新型コロナウィルスが依然、猛威を振るうイギリスは
11月5日から12月2日まで、
再びロックダウンとなりました。
日本のニュースでも
大きく取り上げられています。
生活に必須ではない商店が閉まり
仕事がリモートワークに戻る中、
学校は授業を続けます。
9月以降も多くの国でビザの発給や渡航制限のために
留学生の受け入れができない状況にある中、
イギリスのバレエ学校は、
当局に掛け合い、最善の策を尽くすことで、
予定通りダンストレーニングや
アカデミックの授業を再開しました。
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学校の入り口には消毒液、職員室もアクリル板で仕切られています
今回のロックダウンでは、
日本からの留学生たちも
春のような一時帰国はせずに、
トレーニングを続けています。
どの学校からも
「生徒の皆さんが、
この厳しい状況の中で、
様々な制約を受け入れ、
ルールを守ってくださることに
深く感謝しています」
というメッセージが
生徒やその保護者へ贈られています。
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スタジオではソーシャルディスタンスを保つよう、人数が制限されています
今回のロックダウン期間中は、
平日の外出は通学時のみ
週末は自分ともうひとりの二人だけであれば、
屋外で会うことが許可されます。
それでも、新入生からでさえ、
「平日はいつも学校との往復だけだし、
近くのスーパーで食料品は買えるし、
生活で困ることはないから大丈夫です!」
という心強い言葉が聞えてきました。
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学校からの帰り道
通学路にはテムズ川にかかる大きな橋も!
保護者の方からは、
「何かと制限・制約がある中での日常生活となりますが、
思い通りにならない中で暮らしや生き方を工夫することは、
若い世代には有意義な経験ともなりうると思います。
惑わすものが少なくなるこの機会が、
トレーニングや語学学習、
そして将来に向けたプランニングに集中できる(はずの)
いいチャンスだと考えたいです。」
という、
前向きなメッセージが届いています。
大人でさえモチベーションを保つことの難しい
この状況にあって、
ひたむきにトレーニングに向き合う留学生たちに
今日も背中を押されています。
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マスクは必須!
一緒にがんばろう!