学校の歴史と概要
1982年に元ロイヤルバレエ団プリンシパルの故クリストファー・ゲーブルと、アン・スタナードにより設立されたバレエ学校である。その志は高く、バレエの技術的向上と共に高い芸術性を持つダンサーを育て上げる事を目標としている。ゲーブル氏の遺志は脈々と受け継がれ、現在、3学年約100名の生徒が日々切磋琢磨している。
卒業後はケント大学の学士号(プロフェッショナルダンス&パフォーマンス)を取得出来る学士コース(BA Hons.)、並びに振付を学ぶ修士コース(MA)を提供している。
第3学年はツアーカンパニーである「バレエ・セントラル」に所属する。卒業年の3月よりロンドンを含め、イギリス各地にて公演活動を行うが、これはプロのダンサーとなる準備の最終段階として大変重要視されており、各カンパニーもセントラル卒業生の入団当初からのプロ意識の高さを非常に高く評価している。著名な振付家を外部から招聘し、学生に直接振り付ける等、実際にプロとなってから必要とされる振付家とのコミュニケーション能力(振付家の意図を体現する能力)が養われる。
ケント大学士取得のための卒論としては、ひとつのソロ作品を深く探求し、論文、インタビュー、そして実技にて審査されるが、その指導にはロイヤル・バレエ団のプリンシパルやコーチングスタッフ等からの個人指導を受けることができる。各ソロ作品は卒業公演にて披露されるが、これはイギリスのバレエ学校公演にて唯一の機会である。
2021年からは新たにエグゼクティブ・ディレクターとしてマーク・オスターフィールド氏、芸術監督としてケイト・コイン氏が着任した。
ふたりの類い稀なリーダーを新校舎に迎え、今後より一層の発展が期待される学校である。
- ローザンヌ国際バレエコンクール、パートナー校
学校ホームページ: http://www.centralschoolofballet.co.uk/index.php
バレエ・セントラルホームページ: http://www.balletcentral.co.uk/
セントラル・スクール・オブ・バレエは新校舎が素晴らしい。
スペースは現在の3倍に拡大。7つの大小スタジオ、トレーニングルームやライブラリー、200席のスタジオシアターを完備した、世界でもトップクラスのバレエ学校施設へと生まれ変わりました。
場所はテムズ川の南岸サウスバンクにある「パリス・ガーデン」。ロンドン市がカルチャー地区として急ピッチで開発を進めている地区です(近くにはナショナルシアター、ロイヤル・フェスティバル・ホール、ランベール・カンパニーが立ち並びます)。
”Become the best possible dancer you can and you want to be. ”
「ダンサーとして可能な限り才能を伸ばす」
セントラル校の新時代が幕を開けます。
セントラル・スクール・オブ・バレエのここがおすすめ!
3年間のクラシックバレエを中心とする専門教育を受けた後には 英国ケント大学の卒業資格を授与されます。また、世界中のカンパニーでダンサーとして活躍することはもちろん、英語を活かした職業に就くことも可能です。
- クラシックバレエにおいてケント大学の学士号取得可能
- 世界で34校(英国内3校)に限られるローザンヌ国際コンクールのパートナー校
- 独自のツアーカンパニー「バレエ・セントラル」での公演活動
留学生たちの声&動画
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【ダンサーレポート】前田龍生さん2020CSB卒業 振付作品@牧阿佐美バレヱ団 クリエーションプロジェクト
2020年セントラル・スクール・オブ・バレエ卒業、卒業後牧阿佐美バレヱ団にてご活躍中の前田龍生(Ryu Maeda)さん。 牧阿佐美バレヱ団のダンサーによる演出…
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【ダンサーレポート】ノーザン・バレエ団団員契約 セントラル卒業生 雨宮一生さん
2022年にセントラル・スクール・オブ・バレエを卒業した、雨宮一生さんセントラル校は卒業時に学士号(BA)が取得できるので、卒業後は「Graduate Visa…
2023学校案内ビデオ(日本語字幕付)
2021年学校説明動画 無料公開中
現地の先生方をゲストにお招きしたThe Wellsオンラインプログラム内容を動画でご覧いただけます。
▽記事でダイジェストを読む
セントラル・スクール・オブ・バレエ 留学生・卒業生の声
卒業生(9:00)
1年生(1:12 & 1:09)
2年生(1:36 & 2:14)
3年生(2:38)
学校情報
- 所在地(国・都市)
