サポート生の出演する、プロの舞台には、
やっと舞台鑑賞ができるようになったイギリス!
格別のバレエ公演を観てきました。
バーミンガム・ロイヤル・バレエ「シンデレラ」公演
新国立劇場の芸術監督も務められたディビット・ビントレー版です。
何が格別かって、この公演期間にはザ・ウェールズサポート生の
廣野有咲さん、上田咲月さんが出演されたんです
ワクワクしないわけはありません。
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イングリッシュ・ナショナル・バレエ・スクール3年生
廣野有咲さん
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エルムハースト・バレエ・スクール2年生
上田咲月さん
6月26日朝、ロンドンユーストン駅から、マチネ公演にいざ出発!
永遠に思えたロックダウンが少しづつ解除され、1年ぶりのシアター公演です。
そしてこの日は上田咲月さんの出演日♪
咲月さんが、2021年ローザンヌ国際バレエコンクールセミファイナルに進出されたことは
皆さんも記憶に新しいと思います。
ロンドン、ユーストン駅から特急電車で1時間半、
バーミンガムニューストリート駅に到着です。
トラムの走る丘を登っていくと、
美術館やコンサートホール、目指すBirmingham Repertory Theatreへと
芸術と文化エリアが開けます。
この日はお天気の良い土曜日 沢山の方が楽しそうに集いでいて
道中にはスクードゥービードゥーファミリー
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REPシアター前の噴水ではしゃぐ子供達、
バンドが奏でる音楽に踊る人々、しばしデルタ株の存在を忘れるほど穏やかなバーミンガム
おかげで?感染者増えています(´;ω;`)ウゥゥ
いよいよREPシアター入場、ここはコロナ対策がとられていて安心。
トラッキングや検温を済ませ無事入場、客席は50%、中央の席から着席の時差入場でした。
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パンフレットもコロナ対策で全てデジタル化。
コロナが終息してもデジタルになってしまうのでしょうか、、
合理的のような、寂しいような。
この日のシンデレラは栗原ゆうさん
アーティストからソリストに2級特進され
このマチネがデビューの日、素足のシンデレラがとても印象的。
王子さまはブランドン・ローレンスさん(Brandor Lawrence)
お二人のバ・ド・ドゥも、リフトされた姿もとっても素敵でした。
魔法の解けたシンデレラが消え去る姿を演じられた咲月さん
時計の秒針の音がティクトックと迫る中ードキドキドキ!
一瞬にして、舞台を駆け抜け、階段を登り切った後ろ姿がライティングで
可憐にも強く鮮明に浮き上がり落ちるようにして一瞬に消えた姿
巧妙な仕掛けは歌舞伎のからくりを思わせる、はっとする瞬間でした。
星の精のコールドバレエはなんといってもスピーディーで、
フォーメーションがクルクル変化し
咲月さんを見失ってしまいそう!
それでも尚、動きの繊細さや、シルエットの美しさで目を惹きました。
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星の衣装をまとった廣野有咲さん
この日はマチネ公演だったので、
劇場は家族連れのお客さんでいっぱい。
監督のカルロス・アコスタさんも、何人かの子供さんたちと
観劇にいらしていました。
夜の公演もある中、私に会いに出てきてくれた咲月さん
ツーショットが撮れました、なんてラッキー!
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BRB芸術監督、カルロス・アコスタさんと
ビントレー氏のシンデレラは、
太っちょと、痩せっぽちの義姉の軽妙なユーモアが散りばめられ、
会場の笑いを何度も誘い、子供たちも大喜び!
ライティング、舞台衣装など視覚的な美しさ、
そして伝統的な演出や、ロイヤル・バレエ・シンフォニアのマジカルな演奏、
徹底的に魅力的で、楽しい作品でした。
この素晴らしい作品に出演する機会を自ら手にされた
廣野有咲さん、上田咲月さん。
渡英したての姿を思うと、
本当に逞しく、強く、想像を超えて成長なさったと大感動。
まさしくシンデレラマジック!です。
(Part 2では、出演されたサポート生お二人からのメッセージもご紹介します。お楽しみに!)