ロンドンから特急電車で1時間半。
バーミンガムは近年ロンドンの通勤圏内になりましたね。
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車窓に広がる、イギリスの田園風景
とは言え、内陸で
ロンドンよりも気温は3度は低いだろうなと話しつつ
バーミンガムに近づくにつれて
段々雲行きが怪しくなる車窓を眺めて行きました。
そんなバーミンガムですが、
エルムハースト校の校舎は素晴らしく
毎年、公演をとても楽しみに伺います。
そして今年は、
3年生のエルムハースト・バレエの作品も初お目見えです!
公演タイトルは「AWAIKENINGS」(目覚め)
眠りの美しい写真が表紙のプログラムです。
(男性は9月からバーミンガム・ロイヤル・バレエ団に入団する
Ryan Felixくんです。)
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最終学年生の「エルムハースト・バレエ」は今年2月に創立されました。
バレエ、ジャズ、フラメンコ、キャラクターダンス、
そしてもちろんメインの
コンテンポラリーダンスとクラシックバレエ
ワクワクするラインナップです。
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日本人留学生の鬼門「ジャズ」
折角のイギリスだから、ミュージカルをたくさん観て、勉強してね!
いつも振付家を招へいして制作する
コンテンポラリーダンスでは、
ウェイン・マクレガー「エンティティより抜粋」
そしてマシュー・ボーンの「白鳥の湖」に出演中の
James Lovell(昨年の卒業生です)の作品「PHOSPHENES」
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それぞれの学年が良くリハーサルされたコンテンポラリーダンス作品
コンテでは9年生以上が
それぞれ1作品ずつを踊ります。
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それぞれの担任の先生方の振付で、バレエ作品が披露されます。ポール・ド・ブラは必須!
バレエにしても、コンテにしても、
エルムハースト・バレエの生徒=最終学年生は
2月の公演のために長い期間リハーサルをしていましたから、
完成度は高く、見応えがありました。
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ロウアースクールは必ず披露するスコティッシュ/アイリッシュテイストのキャラクターダンス
日替わりでキャストが変りますが、
ウェルズが拝見したのは11日。
残念ながらアッパースクールサポート生の
クラシックレパートリーは見れませんでしたが、
ガーディアンからは
「可憐で美しいライラック・アテンダントでしたよ!」
と嬉しい報告が届いていました。
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フラメンコの授業は数年かけて仕上げます。とにかく格好いい。
出演したフラメンコもジャズも
これまでやったことがなかったとは思えないほど
堂々とした踊りっぷりで、
充実した1年間だったことが伺えます。
ロウアースクール生のジュリさんも
怪我でバレエには出演できませんでしたが。
元気にジャズナンバーを見せてくれました。
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公演が終わってホッとした笑顔の3人。
1年間おつかれさまでした。
バレエはもちろん
それ以外の踊りがそれぞれの専門家からマスターできることも
バレエ学校留学の醍醐味ですね。
それらは即ち、バレエでも重要な、
プレゼンテーション力を育てることになります。
9月からはアッパースクール1年生に2名の日本人留学生の入学が決まっています。
それぞれの目標を目指して、
益々切磋琢磨してほしいと思います。
来年の日本講習会/入学オーディションは
1月18日~19日です。
申込受付までもう少し、
カレンダーに印をつけて待っていてくださいね。
(2019年7月11日@エルムハースト・バレエ・スクール)