ!待ってましたっ!!コラレス屋!という掛け声が聞こえてきそうな、東銀座のような盛り上がり。隣のお席のマダムも手拍子!!

そしてこの後の3つが凄すぎました。(ボキャ貧再発)

茜ちゃんのジュエルズよりルビー。どうやったらこんなとんでもない動きをストラヴィンスキーのあの音楽に合わせて余裕で踊れるんだろう、常人の域ではない・・・。ケイトとロバートのピアノも珠玉。(18日はサラのダイヤモンドがみられるのでこれまた楽しみすぎ)

サラとエドの「インフラ」。エドですよ?プリンシパルを引退した エドワード・ワトソンMBEが日本のファンのために再び。
(ロンドンで参加した某パーティのチャリティーオークションで、エドとお食事 1000£スタート というのがあってあれよあれよという間に10倍の金額がついたことはさておき、)彼が、マクレガーのピースを、日本で、サラとPDDで。もう垂涎でしかない。
二人が織りなす世界で、社会の中の孤独感が胸に迫ってきて落涙。これはやっぱり作品全体を観たい!(そうだ、ロンドンへ行こう)

そしてトリは、ネラとリース君のチャイコフスキーPDD!!
これは、もうそれはいろいろな方のバージョンを見すぎているせいか、実は好きでも嫌いでもない作品でした。
が。しかし。ネラが踊ると驚愕、完全に別物すぎて驚愕。「音楽で遊ぶ」と佐久間奈緒さんが良くおっしゃるのですが、まさにそこ。圧巻。
もちろんすべての動きはきっちりと振付通り、間違っても自己流の崩しなどではないんですが、これぞ音楽性(ミュージカリティ)。
間違いなくマリアネラ・ヌニェスのチャイコフスキーPDD でした。


もう、日本のバレエ学生さんこれを全員見てください。世界観が変わります。

ラストのガラらしい全員登場のフィナーレは明るく楽しく、カーテンコールも5回の大サービスをいただきスタオベ。


とてつもないパワーをダンサーたちから受け取りました。
こんなご時世ではありますが、世界基準が向こうから来てくれるチャンスがあればぜひ観に行ってください。 

舞台を見た経験のない若い方ほど、一流に出会った瞬間に何かが変わるはずです。

キャスト表

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