[2016学校情報] ロイヤル・バレエ・スクール


1926年英国バレエの母、ニネット・ド・ヴァロワ(通称、マダム)により創設されたバレエ学校の意志を脈々と継いでいるのが、ロイヤル・バレエ団そしてバーミンガム・ロイヤル・バレエ団の付属校、ロイヤル・バレエ・スクールである。

そして前芸術監督ゲイリーン・ストック女史、そして前ロウアースクール主任ダイアン・ヴァン・スクーア女史の双肩のもと、約15年間で卒業後の就職率を48%から100%に飛躍的に引き上げ、世界中のバレエ学生の憧れの学校となった。ロウアースクールの5年間+アッパースクールの3年間をかけて、総合的にダンサーを教育するための英国最高の設備と指導者を誇る。

早くから低年齢でのピラティスを取り入れ、成長期のダンサーの身体のケアにも力を注いでいる。ローザンヌ国際コンクールのパートナー校であり、前ゲイリーン芸術監督は2011年大会の審査委員長も務めた。両スクールではロイヤル・バレエ団のレパートリーであるアシュトン、またアッパースクールではマクミランなど英国バレエの基礎となる作品のテクニックそして表現方法を学ぶ事が出来る他、コンテンポラリーや振付の教育にも力を入れている。

アッパースクールに隣接するオペラハウスや、バーミンガム・ロイヤル・バレエ団でのカンパニー公演への出演機会も多く、世界トッププロのダンサーと舞台を共有し、ソロでは現役ダンサーから直接指導が受けられる事は、本校の大きな魅力となっている。

学校ホームページ:http://www.royal-ballet-school.org.uk/

ロウアースクール (ホワイト・ロッジ)

所在地:ロンドン、リッチモンドパーク
入学年齢:11才~16才
寮:完備
費用(年間/寮費込):£32,904 (2016/2017)
その他、英語授業、音楽(楽器)授業、学校保険など諸経費。
卒業時取得資格:イギリスの中学卒業試験を受ける(GCSE)
在校生:130名(5学年)

アッパースクール

所在地:ロンドン、コヴェントガーデン
入学年齢16才~19才
寮:完備
費用(年間/寮費込):£28,749 (2016/2017)
その他、英語授業、学校保険など諸経費。
卒業時取得資格:-
在校生:86名(3学年)

*両スクールとも、オーディションは毎年1月から2月に予選が実施されるが、受験者が多いためか願書の締め切りは前年11月頃が多いので、入学希望前年の夏頃から頻繁にホームページをチェックする等、注意が必要。また、海外からのDVD審査は、年明けが〆切になることが多い。

インターナショナルサマースクール

毎年夏休みを利用してサマースクールが開催される。講師はロイヤル・バレエ・スクールやバレエ団以外からも招聘され、充実したコースが用意されている。

*審査は指定されたポーズの写真選考のみ。ホームページからダウンロードした申請書に必要事項を記入し、写真を添付して、締め切りまでに郵送する。例年は10~11月頃にアップされるが、変更する事もあるので、頻繁にホームページをチェックする必要がある。写真はプロに撮ってもらう必要はないが、コツとしては、しっかりとターンアウトした脚を見せること。

サマースクール2017

申し込み期限(全コース共通):2017年1月20日
※2017年8月31日時点での年齢で申し込みをしてください。
申し込み費用:£25
その他の必要書類:ポーズ写真 (10MBまで)ご両親またはガーディアンの署名用紙が必須です。


ロウアースクール (ホワイト・ロッジ)

所在地:ロンドン、リッチモンドパーク

年齢:10才〜11才  
期間(1週間):7月10日〜7月15日(男女) / 7月24日〜7月29日(女子のみ)
*どちらかの期間を選んで申請。

年齢:12才〜13才
期間(1週間):7月17日〜7月22日(男女) / 7月31日〜8月5日(女子のみ)
*どちらかの期間を選んで申請。
費用:寮なし£505 /寮費込み£730

年齢:14才〜15才
期間(2週間):7月10日〜7月22日 / 7月24日〜8月5日
*どちらかの期間を選んで申請。
費用:寮費込み£1,520

アッパースクール

所在地:ロンドン、コヴェントガーデン

年齢:16才〜20才

期間(2週間):7月10日〜7月22日
内容:技術、多様性をトレーニングするコース
対象:バレエ学校在校生やバレエ学校への入学を考えている方むけのコースです。
     
期間(2週間):7月24日〜8月5日
内容:芸術性、パフォーマンスの向上を目指す、プロ養成コース
対象:プロダンサーもしくは最近のバレエ学校卒業生、バレエ学校在校生、舞台芸術パフォーマンスまたはその制作に関する理解を深めたいと考えている方むけのコースです。
*どちらかのコースを選んで申請。

費用:授業料のみ:£800
寮費(朝食付き):£730

卒業生の主な進路:
ロイヤル・バレエ
バーミンガム・ロイヤル・バレエ
ノーザン・バレエ・シアター
スコットランド・バレエ
イングリッシュ・ナショナル・バレエ
パリ・オペラ座バレエ
アメリカン・バレエ・シアター
ミハイロフ・バレエ
ポルトガル国立バレエ
ロイヤル・スウェーデン・バレエ
タルサ・バレエ2
香港バレエ
アメリカン・バレエ・シアター・スタジオ・カンパニー
ボストン・バレエ2

スタッフコメント

世界中から毎年1000人以上の応募があるロイヤル・バレエ・スクール、アッパースクールへの入学はまさに狭き門。かつて吉田都さんや熊川哲也さんが学んだ伝統ある学校ではあるが、憧れだけでは辿り着けない厳しい道だ。そうしてやっと入学出来ても、毎年進級テストがあり、学校からロイヤル・バレエ団へ入団できるのは僅かに3~4名。過去には1名しか正規採用しなかった年さえある。

特に注意が必要なのが、ロウアースクール。アッパースクール同様、毎年進級テストがあるばかりでなく、特にアッパースクールへの進級時には、かなりの数が振り落とされてしまう。別の学校だと考えた方が良いかも知れない。それでもやはり、英国でクラシックバレエを学ぶなら、一度は挑戦してみたい素晴らしい学校である。

入学方法はオーディションの他、学校のサマースクールに参加するという方法、芸術監督が審査員や講師を務めるバレエコンクールやワークショップに参加するという方法もある。日本ではYAGPやジャパングランプリなどがある。学費もかなり高額だが、学校には様々な学費補助システムがあるので、外国人でも申請してみると良い。

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