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イギリス・ロンドン(サウスバンク)
- 入学年齢
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16才以上(ケント大学)
- 生徒数
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3学年100名・1年生約40名
- コース期間(標準)
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3年間
- 授業内容・科目
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クラシック・バレエ、コンテンポラリー・ダンス、ジャズ、スパニッシュ・ダンス、キャラクター、ミュージカル・シアター、ボディ・コンディショニング、舞踊学、解剖学、振付、音楽他
- 舞台経験
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バレエ・セントラル(全3年生) 学校公演(全学年)バーミンガム・ロイヤル・バレエ団公演(3年生選抜)イングリッシュ・ナショナル・バレエ団公演(3年生選抜) マシュー・ボーンのニュー・アドベンチャーズ:アソシエイト(3年生選抜)
- 卒業生の進路
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バーミンガム・ロイヤル・バレエ/スコットランド・バレエ/ノーザン・バレエ・シアター/ランベール/ジョフリー・バレエ/「オペラ座の怪人」他ミュージカル各種、など (2020年:ノーザン・バレエ、スコティッシュ・バレエ、マシュー・ボーンのニュー・アドベンチャーズ、ミルウォーキー・バレエ2、「オペラ座の怪人」、ニュー・イングリッシュ・バレエ・シアター、ジョフリー・バレエ・スタジオカンパニー、キブツ・ダンス・カンパニー(イスラエル)、マンハイム・バレエ、モンゴメリー・バレエほか 2019年:・バーミンガム・ロイヤル・バレエ団/スコティッシュ・バレエ/バレエ・ブラック/マシューボーンニューアドヴェンチャーズ/マイケル・クラーク・カンパニー /ランベール・ダンス・カンパニー/ノーザン・バレエ/ミルウォーキー・バレエ/マーサ・グラハム・ダンス・カンパニー/ミネソタ・バレエ) 2020年:ノーザン・バレエ/キブツ・コンテンポラリー・ダンス・カンパニー/B&M2ジュニアカンパニー(仏)/バレエ・バルセロナ/アカデミー・ドゥ・タンツ/ガンガライ・ダンス・カンパニー 等 日本では 谷桃子バレエ団、K Ballet Company、劇団四季、牧阿佐美バレエ団、東京シティバレエ団 、ノイズム
- 卒業後の資格
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大学士 BA(Hons) ケント大学
- 授業料
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年間£22,697(2023/2024)
その他にかかる経費の一例
受取手数料:£100
保証金:£3,000(留学生の場合)
民間医療保険:約£1490
リソース料金: £125.00
制服:約£400~600
ビザ申請費など - その他費用
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EFL(英語授業)・学校保険・保証金・ユニフォーム・ シューズ代など
- 学生寮・滞在先
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学校付属の寮はありません・留学生用宿泊施設(現地大学生用のアパート等)を個人で契約します。
- 学生ビザ
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Student Visaの取得が必須
ビザ申請の要件である英語資格として CEFR: B1 (IELTS for UKVI – Academic: 各科目4.0以上)取得が必須 。
第3学年へ進級する際には、CEFR: B2 (IELTS for UKVI – Academic: 各科目5.5以上)の取得が必須
2021年より更に厳しい世界状況にあって、卒業生の就職率86%を維持しています。
また日本人を含む留学生は、卒業後2年間のイギリスにおける就労・就職活動ビザが取得できます。
イギリス:
スコティッシュ・バレエ(2名)
ノーザン・バレエ(グラジュエート・プログラム)
マシュー・ボーンのニューアドベンチャーズ
