バレエ団への入団オーディション(その1)
~やっぱり準備が大事~
バレエ学校を卒業したら、憧れのバレエ団に入団します!
なんて簡単に思っている方がいたら大間違いです。
このご時世、あのオックスフォード大学やケンブリッジ大学を卒業しても、全員が希望の職には就けない時代です。
バレエが多様化したり、ダンサーの身体能力が向上したり、ピラティスなど数多くのダンサーの身体を支える技術が考案されたり、理由は色々ありますが、ひと昔前に比べてダンサー寿命が延びたことは素晴らしいことです。
ですから、実は今まさに、新卒ダンサーにとっては就職難の時代。
よほどの余剰資金がない限り、辞めていくダンサーがいなければ、当然、採用はありません。
そのたったひとつあるかないかのポジションを求めて、世界中から既に舞台に立っている現役のプロダンサーたちがしのぎを削ってやって来るオーディションに、バレエ学校を卒業したかどうかの学生たちが挑むのですから、並大抵の心臓では太刀打ちできません。
はるばる海外のバレエ団のオーディションにやって来たのに、バーだけで帰された!
最初に「ビザのいる人は取りません」なんて宣言された!!
そんな理不尽なことが山積みの世界です。
さあ、それでは諦めますか?
否!
学校を卒業したばかりのダンサーは、若いから何度だってチャレンジ出来るんです!
セントラル・スクール・オブ・バレエの卒業生たちが貴重なオーディション活動のレポートを送ってくれました。
少しずつですが、ご紹介しますね。
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【準備編】
オーディションの準備を始めるにあたって、私はまずどんなダンスカンパニーがあるのか調べてみました。 Dance Europeというサイトで、国、地域別にカンパニーを調べることができます。 カンパニーのウェブサイトへのリンクも載っているので、とても便利です。 オーディションを申し込む時には大抵,履歴書、顔写真、全身のダンス写真、ビデオの提出が求められます。 それぞれの提出物は、そのカンパニーをよく調べた上で、カンパニーの求めるダンサー像に近づけるように工夫する必要があります。 カンパニーに与える第一印象はとても大切です。 カンパニーによってメールまたは郵便で申し込みをしますが、正式なメールの書き方、また郵便の場合はCover Letterを添えることが多いので、それの正式な、かつ効果的な書き方などを知っておくことが必要です。 バレエカンパニーの場合、センターは大抵、アダージオやフォンデュも含め全てポワントです。 また、クラス審査のあとに残った場合には突然ソロを踊ることを求められることがあります。 クラシックのソロひとつ、コンテンポラリーのソロひとつを、いつでも見せられる状態にしておくのも賢明だと思います。 実際にオーディションシーズンに入ると、今まで知らなかったカンパニーをたくさん見つけることになります。 オーディションを受ける上でとても大切なのが、自分をどう見せるかということです。受ける予定のカンパニーの、クラスやリハーサル風景などをYouTubeなどで事前に見ておくとイメージがわくと思います。
いかがですか?
オーディションは、ただいつもの自分を見せれば受かるものではありません。
どう見せるか、という準備が何より大切です。
10月に開催されるThe Wellsの「オーディション・インサイト」
こちらのシニアクラスはバレエ学校だけでなく、国内外のカンパニーのオーディションも視野に入れたコースです。
19才以上の方も、どうぞご参加ください。
ロイヤル・バレエ・スクールではもちろん就職活動もヘルプしますので、先生方はプロ中のプロです。バレエ団受験シーズンを前にカンパニー・オーディションで何が大切か、自分に何が足りないのか、直接ダイアン先生から聞いてみませんか?きっとあなたの将来に役立つはずです。
コースの詳細とお申込みはThe Wellsのホームページから。