Ballet Cymru Pre-professional Course (4名)
フランス:
Elephant in the Black Box (EBB)
Compagnie Choreographique Francois Mauduit
アメリカ:
ジョフリー・バレエ・スタジオカンパニー
Penascola Ballet
タルサ・バレエII
ドイツ:
Serbischer National Ensemble
スペイン:
バレエ・バルセロナ(2名)
短期留学情報
インターナショナルサマーコース(11歳~16歳)
日程:
<2週間コース>11~16歳:2024年7月22日~8月3日
<1週間コース>14~16歳:2024年7月22日~7月27日
<1週間コース>11~13歳:2024年7月29日~8月3日
対象年齢:
11~16 歳の男女
※11~13歳は RAD Intermediate Foundation または同等以上
14~16歳は RAD Intermediate または同等以上の資格が必要です。
参加費:
1週間コース £485
2週間コース £745
追加英語クラス £170 (2週間コース参加者のみ)
受験方法:
日本講習会・オーディション参加で審査対象
または、学校に直接出願
The Wellsでは、出願サポートを行っています。詳しくはお問合せください。
申込締切 :
2024年6月28日(金)午後5時(現地時間) → 〆切が延長になりました
サマースクール
The Wellsでは、セントラル・スクール・オブ・バレエのサマースクール期間中にスタッフ同行、現地スタッフ同宿の参加ツアーを設定しています。観劇や観光も織り交ぜて楽しみながら本場英国バレエに触れる人気の企画です。セントラルへの本校留学目指す方はもちろん、初めての海外経験という方にもぴったりです。参加希望の方はお問合せください。
2023年サマースクールの様子(ブログ前編)
2023年サマースクールの様子(ブログ後編)
The Wellsサマースクールツアー 参加者アンケートより
サマースクール参加を決めた理由は?
- 英国のロイヤル・スタイルのバレエが大好きなので
- クラシック以外にも幅広く学べると思ったしワークショップの時に先生の指導がとても好きだったのでサマーに行ったら成長できると思ったから
- 世界のバレエが好きな人達とレッスンしてみたかったから。海外に自分は合うかどうか確かめるため。
参加したあとの感想は?
- 2週間とても楽しく過ごせ、有意義な時間でした。色々なジャンルのクラスを受けることができ、新鮮でした。
- Wellsチームと一緒に2週間を過ごせてとても良かったです。レッスンでは、日本人だけでなく外国人の子とも仲良くなれて、普段は出来ない経験でした。土日の観光ではイギリスの名所へ行ったり、お買い物をしたりして、とても楽しかったです。2週間毎日が刺激的で良い経験になりました。
- Jazz やcharacterは、やった事が無かったけど、周りの子と教えあったりして何とかできた。外国の子は、コンテやジャズが上手でコリオでは、動きのアイデアが豊富ですごいと思った。クラスを受けて学ぶこともたくさんあったけれど、環境や周りの子からも学ぶことがたくさんありました。ロンドンの街はお花があったり、老夫婦がおしゃれをしてオープンカーに乗っていたりして、こんな美しい環境で暮らしていたら、踊りもエレガントで、feelingも感じられるのかなと思いました。 あとは、一緒に行った子と仲良くなれて本当に良かった!みんな優しくて、面白くて、毎日踊れることの喜びとlovely な仲間達と2週間過ごせて、幸せでした。また、ロンドンに戻りたいと思いました。
- 初めての海外のサマースクールだったけど、楽しんで色々なことを学べて良かったです。今回のサマースクールで、色々な国の友達が出来て、自分の世界が広がったので、もっとたくさんのことを経験したくなりました。2週間本当にお世話になりました。ありがとうございました!
- 毎日が大好きなバレエのレッスンそしてツアーで一緒のお姉さん方が皆さん優しくて、とても充実した2週間を過ごす事ができました。 お互い英語が話せないイタリア人の皆とも、なんとかジェスチャーで会話が出来て、とても仲良くなれたのが嬉しかったです。 サマースクールで学んだ事を糧にこれからもバレエを真摯に受け止めレッスンに励んでいきたいと思います!
- バレエではテクニックも大切だけれど、それよりfeelingやpassionの方が大切で、それがダンサーの個性を作る」ということが胸に響きました。一生忘れられない経験でした。もっと上手になって英語力もつけて、自分の力でいけるくらい強くなります